民主党が容赦なく教えてくれたこと

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◆◆◆講演会のお知らせ◆◆◆
チャンネル桜支援講演会　桜ゼミナール１月「マスコミに騙されない、経済の読み方」
講師：三橋貴明
日時：平成23年1月23日（日）　開演14時～
会場：栃木県護国神社内　護国会館
参加費：１０００円
詳細は以下のURLをご覧下さい。

http://www.chsakura.com/event/sakura_seminar.html#jan
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【申込受付開始！】　ＮＥＷ！

◇◇◇石平氏とのトークセッション開催決定！◇◇◇
ワック社から「中国経済、本当はどうなるのか？」（12月下旬発売開始）が出版されるのを記念し、石平氏とトークセッションを開催いたします。
日時：平成23年1月15日（土）　開演14時予定
場所：日本教育会館（一ツ橋）　第５会議室

http://www.jec.or.jp/koutuu/index.html
お申込みは、以下から！

https://mitsuhashi-takaaki.jp/forms/party.php

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【マンガ経済ニュースの裏を読め！】

http://www.amazon.co.jp/dp/4813241190/

　アスコム社の「経済ニュースが10倍よくわかる日本経済のカラクリ」の増刷が決定致しました！　ありがとうございます！

　これで11月末から12月初めに出た三冊が、全て増刷になったことになります。初版部数が少ない本から、順番に増刷になっているわけです。
　それにしても、初版部数が多かった（普通のビジネス書作家さんの三倍くらい）「経済ニュースが10倍よくわかる日本経済のカラクリ」が、これほど早期に増刷になるとは思ってもいませんでした。恐らく、時期（年末）もよかったのだと思いますが。

　また、ＴＡＣ社の「マンガ経済ニュースの裏を読め！」ですが、２２日には都内で並ぶ可能性があるそうです。amazonでは１２月２８日発売になっていますが、これも早まるのではないかと思います。

　昨日は自民党のＫ議員にお目にかかり、ネット選挙について色々と質問されました。厳密にはネット選挙ではなく、「ネットを使った政治活動」ですが、今のところ大々的なネットを使った政治活動のノウハウを持つ人は日本に少ないわけです。この辺のノウハウも、今後、必要なところに提供していくことができたらなあ、と考えています。

　意外に思われるかも知れませんが、自民党は「ブルーオーシャン（参考：４万２２４６票　http://www.amazon.co.jp/dp/4594063020/ 　）」という「新たな市場」について、結構真剣に考えています。何しろ、ブルーオーシャンを開拓すると「既存の現役自民党政治家とバッティングしない」わけです。すなわち、政治的な軋轢が少ないというわけでございます。

　新しい風を送りだそうとするとき、既得権益ともめないこともテクニックの一つでしょう。逆に既存の自民党政治家も、「自分たちの縄張りを侵されない限り」党勢を強めるために、新しい風を歓迎するというわけですね。（現実の社会とは、こんなもんです）

『「これまでは仮免だった」＝これから本番と決意強調－菅首相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010121200170
　菅直人首相は１２日夜、都内で開かれた自身の後援会会合に出席した。出席者によると、首相はあいさつで「（首相就任から）半年たった。これまでは『仮免許』だったが、これからが本番で、自分の色を出していきたい」と決意を語った。自らの政権運営を自動車運転の「仮免」に例えたような発言は今後、与野党の批判を招く可能性がある。（後略）』

『「仮免許」発言で釈明＝菅首相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010121300785
　菅直人首相は１３日夜、政権運営をめぐり「これまでは仮免許だった」とした自らの発言を野党が批判していることについて、首相官邸で記者団に「これからしっかり菅カラーを打ち出していこうという気持ち（の表れ）だ」と釈明した。』

　１億２１千万以上の国民が住む国家の行政責任者が、「これまでは仮免でした」などと発言するとは・・・・。
　日本国家が侵され、国土や国民に危険が及んだとき、自衛隊に防衛出動を命じることができるのは、この世に日本国内閣総理大臣ただ一人しかいないのです。

　要するに、鳩山氏にせよ菅氏にせよ、あるいは残りの全ての民主党議員にせよ、日本という大国の政権を担当する能力も、知識も、ノウハウも、スキルも全く持っていないというわけです。結果、「あれがダメ、これがダメ」状態に陥り、口先で「今までは○◎だったから」と言い訳を繰り返すしかないというわけですね。
　福田政権期に、小沢民主党代表（当時）が自民党と連立しようとした気持ちが分かります。

　とはいえ、これほど↑ダメな人物が首相を務めている国であっても、世界の他の多くの国々よりは「安定的」に見えてしまうので、困ったものです。

『米医療保険改革法、加入義務付けに違憲判断－連邦地裁判事
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aRpnxeYfWwV4
　オバマ政権が推進した大部分の国民に最低限の医療保険の加入を義務付けた法律について、米連邦裁判所の判事は違憲との判断を示した。これにより、医療保険改革の中核部分が無効となった。』

　オバマ政権の目玉である通称ヘルスケア法案ですが、その「肝」はアメリカで日本のような国民皆保険を実現することです。
　ところが、その「皆保険（国民に医療保険加入を義務付け）」の部分について、連邦裁判所の判事が違憲と判断してしまったわけです。結果、ヘルスケア法案の「肝」が無効となってしまいました。
　
【OECD諸国の医療費対GDP比率（2008）　単位：％】　

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_31.html#Iryohi

情報ソース：OECD HEALTH DATA 2010, June

　アメリカの医療サービスは、健康保険の問題に加えて、もう一つ難題を抱えています。それは、そもそも医療費自体が高すぎるということです。別に日本を礼賛する気はさらさらないのですが、アメリカ（や中国）の医療サービスについて知れば知るほど、日本で健康的な生活を送れることにを幸せに思ってしまうのは確かです。中国の医療サービスについては、今月中に発刊されるワック社の「中国経済、本当はどうなるのか？」を、アメリカの医療サービスについては、来年早々に発刊される予定のTAC社「国際経済ニュースの裏を読め！」をお待ち下さい。

『欧州は危機悪化覚悟、救済基金拡大や基金でも国債購入を検討－ＦＴＤ
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=a_yeZrr0xJbA 』

『ＥＵ当局：欧州金融安定基金による高債務国の国債購入を検討－ＦＴ紙
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=a_3haTQg48CQ 』

『ＥＣＢが国債購入を強化－先週26.67億ユーロに拡大
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=aW1tBPZAxPSo
　欧州中央銀行（ＥＣＢ）は先週、国債購入規模を拡大した。ユーロ圏各国政府の赤字削減能力に対して投資家の懸念は払しょくされていない。（中略）
　ＥＣＢは２日、市中銀行への無制限流動性供給を2011年１－３月（第１四半期）いっぱい継続すると明らかにした。アイルランド向けの救済パッケージを取りまとめた後も市場の混乱の沈静化には至らなかったことが背景。ＥＣＢのトリシェ総裁は同日、国債購入は「一時的な性質のもの」だと述べている。』

トリシェ総裁「国債購入は一時的な性質のものだ」

　またまた、ご冗談を。そんなこと、夢にも思っていないくせに。

　まあ、ECBの総裁が「ECBによるユーロ加盟国の国債買い取りは拡大していくだろう」なんて言った日には、ユーロ圏のモラルが完全に崩壊するでしょうけれどもね。（その時点で、さすがにドイツは離脱するでしょう）

　もはやユーロは、ＥＣＢによる国債買い取りに頼る以外に、「その場をしのぐ」手段すら存在しない状態です。

　パラダイムシフトが始まり、世界が混沌としてくる中、日本のリーダーシップが強く求められ始めることになると思います。

　日本が「自国の国益に沿って、世界に貢献する」という、当たり前のことが実現できるように、一つ一つの選挙を大切にしていく必要があります。どこかの共産独裁国家の人民達とは違い、わたくし達は投票行為により国家を変えられるのです。

　それは、まさしく０９年８月の総選挙以降、民主党が有権者に容赦なく教えてくれたことでもあるわけです。

「本当に容赦なく教えてくれるよ･･･」などと思われた方は、

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