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◆◆◆講演会のお知らせ◆◆◆
チャンネル桜支援講演会 
桜ゼミナール1月「マスコミに騙されない、経済の読み方」
講師:三橋貴明
日時:平成23年1月23日(日) 開演14時~
会場:栃木県護国神社内 護国会館
参加費:1000円
詳細は以下のURLをご覧下さい。
http://www.chsakura.com/event/sakura_seminar.html#jan
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◇◇◇石平氏とのトークセッション 募集終了!】 ◇◇◇
ワック社から「中国がなくても、日本経済はまったく心配ない!」(12月24日発売開始)が出版されるのを記念し、石平氏とトークセッション「中国経済、本当はどうなるのか?」を開催いたします。
日時:平成23年1月15日(土) 開演14時予定
場所:日本教育会館(一ツ橋) 第5会議室 
http://www.jec.or.jp/koutuu/index.html
お申込みは、以下から!
https://mitsuhashi-takaaki.jp/forms/party.php

 おかげさまで定員満了となりましたので、参加者募集を終了とさせていただきます。たくさんのご参加申し込み、誠に有難うございました。

m(_ _)m

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2010年を締めくくる二冊が発売になりました。

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 日曜日でございますので、少し歴史的なお話を。


 1953年にソ連のスターリンが死に、その後、フルシチョフが「スターリン批判」を始めたことで、共産独裁国における共産党の権威が揺らぎ始めていました。当時、中国の「皇帝」として君臨していた毛沢東は、共産党(すなわち自分)の権威が揺らぎだすのを感じたのか、いきなり「百花斉放百家争鳴運動」を開始しました。


 百花斉放百家争鳴運動とは、何と共産党が人民に、
「共産党を批判しても構わないですよ。どんどん、建設的な意見を言ってください」 
 と呼びかけたものです。


 これを真に受け、中国人民、特に知識人階級が次々に共産党批判の意見を表明していったのですが、百花斉放百家争鳴の方針はわずか数ヶ月で撤回されました。


 そして、毛沢東が、
「右派分子が社会主義を攻撃している」
 という社説を人民日報に掲載し、百花斉放百家争鳴に「釣られて」共産党批判を行った中国人民は、「右派分子」として大々的な迫害、糾弾を受ける羽目になったのでした。


 毛沢東の凄みというか、凄まじさ(褒めてません)は、「人民の支持を集めることで、権力を維持する権威を獲得する」などとは微塵も考えていないところです。毛沢東は単に、人民に恐怖に基づいた畏怖を与え、自分の権威を高めようとしたわけです(常にそうです)。


「憎ませておけばよい、恐れてさえいれば」
 を、二十世紀にそのまんま実行したのが、毛沢東というわけでございます。


 ちなみに、毛沢東は反右派闘争後、ソ連の経済成長に刺激を受け、「大躍進運動」を開始します。この大躍進運動、何と三年で「アメリカを追い越す」ほどのノルマを人民に課す凄まじいもので、結果的には数千万人の餓死者を出す「人類史上空前の愚行」に終わりました。


 大躍進運動の失敗により、劉少奇などの実務派官僚に権力を脅かされ、毛沢東は反撃として「文化大革命」を開始することになります。すなわち、劉少奇たちの息がかかっていない「子供たち」を紅衛兵に仕立て上げ、実務派共産官僚たちを迫害し始めるわけです。(結果、またまた数千万単位の死者が出ました)


 さて、話は二十一世紀の日本に飛びます。


【自由が危ない】情報保全法制会議が初会合、漏洩に「十分な罰則」確認
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/110105/plc1101052147017-n1.htm
 政府は5日、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の映像流出を受けて発足させた「秘密保全法制の在り方有識者会議」の初会合を首相官邸で開き、公務員の情報漏(ろう)洩(えい)への抑止力として「十分な罰則を設ける」など論点を確認した。6月をめどに検討結果をまとめ、仙谷由人官房長官を委員長とする「情報保全に関する検討委員会」に報告する。
 ただ、政府は鳩山政権時代の平成21年に、公務員や国民からの行政への意見や不正情報、内部告発を受け付けるサイト「ハトミミ・com」を設置。名称は変更したが現在も続けている。政府内からは「一方で内部告発を受け付けておいて、罰則を議論するのはご都合主義で恣(し)意(い)的」(内閣府職員)との声もある。(後略)』


 何でしょう。
 別に、菅氏がそうだとは言いませんが、民主党の社会主義協会派を中心とする方々は、本当に毛沢東的なことをやるのが大好きです。意識しているのか、していないのかは分かりませんが。


【国民の声 お聴かせください、あなたの想い】
http://www.cao.go.jp/sasshin/kokumin_koe/index.html
 ↓ ↓ ↓
【秘密保全法制の在り方有識者会議による「情報保全法制定」検討】


 以前のエントリー「失われた三つの武器」(http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-10742247422.html  )で書いたように、尖閣ビデオを初期段階で公開しなかった時点で、民主党はすでに「出していい情報といけない情報の区別」という武器を失ってしまっているのです。


 上記「情報保全法案」も、人権侵害救済法案同様に、「正しい、悪い」を「誰か」が恣意的に判断する法律にならざるを得ないでしょう。こんな法案が通った時点で、公務員は一切合切口をつぐみ、沈黙を守らざるを得なくなります。何しろ、
「何が【情報保全】に引っかかるのか、引っかからないのか」 
 を、明確に定義できるはずがないためです。


 分かりやすいといえば分かりやすいのですが、民主党とは↑こういう連中であるということを、日本国民に周知徹底することこそが、今、最も必要だと思います。急がねばなりません。


最後の段落にご賛同頂ける方は、
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