デフレと円高と通貨発行

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三橋貴明の新刊、続々登場！
　

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2011年8月２２日　藤井聡、中野剛志、三橋貴明の三名が京都に集まり、トークセッションを開催致します。
【2011年8月22日　ふたば書房・主催飛鳥新社・共催　トークショー「未来を変える　希望の政治へ」】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_34.html#Aug22

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ＮＥＷ！チャンネルＡＪＥＲ更新しました「日本復興と成長に向けてその９」

チャンネルAJER2011.7.26(1)三橋貴明

http://www.youtube.com/watch?v=aNs6xF2Nltc

チャンネルAJER2011.7.26(2)三橋貴明

http://www.youtube.com/watch?v=RPKl9yurOEI

今回は国民経済のお金の流れの話です。

　ＰＨＰ研究所から発売になりました室谷先生との対談本「韓国人がタブーにする韓国経済の真実」http://www.amazon.co.jp/dp/4569796613/ 　の再増刷が決まりました！

　ＰＨＰの担当さんから「楽天ブックスの広告の件、弊社ではコントロールしておらず、某写真集と並んだのは偶然と思われます（笑）」という、まことに心温まるメッセージを頂戴いたしました。]

◆７月３０日（土）、東京都新宿区で「頑張れ日本！全国行動委員会」主催のシンポジウムがあります。「頑張れ日本！全国行動委員会」文化会議大シンポジウム－震災後の思想戦－
　日時：平成23年7月30日（土）　 15時00分～20時15分（14時00開場）
　場所：新宿住友ホール　http://www.bellesalle.co.jp/sankaku/event/access.html
　登壇者 [50音順・敬称略]：井尻千男（拓殖大学名誉教授・頑張れ日本！全国行動委員会　文化議長）／　北村良和（愛知教育大学名誉教授）／　関岡英之（ノンフィクション作家）／　田中英道（東北大学名誉教授）／　水島総（頑張れ日本！全国行動委員会　幹事長）／　三橋貴明（作家・経済評論家）／　宮崎正弘（作家・評論家）
　入場料：1,500円

◆国家ビジョン研究会主催　東北にエールを送る超党派集会　『東北の農業・林業・水産業復興支援集会』
　日時：平成23年8月6日（土）13：00－17：00
　場所：仙台市民会館　小ホール　仙台市青葉区桜ヶ岡公園４－１
　参加費：無料
http://kokka-vision.jp/symposium/20110806.html

　何と、仙台が会場であるにも関わらず、復興担当大臣の平野氏が来るそうです。ご近隣の皆様、是非、足をお運びください。

『円が上昇、欧米債務懸念で買い圧力－対ドルで４カ月ぶり高値圏
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=acVHhuCE..iI
　東京外国為替市場では円が上昇。米国や欧州の債務懸念を背景に円を買う動きが優勢となり、対ドルでは約４カ月ぶり高値圏で円がじり高の展開となった。
　ドル・円相場は朝方に１ドル＝78円台に乗せる場面も見られたが、滞空時間は短く、正午にかけては一時77円73銭まで円高が進行。ユーロ・円相場は１ユーロ＝112円ちょうど前後から一時、１週間ぶりの水準となる111円50銭までユーロ安・円高が進んだ。（後略）』

　先日、日銀の方にお会いした際に、
「デフレで円高、すなわち日本円の価値が上昇しているわけですから、要するに日本円の量が不足しているという話ですよね」
　と申し上げたところ、
「いや、そうじゃないんです」
　と言っていました。とはいえ、「そうじゃなくて、何なのか」については、お話頂けなかったわけでございます。まあ、欧米の金融システムに問題が発生しているという話でしょうが、それにしても日本銀行が日本円のマネタリーベースを増やせば、特にそれを政府が直接ＧＤＰに突っ込む形で使えば（所得移転系ではなく）、マネーストックが増えてデフレと円高が緩和されるのは間違いないと思うのですが・・・。
　他に「何か」あるのでしょうか。皆さん、是非、ご推測ください。

【図　主要国のＣＰＩ上昇率の推移（対前年比）】

出典：外務省

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_34.html#CPI

【図　主要国の為替レートの推移（対ドル）】

出典：Stooq.com

　木下先生が仰っていましたが、経常収支の黒字や円高は「国内の需要を増やせという、合図」なのです。単に、政府が需要を創出し、デフレギャップを解消し、日本銀行が通貨発行量を増やせば、それで国内の需要は増やせます。さらに、円高も抑制され、名目ＧＤＰが成長することで税収が増え、景気対策も不要になり、財政健全化も達成されます。

　財政健全化が達成されると、財務省は困る（増税が難しくなるため）ので、頑なに国債発行や財政出動に反対しているのでしょうが、日銀の方は相変わらずよく分かりません。単純に、
「自分たちで通貨発行を決断せざるを得なかった」
　という状況になり、責任を引き受けさせられるのが嫌なのかも知れません。

　というわけで、結局は政治家が自ら「自分が責任を取る！」と宣言し、財務省や日銀を動かすしかないんだなあ、というのが、日銀の方とお話した感想でした。

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