三橋貴明事務所。 お仕事のご依頼はこちらから 

Twitter始めました。

人気ブログランキングに参加しています。
新世紀のビッグブラザーへ blog
人気ブログランキングへ

--------------


三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

本日発売予定 【今、世界経済で何が起こっているのか?


 特に何の前兆もなく、魔女の一撃をくらう、すなわち「ぎっくり腰」になってしまいました。いやあ、まさしく魔女の一撃という感じで、いきなり腰に激痛が走り、身動きが全く取れなくなってしまったのです。
 というわけで、本日は短めです(正直、椅子に座るのもきついのです)。


 本日から明々後日にかけて、三橋関連本が三冊発売になります。こんな異様なペースでビジネス書を出版する人は、わたくし以外にはまずいないでしょうが、発売日が重なるのは出版社の編集作業の「ズレ」のためでございます。わたくしが同時に三冊の本を書いているなどということはありません。もっとも、対談本などの場合は執筆とパラレルで進めるわけですが。


 まずは本日、今年一月以降の欧米経済について、日本との対比で書き進めた
【今、世界経済で何が起こっているのか? 】 
http://www.amazon.co.jp/dp/488392775X/
 が発売になります。これはKlugの連載から、適切なエントリーを抽出し、一冊の本にまとめたものです。
 2010年1月のギリシャ危機勃発から、10月のアイルランド危機まで、危機が悪化していく状況を臨場感たっぷりに書いています。まあ、連載執筆時は「リアルタイム」な話だったので、臨場感に溢れているのは当たり前なのですが。


 明日、先日もご紹介した「経済ニュースが10倍よくわかる」シリーズの最新刊です。今回は円高、日本の競争力、デフレ、輸出依存度などに焦点を当てています。
【経済ニュースが10倍よくわかる 日本経済のカラクリ】
http://www.amazon.co.jp/dp/4776206447/
 このシリーズ、最近、最もよく売れているわけですが、理由はやはり「分かりやすさ」だと思います。経済の素人の編集氏、ライター氏とのやり取りを元に、本が作られますので。これが経済専門家との対談の場合、ここまで分かりやすくはならないわけですね。


 12月2日(明々後日)、あの増田悦佐氏との対談本が発売になります。ボリューム感もたっぷり(301ページ)に、日本の将来のグランドデザインをお楽しみください。
【史上最強の都市国家ニッポン 逆・日本列島改造論】
http://www.amazon.co.jp/dp/4863950837/


 念のため書いておきます。これまでに何度も書きましたが、三橋は特定の宗教団体などとは、特に何の関係もありません。加入している団体といえば、自民党員であることだけです。(あ、あとJNSCの会員でもあります)
 また、これも何度も書きましたが、三橋は「民主党以外」からのお仕事の依頼は、「スケジュールや能力」以外の理由では、基本的にお断りいたしません。共産党や社民党のお仕事だって受けますよ。まあ、コンテンツの内容を顧客に合わせることはしませんが。


 噂の「宝島2011年1月号」(http://www.amazon.co.jp/dp/B004BNMZD2/ )を買いました。上念司さんの「藤巻健史さん、辛坊治郎さんへ 大ブームの"国家破産本"に物申す! 日本は破産しません!」が掲載されているのです。
 いやあ、良いです! 凄く! 当ブログでもおなじみの「定義」「相対化」などがきちんとなされています(と言いますか、改めて考えるとこれが普通なのですが)。
 
『(P014から)さて、まず考えたいのが、「国家破産」という言葉の定義である。実は国家破産は経済学の用語ではなく、明確な定義は存在していない。ほとんどの国家破産本では、主に「政府の借金が返せなくなり、○○になる」という論旨を展開している。「○○」の部分は本によってさまざまで、藤巻本では「株・国債・円の急落というトリプル安」「ハイパーインフレ」、辛坊本では同じく「ハイパーインフレ」や「円の暴落、物価の高騰」など人々の不安を煽るような言葉が踊っている。つまり国家破産とは、それを語る人々が勝手に吹聴している極めて曖昧な概念なのだ。
 定義が曖昧な概念を元に何かを論じるのはナンセンスだが、(以下略)』


 ちなみに、内容的には当ブログのご訪問者の方にとっては既知のことばかりですが(というか、同じデータに基づいて語っているわけですから、当然のごとく三橋と上念氏の論調は似たようなものになります)、「定義」「相対化」をした上で、破産論者を名指しで批判しているのが興味深いです。

 ちなみに、先に登場した「ハイパーインフレーション」についても、「年率1万3000%のインフレ」と定義が書いてあります。


『(P017)加えて、「国家破産」を語るならば、日本政府の財政だけではなく、日本国全体のバランスシートを見なければならない。なぜなら日本という国家では、政府だけではなく、民間企業や金融機関、年金基金などの機関投資家など、さまざまな人がお金を運用しているからだ。日本国全体では、資産の方が負債よりも268兆円上回っている。つまり、財政状況を見る限り、日本はまったく破産をするような状態ではないのだ。(中略)
 経済の知見を共有していいない人(三橋注:藤巻氏、辛坊氏)の生兵法はケガの元である。出しゃばりなヤブ医者は、病人(国や国民)を惑わせ、正しい問題解決の道から遠のかせる危険な存在だ。(以下略)』


 数字(純資産の数字)を見る限り、上念氏は以下の時期の数字を使っていらっしゃるようです。


【日本の国家のバランスシート 2010年Q1速報値】

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_30.html#JPBS

 国家の純資産は、対外純資産と同一概念になります。ちなみに、誌面の都合上、書いていらっしゃらないのだと思いますが、2010年6月時点の日本の対外資産は564.7兆円、対外負債は301.3兆円、対外純資産は263.4兆円でです。先述の通り、対外純資産と「国家のバランスシート」の純資産は同一概念で、本来は数字が一致するのですが、四捨五入の関係で誤差が生じているわけです。同時点の正しい日本の「純資産額」は263.4兆円になります。
 まあ、細かい話ではございますが、念のため。

 最後に、上念氏は以下の通りまとめています。


◇国家破産が起こりえない理由
 □日本全体にはそもそも268兆円もの純資産がある。政府の負債総額だけで国の財政を語るのはナンセンス
 □日本国債の安全性は世界最強であり、日本国債の投売りは起こらない
 □仮に起こったとしても、変動相場制によって円安になり、日本経済が大復活するだけ


 三年前を思うと、確かに時代は変わってきていると思います。


魔女の一撃の中、何とかブログを更新した三橋「乙」と言って頂ける方は、

このリンクをクリックを。
新世紀のビッグブラザーへ blog
人気ブログランキングへ


◇本ブログへのリンクは↓以下のバナーをご利用ください。

新世紀のビッグブラザーへ blog

【日本GAP協会 公式解説書 シリーズ1】農場管理を“見える化”し、食の安全を確保するJGAP
三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

◇本ブログに頻繁に登場する浅川芳裕先生のご依頼で、JGAPの書籍をご紹介させて頂きます。


三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
◇ポルパパのブログ
投資と車と日々の起業家日記
管理人:ポルパパさん

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
◇おじさんの談話室
経済通のおじさんと、女子高生真理ちゃんが織り成す、経済を解りやすく掘り下げた基礎講座!


日本経済復活の会
三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
積極財政による日本経済復活を目指して活動をしているボランティアグループです。


10/10/304万2246票-参院選に自民党から立候補-無謀な戦いの全記録 】 発売開始です!

10/06/21 「経済ニュースが10倍よくわかる「新」日本経済入門
(アスコム)発売開始!
10/06/18 
いつまでも経済がわからない日本人 「借金大国」というウソに騙されるな」
(徳間書店)発売開始
10/06/10 
「日本の未来、ほんとうは明るい!」
(WACC)発売開始!
10/06/08 
「日本のグランドデザイン」 (講談社)発売開始!


Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」
連載中
「三橋貴明の<ウラ読み>経済レポート」 
本メルマガではセミナー、勉強会のご案内など、メルマガならではの情報発信をしていきます!

 
新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。
 新世紀のビッグブラザーへblog一覧はこちらです。