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※月刊誌「フォーNet」の企画で、12月11日(土)に福岡市で講演会に伺います。詳しくは以下。
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 昨日、加護SPA!に出演したわけですが、加護ちゃんと以下のような会話を交わしました。


加護「政治家のちょっとした問題を取り上げて、全部がダメみたいに報道するじゃないですか。あれが良くないと前から思っていたんですよね」
三橋「そうですね。世の中に完璧な人間も、自分と全く同じ意見の人間もいないのに、相手に少しでも良くないところがあると、全否定しちゃう。これが日本の政治の最大の問題です。漢字読み間違えたからといって、政策丸ごと否定するような報道をされた麻生さんが典型ですね」
加護「でも、マスコミはそういう報道するじゃないですか。みんな、本当は分かっていると思うんですけどね」
三橋「結局、この人はあの人より良いとか、この人が一番自分の意見に近いとか、そういう相対化をして、比較して政治家を選ぶしかないんです


 まさか加護ちゃん(失礼m(_ _)m)と↑こういう話ができるとは思ってもいなかったんですが、実は上記の「相対化して選ぶしかない」というのは、本日発売の「4万2246票」で取り上げているテーマの一つでもあります。


 麻生政権が典型ですが、マスコミは瑣末な問題(漢字とかカップラーメンとか、ホッケとかボールペンとか)をセンセーショナルに取り上げ、政権全体や政策全体の評価を不可能にするように仕向けます。この手の瑣末な問題を大々的に報道しつつ、裏ではIMFへの1000億ドル融資など、事実上「世界経済を救った」に等しい麻生政権の実績は、華麗にスルーするわけです。


 このような情報操作(針小棒大や「報道しない自由」の行使)を繰り返されると、次第に国民は政権の相対的評価が不可能になっていきます。


 最近、お目にかかったある方が(大変、知的な方)が、「田母神さんを見捨てたから、麻生政権全否定!」のような態度を取られ、結構、驚いたのですが、マスコミに絶対的価値観(麻生政権=最悪)を延々と刷り込まれ続けると、どれほど知性が高い人でも相対化できなくなってしまうのだと、つくづく感じました。この場合の相対化とは、

「田母神さんの件でお怒りなのは分かりますが、それじゃあ『民主党政権』の方が良いんですか?
 という話でございます。


 何しろ、選挙とはまさしく有権者が政治家を「選ぶ」作業ですから、相対化(比較すること)が必須です。ところが、選挙において有権者が各人の「絶対的価値基準」で判断し、投票すると、今の日本のような状態に陥るわけです。


「田母神さんを見捨てたから、麻生政権全否定!」
「靖国参拝しなかったから、麻生政権全否定!」
「国籍法改正を通したから、麻生政権全否定!」
「漢字読み間違えたから、麻生政権全否定!」


 そうじゃないだろっ!と、珍しく声を大にして言いたいわけです。


 そんな、自分が百パーセント支持できる政治家や政党など、存在するわけがありません。また、何が何でも全て自分の思い通りにしたいなら、それこそ毛沢東やスターリンのような独裁者になるしかありません。
 あの人に比べれば、こちらの方がマシだ。あの政党に比べれば、こちらの政党の方がマシに見える。あの人が一番、自分の意見に近い。などなど、このように「比べてマシなの」を選ぶのが選挙であり、政治というわけです。


 わたくしはブログでは主に経済の話しかしませんが、経済はもちろんのこと、政治にも、あるいは歴史問題にも、この「相対化」という手法が極めて重要です。といいますか、現在のマスコミが完全にこの「相対化」作業を怠っていること「のみ」が、日本の問題であると考えているわけです。
 
 などなど。政治や選挙について、改めて考える最高の切っ掛けになると確信する、三橋貴明最新作「4万2246票 」は、本日発売開始です!


 麻生元総理と言えば、渡邉哲也氏(代表戸締役氏)監のマガジンXムック本「民主党無策政権の400日」(http://www.amazon.co.jp/dp/B0046W74OS  )がいよいよ発売になりましたね。わたくしも「マニフェストを総点検する」の項に寄稿しています(P34)。また、わたくしの次に掲載されている上念司氏の寄稿は、本ブログ読者であれば「ニヤリ」とすること請け合いですので、是非、ご一読を! 
 また、本ムックの後半に麻生元総理のインタビュー記事が掲載されているわけですが、「政治家側から見たマスコミ問題」をお話されていて、大変興味深いです。わたくしはあくまで「消費者、有権者側から見たマスコミ問題」しか書かないじゃないですか(立場上、当たり前ですが)。


 また、同じくマガジンX(12月号)http://www.amazon.co.jp/dp/B0046W74OS  に「三橋貴明 x 若林亜紀 参院選落選対談」(嫌なタイトルじゃ・・・orz)が掲載されています。こちらの方もよろしくお願いいたします。
 それにしても、最近のマガジンX、なかなか果敢ですね。


 結局、マスコミだろうが何だろうが、ビジネスを展開する以上、環境変化に適応しなければ生き残れないということです。そして、それこそが日本が抱える唯一の問題「情報流通の歪み」を解決する切り札であると確信しているのです。


 明日は「日本経済に関する最終的な考察 中編」です(の予定)。


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