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 今年のテーマはずばり「分かりやすい国民経済」もしくは「分かりやすい国家経済」です。


 何といいますか、日本人は「国家意識が少ない」などと言われることもありますが、三年ほど前は「日本の国益」という言葉を使うことさえ、何となくはばかられる妙な「空気」がありました。結果、日本国民は「国家経済」についてあまり意識することもなく、

「日本はグローバル経済なしでは生きていけない。グローバルにやりましょう」

 などと「分かりにくい説明」あるいは「国益を無視した説明」を繰り返す経済評論家たちについても、何となく、
「そんなものかなあ・・・・」
 などと思ってしまう傾向があったのではないかと(と言うか、自分がそうだった)。


 とはいえ、事態がここ↓までに至り、いい加減に「日本国民が国民経済、国家経済を理解する」必要があると切に感じるようになったわけです。


『日本経済新聞 2010年11月26日 「10月消費者物価0.6%低下 20カ月連続 」
 総務省が26日発表した10月の消費者物価指数(CPI、2005年=100)は変動の大きい生鮮食品を除くベースで99.5となり前年同月に比べて0.6%低下した。20カ月連続のマイナスで、下落幅は前月に比べ0.5ポイント縮んだ。ただ、たばこ増税や傷害保険料の引き上げによる特殊要因が大きく、物価が継続的に落ち込むデフレの基調は変わっていない。(後略)』


 デフレが続いているにも関わらず、「デフレ対策」の真逆である「増税」や「財政健全化」を叫ぶ連中が後を絶たず、国民はいい迷惑でございます。

 とはいえ、文句ばかり言っていても仕方がないので、自分たちでできることをやりましょう。三橋ができることは、(実は簡単なんだけど)ややこしく思える国民経済、あるいは国家経済を、「見える化」の上で面白おかしく解説し、「日本国民の戦略」あるいは「日本のグランドデザイン」構築の一助になることだと考えているわけです。


 例えば、↓こういうグラフを作成し、「国家の富」を増やすにはどうしたらいいのか、分かりやすく解説するとか。


【2010年6月版国家のバランスシートに08年の非金融資産(非金融純資産)を合算】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_31.html#Kokufu2010


 上記グラフは、非金融資産(土地とか)を含めた日本の「国家の富」の全てです。とはいえ、非金融資産の部分が2008年版なので、正確ではないのですが。


 非金融資産を含めた「国富」の統計は、時間がかかるらしく、未だに08年版が最新なのです。

 ケーススタディとして、2010年6月版の「国家のバランスシート(金融資産のみ)」と、08年時点の非金融資産を合算し「日本の富」を表現してみたわけですね。


 上記グラフのうち、金融純資産(=対外純資産)と非金融資産(=非金融純資産)を合計したものが、いわゆる「国富」になります。この「国富」を増大させることこそが、「国民経済」「国家経済」の目的の一つだと思うわけですが、ここまで具体化すると、考えが整理されやすいでしょう?


 国富を増やすことを国家経済の目的の一つとして定めた場合、「国の借金が~っ!」さえもがブレイクダウンされた要素の一つに過ぎなくなってしまいます。
 鳥瞰的に目標を定め、ブレイクダウンされた各要素について検討するのが「戦略」であり、初めから一要素(国の借金!)をボトルネックに定めてしまうと、全体的に正しい戦略構築は不可能になってしまうわけです。何しろ、一要素がボトルネックになっていたとしても、「他の要素」でカバーできるケースがほとんどなのです。というか、そうしなければならないのです。これは別に国家戦略に限らず、企業戦略の構築時も同じです。


 「国富をどのように増やすのか」は、まさしく「富国論(現在執筆中)」のテーマなので、この辺りにしておきましょう。


 さて、「分かりやすい国家経済」のために、今後は様々なチャレンジを行います。
 例えば、これ↓


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 あるいは、三橋の講演と出席者の質問のやり取り「のみ」で一冊の本を仕上げる、「講演に出席した方の目線で本を作っちゃおう」という企画もあります。「分かりやすい、分かりやすい」と言われつつも、三橋が真実、読者の目線で物をかけるかと言えば、それは無理な話なのです。そこで、
「ちょっと待って! 今のところよく分からない! もっと噛み砕いて分かりやすく説明して!」
 という読者(講演への出席者)の視点で本を作ろうというチャレンジです。


 そして、想像以上に売れて吃驚したアスコム社「経済ニュースが10倍よくわかる」のシリーズ化です。


【経済ニュースが10倍よくわかる 日本経済のカラクリ】
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 「経済ニュースが10倍よくわかる 「新」日本経済入門」http://www.amazon.co.jp/dp/4776206188/ の続編です。
 
 この「経済ニュースが10倍よくわかる」シリーズがなぜ売れるのかといえば、要するに分かりやすいためだと思います。そして、なぜ分かりやすいのかといえば、三橋目線ではなく、ライター氏&編集氏の目線から経済が解説されているためです。要するに、三橋が経済の素人のライター氏&編集氏に完全に理解してもらうように口述で解説したものが、本になっているわけです。そのため、「そんなこと、分かっているでしょう」という前提では書かれていません。
 
 今の日本の経済政策や経済評論は、確かにひどいものです。デフレが続いている環境下で「財政健全化!」とか叫んだり、あるいはせっかく政府が支出するにも関わらず「子ども手当て」とか「農家個別補償」など、経済成長にほとんど貢献しない上に、日本の競争力を弱める方向にお金を使う(まあ、民主党にとっては選挙対策なのでしょうが)という最悪の手法ばかりです。


 とはいえ、文句ばかりを言っていても始まりません。


 結局のところ、解決策は日本人が「国民経済」「国家経済」を理解し、「日本国家の国益のために、どのような経済戦略を構築するのか」を議論するしかないのです。

 先日の田母神さんの講演ではないですが、海外諸国にとっては確かに日本のデフレが続く方が都合がいいわけです。他国を頼るなど論外なことは言うまでもありませんが、どちらにしても無理なのです。自分たちでやるしかありません。
 

 歴史問題に対する認識などを見ていますと、結局のところ正しく「相対化」がなされた主張が支持される傾向があるようです(当たり前ですが)。
 経済も同じであると、わたくしは信じます。とはいえ、やはり「分かりやすいアプローチ」が重要になりますので、そのために様々な手法をチャレンジしてみたいと考えているわけでございます。


 
今後の三橋のチャレンジを応援頂ける方は、

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