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桜ゼミナール 3月 講師:東谷 暁氏 『ちょっと待てTPP』~日本人の心と生き方を考える~
日 時:平成23年3月6日(日)午後2時~
講 師:東谷 暁 氏 (ジャーナリスト)
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TPP関連新著(東谷、中野、三橋の共著。飛鳥新社。タイトル未定)出版記念【マスコミが報じないTPP問題をとことん検証する】
~ 東谷暁先生と中野剛志先生と三橋貴明の3名によるトークセッション ~ 開催決定!
詳しくは、こちらを。http://mitsuhashi-takaaki.jp/wordpress/?p=5107
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三橋貴明の新刊、続々登場!
日経ビジネスオンライン第四回
「
何度でも言う、TPPは「インフレ対策」です 自由貿易が「何を目的にしているか」もう1度振り返る」
掲載中!
昨日は久しぶりにUU(ユニークユーザ数)が五万近くにまで達しました。応援、ありがとうございます!(なぜ増えたのか、今ひとつ分からないのですが)
本日は青春出版社「サムスン栄えて不幸になる韓国経済
」発売日でございます!
実は、前作「デフレ時代の富国論
」と本作「サムスン栄えて不幸になる韓国経済」、それに今書いている「グランドビジョン(仮)」は、自分的には「日本のグランドビジョンを考える三部作」のつもりでございます。「富国論」で国の富を増やすにはどうすればいいかを考え、「サム韓」でグローバリズムについて考え、「グランドビジョン」で田中角栄以降の「歴史」を振り返るわけですね。多面的に「日本」を捉えることで、より確かな解決策を産み出す下地になれるのではないかと考えたわけでございます。
新自由主義、トリクルダウン理論、グローバリズム・・・。この辺りの「罠」に絡め取られてしまった韓国が、一体どのようなスタイルの経済になってしまったのか。「サムスン栄えて不幸になる韓国経済
」は本日発売です!
【2/3【討論!】TPP問題と日本の行方[桜H23/2/26] 】
http://www.youtube.com/watch?v=8P23rTqvGgk&feature=youtube_gdata
先日、チャンネル桜の討論で、中野剛志氏が「インフレ期」と「デフレ期」の政策の違いについて表で説明されていました。
◆インフレ期 原因:需要>供給
○対策の方向 需要抑制・供給拡大
○具体的な政策
・財政健全化:政府支出カット、増税、行政改革、民営化、「小さな政府」へ
・金融引き締め
・生産性の向上:規制緩和、競争促進、非効率部門の淘汰、労働市場の自由化
・イノベーション重視
・貿易自由化
○事例:サッチャリズム、レーガノミクス、(構造改革は本来はインフレ対策)
◆デフレ期 原因:需要<供給
○対策の方向 需要刺激・供給抑制
○具体的な政策
・積極財政:公共投資、投資減税(ただし法人税減税は無意味)、公的雇用の拡大、「大きな政府」へ
・金融緩和
・雇用の確保:企業の合併・統合、ワークライフバランス、社会的規制の強化、労働者保護
・社会の安定重視
・貿易管理(保護主義も可)
○事例:高橋財政、ニューディール政策、小渕政権・麻生政権の財政出動
上記の通り、財政健全化はもちろんのこと、「構造改革」もインフレ対策です。日本で構造改革路線が始まったのは、鈴木善幸時代の土光臨調からですが、その後の中曽根時代の構造改革(国鉄民営化など)は、その後の日本国民にいい影響を与えました。と言うよりも、当時はデフレでも何でもなかったので、構造改革や「小さな政府」は正しい施策だったわけです。
ところが、プラザ合意後の円高不況、アメリカからの内需拡大要求により、別にデフレでも何でもないのに「デフレ対策」を立て続けに打ち出しまして(中曽根政権から竹下政権)、日本は見事なまでにバブルになりました。この辺りのお話は、「グランドビジョン(仮)」をお待ち下さい。
それはともかく、日本の場合はバブル崩壊後のデフレ環境下においても、「財政健全化」「構造改革」という二つのインフレ対策に取り付かれており、それが橋本政権以降のデフレ深刻化の直接的な原因になります。
サム韓と同じく、本日発売の「正論 2011年 04月号」に、宮崎正弘氏と田村秀男氏の対談「日本経済再生の『最後のチャンス』を逃すな」が掲載されているのですが、これが大変面白かったのです。
対談の中で、田村氏が、
「日本は円高の今のうちに、円を刷って国土の再建などの公共投資に使え。円高の今こそがマネー供給を増やすことができる絶好のチャンスだ」
という主旨のことを仰っていました。要は、わたくしが本ブログで繰り返している、「金融政策と財政政策のパッケージを円高のうちに大々的に実施し、デフレ脱却を目指せ」と仰っているわけです。
その田村氏の発言の中に、以下がありました(P125)。
『結論を言えば、(円を)刷るべきだと思います。日銀の動きがあまりにも遅い。本来はリーマン・ショックが起きて、FRBがドルを大量発行する決定をしたときに日本も円の大量発行に踏み切るべきでした。しかし、当時、麻生内閣の経済財政担当相だった与謝野馨・経済財政担当相が「ノー」だった。日銀も「日本にはインフレ懸念があります」などと言って何もしなかった。』
ちょっと古い記事ですが、
『名目成長率上げればいいという悪魔的インフレ政策は国民に迷惑=与謝野官房長官
http://jp.reuters.com/article/economicNews/idJPnTK001385920070903
与謝野馨官房長官は3日、ロイターなどとのインタビューに応じ、経済財政政策について、名目成長率を上げればいいという悪魔的インフレ政策は国民に迷惑だ、との認識を示した。また、現在1.5─2%の間で推移している長期金利が長い期間続くのかという問題について議論し、考える必要があると述べた。』
名目GDP成長を「悪魔的なインフレ政策」などと呼ぶ非常識な政治家が存在していることこそが、国民にとっての迷惑です。
上記は07年の記事ですが、この方は05年から「インフレ政策は悪魔的」と、恐ろしく無知で無責任、かつ国民の迷惑を顧みない発言を繰り返しています。そして、09年のリーマンショックの際には、自らのポリシーを貫き、国民にとんでもない迷惑をかけているというわけですね。
この人は財務省の確信犯なのでしょうが、いい加減に「財政健全化」「構造改革」という二つのインフレ対策から脱却しないと、日本は本当に取り返しのつかない状況(生産資産の喪失)に至りかねません。
インフレ対策は、インフレのときにやりましょうよ、ね、政治家さん。
「正論 2011年 04月号」といえば、「これが日本再生の救国内閣だ!」という、論客と言われる人が「自分が推す内閣」を公表する企画があります。
わたくしも参加しておりまして、「首相:安倍晋三、外相:石破茂、財務相:麻生太郎、防衛相:平沼赳夫、文科相:小池百合子、国交相:脇まさし、農水相:浅川芳裕、経産相:西田昌司、法相:稲田朋美、官房長官:藤井孝男」と、経済成長追求路線の内閣を提案させて頂きました。
さらに他の方々の推薦内閣を見ていたら、中野剛志氏を財務相に推している方がいらっしゃり、
「おお~っ!」
と、何となく感動したのですが、さらにページをめくると、何とわたくしめを「財務相」に推して下さっている方がいらっしゃるではないですか!
さて、誰でしょう。
「インフレ対策はインフレ期にやれ!」にご同意下さる方は、
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管理人:ポルパパさん
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積極財政による日本経済復活を目指して活動をしているボランティアグループです。
Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」
連載中
「三橋貴明の<ウラ読み>経済レポート」
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