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桜ゼミナール 2月 講師:中野 剛志氏 『TPP亡国論』

日 時:平成23年2月27日(日)午後2時~
講 師:中野 剛志 氏 (経済産業省、京都大学助教)

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桜ゼミナール 3月 講師:東谷 暁氏 『ちょっと待てTPP』~日本人の心と生き方を考える~

日 時:平成23年3月6日(日)午後2時~
講 師:東谷 暁 氏 (ジャーナリスト)

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三橋貴明の新刊、続々登場! (サムスン栄えて不幸になる韓国経済は予約中)

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『三橋貴明のTPP亡国論 -暴走する「尊農開国」』
 第二回 
『報じられない米国の「輸出倍増計画」
「雇用!雇用!」と叫ぶオバマ大統領にとって日本は格好の標的』  掲載中!


 フォーネット様主催で、2月22日(火)17:00- 福岡市で講演会を開催致します。


PV総合学院「舞鶴校」開校記念 特別セミナーのご案内
 講師:経済評論家・作家 三橋貴明氏
 テーマ:「
電力文明」へのパラダイムシフト
 詳しくは⇒ 
http://pv-is.jp/index.html  』


 本来は対象限定のセミナーなのですが、フォーネット様のご好意で20名だけ一般参加を受け付けて頂けることになりました。ご近隣の方は是非、足をお運び下さい。



 城内先生が素晴らしい質問趣意書をご提出されましたので、ご紹介。


財政破綻リスクに関する質問主意書(提出者 城内実)
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_shitsumon.htm
 平成二十二年六月二十二日に、平成二十三~二十五年度の歳入・歳出の骨格を示す「中期財政フレーム」を含む中長期的な財政健全化の道筋を示す「財政運営戦略」が閣議決定され、『財政運営戦略概要』(以下概要という)の中に、以下のように述べられている。
  2.財政破綻リスクへの断固たる対応
   現状を放置して、ギリシャ等のように財政破綻に陥るようなことがないようにしなければならない。仮に、そのような状態になれば、財政自主権が失われ、社会保障サービス等の水準が大きく低下し、経済や国民生活に多大な悪影響。


 また、菅人総理大臣も平成二十三年一月八日に「このまま赤字国債を発行するような状態は、二年先は無理だ」と発言(以下総理の発言という)している。これらのことに関して、以下質問する。


一 概要の中に財政破綻とある。これは国の借金が返済不能になるということを意味していると考えるが見解如何。
二 企業の破綻と言えば、債権の放棄が発生する。国の財政が破綻すると、国債は紙くずになると考えるが見解如何。
三 国債が財政破綻により将来紙くずになる可能性があるのであれば、国債を売る際に購入者にその危険性を理解してもらう必要があると考えるが見解如何。
四 国が元本保証するから支払いは問題無いとの見解かもしれないが、財政破綻の可能性があるならその保証は信じられない。過去においても、事実上国債が紙くずになった例があると考えるが見解如何。
五 日銀が市場から国債を買うことにより、事実上政府の財政赤字を日銀が引き受けるのと同等の効果を生じさせることができる。実際、アメリカ連邦準備銀行(FRB)は約一.三兆ドルの米国債を購入し、米国政府の財政赤字を事実上引き受けた。日本政府がこのような方法を許すのであれば、日本の財政破綻は起こりえないと考えるが見解如何。
六 日銀が国債を購入すると、過度のインフレになるという説もあるが、アメリカでは過度のインフレの恐れよりも、むしろデフレの恐れがあり、日本のようにならないようにと神経を使っていると言われている。この例を見ても、日銀が国債を購入するだけで、すぐに過度なインフレになるとは言えず、むしろデフレ脱却の期待が膨らむのではないかと考えるが見解如何。
七 前述の概要の中に、「財政自主権が失われ」とある。これは日本がIMFの支配下に入るという意味と考えるが見解如何。
八 IMFは、外国から借金をしている国において借金の返済が不能になっている場合に、自国通貨を発行させ、それをドルや円などの国際通貨と交換することにより返済を助けている。日本は外貨を十分持っており、IMFへの出資金も世界第二位である。しかも円が国際通貨であるために、IMFの行う交換は全く意味をなさない。つまり現在の国の借金を放置すれば、財政自主権が失われるという表現は正しくないと考えるが見解如何。
九 前掲の総理の発言であるが、赤字国債発行が二年先は無理というのであれば、赤字国債に替わる案があるということだと考えるが見解如何。
十 一月二十一日に内閣府から、経済財政の中長期試算が発表されている。そこに示されているのは、二年先には赤字国債の発行を止めるというのでなく、赤字国債は少なくとも平成三十五年度まで出し続けるというシナリオである。このシナリオは総理の発言と矛盾すると考えるが見解如何。
十一 経済財政の中長期試算で例えば成長戦略シナリオによれば、平成三十五年度には国債費が税収を上回る。国民が納める税収のすべてを使っても国債費を払うことができなくなるという経済は、正常ではないと考えるが見解如何。

右質問する。』


 凄い! 財務省に(菅内閣に対してではなく)対し、


財政破綻の定義は、国の借金(政府の負債)の返済不能でいいのか?」
「日銀が国債を買うことで、財政破綻は起こりえないのではないのか?」
「日銀が国債を買うとインフレになるというが、実際にやっているアメリカはなっていないじゃないか。日本のデフレ脱却のために日銀国債買取が有効なのではないのか?」
『財政自主権が失われ』の定義は日本がIMF管理下になるでいいのか?」
「IMFが何で日本の円建て債務の話に首を突っ込むんだ?」
「菅直人総理が『赤字国債発行は二年先は無理』とか言いつつ、何で平成三十五年まで赤字国債を発行するとか言っているんだ?」


 と、完全に「理解した人」から質問をされているわけですね。嫌でしょうね、これは(笑)。


 さあて、政府(と言うか財務省)はどのように答えるのでしょうか。続報が入り次第、また取り上げたいと思います。
 かつては、メインの情報チャネル(マスコミ)を握った財務省が、定義をコロコロ変えつつ国民の危機感を煽らせるフレーズを評論家や政治家に喋らせれば、国民は「ええっ!」と、ただ怯えるだけでした。しかし、時代は変わったのです。今や、


「財政破綻する! 日銀が国債を買い取るとハイパーインフレーションになる! 『財政自主権』が失われ、IMF管理下になる! 二年先は赤字国債発行は無理だ!」


 などと、評論家や政治家などが発言した日には、


「バカ? いや、真性バカwwww」


 と、盛大に爆笑され、嘲笑される羽目に陥るわけです。(悪魔は嘲笑されるのを最も嫌がると、藤井先生に習いました)


 とにかく、財務省は「悪質なフレーズ」を使うのが得意です。「政府の負債」を「国の借金」と呼び、債権者である「国民の一人当たり○百万円の借金」と言い換えたり、あるいはストックである政府の負債について、「財政赤字」と呼んだりします。
「財政赤字はすでに800兆円に達し!」
 とか。


 財政赤字は「政府の歳入-政府の歳出」がマイナスになった場合の「フロー」の話です。財政赤字が800兆円なんて、日本政府の予算が5000兆円くらいなければ不可能なのではないでしょうか。


 問題になっている「ストック」たる政府の負債は、フローである財政赤字が積み重なった結果、拡大したものです。そのストックである政府の負債を「財政赤字」と、財務省は呼ぶわけです。なぜでしょう。もちろん、そちらのフレーズの方が、国民の危機感を高め、増税に持ち込めるためです。


 最近の民主党政権を見ていると、財務省にとって「時の政権」など、本当にどうでもよく、あるいは「誰でもいい」のだとつくづく思います。現在の菅直人政権は、財務省により「消費税アップの地ならし」のために、利用されているだけに過ぎないのでしょう。


 今後、管政権が倒れれば、財務省は次の政権担当者たちに「すい~」と近寄り、「耳元でささやく誰かhttp://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-10787552445.html )」になるだけという話ですね。


 ちなみに、麻生政権は「耳元でのささやき」を拒否したため、ある時点から財務省は一気に民主党寄りになった、すなわちマスコミが民主党寄りになったそうでございます。まあ、公共投資、減税(の代わりの定額給付金)、エコカー減税、エコポイントなど、政府の支出が増える(しかし、必要な)政策ばかりを打とうとした以上、財務省と決裂して当たり前ですね。


 管内閣の次の政権に対しても、財務省は即座に「耳元でささやき」はじめるでしょう。それを拒否する政権は、マスコミに嫌われます。


 とはいえ、現在は国民の方も知恵と情報力を身につけつつありますので、今後も麻生政権のときと同じことができるとは思いませんけれども。


 さて、その財務省から「耳元でささやかれている」のは、現在はこの方。


首相退陣論広がる=参院幹部「流れ止まらぬ」-菅氏は拒否、解散否定せず・民主
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011021800785&j1
 民主党の小沢一郎元代表に近い衆院議員16人が菅直人首相の退陣を求めて会派離脱を表明したことを受け、同党内に18日、2011年度予算関連法案の成立と引き換えに首相の退陣もやむを得ないとの声が広がった。首相は同日夜、内閣総辞職を拒否する一方、退陣要求に衆院解散で対抗する可能性を否定しなかった。しかし、予算関連法案の年度内成立は事実上不可能になり、首相を取り巻く状況は厳しさを増している。(後略)』


 民主党内で「首相退陣論」が頻発する中、我らが菅総理は、
「首を替えたら賛成するとかしないとか、そういう古い政治に戻る気はさらさらない」
 と、断言。記者団が衆院解散の可能性をただすと、
「国民にとって何が一番重要か、そのことを考えて行動する」
 と強調されたのです。


 格好いい! 菅直人内閣総理大臣! 
 そうですよね。「首を挿げ替えて、予算を通す」とか、古臭いですよね。昨年6月に、首を挿げ替えて参議院選挙に勝とうとした政党がありましたが、負けちゃいましたもんね。あの手の古臭い手は、もう使えないんですよ。
 
 というわけで、現在は財務省も「一体、誰の耳元でささやけばいいんだ・・・?」と迷うような状況になって参りました。


 本日は中野剛志先生とのトークセッションと、チャンネル桜の収録です。


「城内実先生の質問趣意書への回答が楽しみでたまらない!」と、思われた方は、 

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