強靭性と効率性

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 会計作業のために、久しぶりに徹夜をしてしまいました。さすがにフラフラですが、本日はJ-Wave出演で、しかも収録の後、支援者の方と会合ですので、気合を入れて頑張ります。
 
 藤井聡先生が、朝日ニュースターにご出演され、「日本復興計画」を提言されています。


http://www.youtube.com/watch?v=DVyjhxcsOCc&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=Ij5XA_dJA9Y&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=Ij5XA_dJA9Y


 国家とは、五重塔になっている。
 一階は文化や思想、文化、伝統、風俗、民度など、二階は社会システムや制度、三階はインフラストラクチャー、四階は建造物、そして五階は人々の営み。分かりやすいです。


 震災は、五重塔の五階から三階までを一気に破壊します。今回に至っては、二階の社会システムの一部までもが壊されたわけです。とはいえ、戦後同様に一階を基本に一つ一つ積み立てていくことで、日本は早期に復興するリソースを持っています。
 抜本的な改革やら、構造的な改革やらは、今は不要です。普通のことを積み重ねていけば、日本は普通に復興します。


 80年台までの日本は、確かに藤井先生の仰るように強靭な構造を持っていました。ところが、強靭性とは平時においては、やや非効率になってしまいます。結果、日本はバブル崩壊以降、効率性を追い求め、強靭さを失っていきました。効率性が高い経済は、平時にはいいのですが、非常時には対応できない、と。なるほど、勉強になります。
 
 さて、ポルトガルのソクラテス首相が欧州委員会に支援要請して以来、国家について色々と考えています。
 ユーロ諸国は、先日の財務相会議において、
ポルトガルの全政党が調整プログラムに速やかに合意し、6月の総選挙後に樹立する新政権がそれを実行することを求める」
 と、もはや内政干渉も何もあったものではない声明を出しました。


 要するに、
「支援をして欲しければ、全政党が『構造調整計画』を受け入れろ。総選挙の後になっても約束を違えないことを約束しろ」
 と言っているわけです。97年に韓国がIMF管理下に入る際に、大統領選の候補各人に構造調整計画を遂行することを約束させたのと似ています。(というか、同じですか)


 現在のポルトガルは、ソクラテス首相が選挙管理内閣を率いており、責任のある行動が取れなくなっています。選挙管理内閣の首相に、構造調整計画受入を押し付けても意味がないため、欧州の財務相たちは「全政党が合意しろ」と言っているわけですね。
 何といいますか、ギリシャもアイルランドも相当に「特徴的」だったわけですが、ポルトガルはさらに「特徴的」です。
「共通通貨ユーロの加盟国」
「議会が緊縮財政を拒否」
「総選挙までの選挙管理内閣」
「しかし、国債の償還時期が刻一刻と近づいてくる
 これほど奇妙な状態に陥った国は、過去に例がないのではないかと思います。
 
 対外負債の返済問題や「投資」により、国民の主権が侵害される。これがいわゆる「ぐろーばりずむ」ってやつなのでしょうか。よく分かりませんが。


 なんて事を考えていたら、この方々は相変わらず元気一杯で、思わずニヤリとしてしまいました。


『アイスランド国民投票、破たん銀行の英蘭預金者への払い戻しを拒否
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-20535020110411
 破たんしたアイスランドの銀行に預金していた英国やオランダの預金者に対する払い戻しの是非をめぐって行われたアイスランドの国民投票で、払い戻しが否決された。これにより、この問題は欧州の司法機関に委ねられる可能性が高くなった。
 アイスランドでは2008年終盤に破たんしたランズバンク傘下のオンライン銀行アイスセーブの預金者保護をめぐり、英国とオランダが自国の預金者に損失を保証し、アイスランド政府に返済を求めていた。
 今回の国民投票はその是非をめぐって行われたもので、反対票が60%近くに達した。(後略)』


  アイスランドのアイスセーブ銀行の問題については、本ブログでも何度も取り上げました。お忘れになられている方が多いと思いますので、復習です。


 08年10月に、アイスランド第二位の銀行であるランズバンキ銀行が破綻し、国有化されました。同行のオンライン部門であるアイスセーブ銀行は、イギリスやオランダの一般預金者から多額の預金を集めていました。
 サブプライム危機やリーマンショックの影響で、アイスランド・クローネは大暴落しました。結果、アイスランドの銀行は、対外負債の返済ができなくなってしまいます。


 イギリス及びオランダの両政府は、仕方なく自国の預金者への補償を「アイスランド政府へのローン」という形で行ったわけでございます。もちろん、アイスランド政府は英蘭両政府が立て替えたローンを返済する意向を示していました。(あくまで、政府のみですが)


 ところが、アイスランドの国民は、自国の「「銀行が作った」対外負債の返済負担を強いられることを、明確に拒否したわけでございます。アイスランドの英蘭への返済が、国民投票で否決されるのは、これで二回目になります。


 さすがは、ヘンリー・キッシンジャーが「史上類を見ない、傲慢な小国だ」と評しただけのことはある、ギリシャと並ぶ欧州のDQN国家です。


 とはいえ、そもそも自らのリスクで外国に預金した英蘭の一般預金者たちを、政府が救済すること自体が、おかしな話に思えるわけでございます。日本人が外国に預金し、その国が破綻した場合は、「預金者の責任」で話が終わるのではないでしょうか。


 本当に「グローバリズム」とは不思議なシステムです。


 とりあえず、日本はあまりグロ何とかは気にせず、「復興と強靭な経済を目指した成長を」という路線で進んでいくべきだと思うわけでございます。



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