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【日経ＢＯ連載最新版】
第六回【「輸出頼みニッポン」という大誤解、そして真の弱点とは 日本国家のグランドデザイン（前編）“世界6位”の面積を生かして】
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20100903/216103/?bvr
既に書き終えた選挙本について、扶桑社様から以下のご依頼が参りました。
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・支援者の方で「参院選と三橋貴明」を象徴する写真を募集しています。
・「選挙本」のカバーおよび、表紙などで使用予定
・採用写真には薄謝進呈
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fusosha@gmail.com
までお願いします。
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皆様、何卒ご協力のほどよろしくお願いいたします。
本日は、マスコミの報道手法について、最近、わたくしが「う～ん・・・・」と考え込んでしまったことを。
『フランス：ロマ追放で大規模デモ 移民排斥政策に批判
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100906k0000m030042000c.html
フランス全土で４日、国内を放浪するロマ族の国外追放や、移民出身の犯罪者の「国籍はく奪」などを打ち出したサルコジ政権に対する大規模な抗議デモが行われた。欧州各地の仏大使館前でも同日、同様の抗議行動があり、「移民・外国人排斥」施策への国内外の批判の高まりを改めて示した形となった。
抗議デモはロマを支援する人権団体や労組が組織し、フランスでは、内務省によると７万７３００人（主催者発表１０万人）が参加した。うち５万人に上ったパリでは、サルコジ政権による不法キャンプ撤去で行き場を失ったロマも参加。「ロマ追放反対」「フランスは非人道的な政策を続けている」などの横断幕を掲げた。（後略）』
『「ロマ人追放」仏世論は容認？抗議デモ小規模
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100905-OYT1T00532.htm?from=main5
フランス各地で４日、サルコジ政権が犯罪対策として進めるロマ人不法滞在者の送還に抗議するデモが行われた。
だが、参加者数は比較的小規模で、世論の大勢が送還を是認する実態を反映する形となり、政権は自信を深めている。
デモは最大野党・社会党など左派政党や労組、人権団体など約６０の組織が呼びかけ、参加者は、「国による人種差別をやめよ」などと書かれた横断幕を掲げてロマ人追放への反対を訴えた。しかし、参加者は警察発表で７万７３００人、主催者側推計でも約１０万人にとどまり、昨年１月に雇用拡大を求めて１００万人以上が街頭に繰り出した時などに比べ、はるかに小規模だった。
仏政府のロマ人追放に抗議するデモは４日、ベルギー・ブリュッセルやポルトガル・リスボンなど欧州各都市でも行われたが、やはり規模は限定的だった。』
フランスの移民政策やロマ人問題についてコメントする気はありませんが（フランス人の問題ですし）、それにしてもこの二つの記事には考えさせられてしまいました。何しろ、同じ事象を扱っているにも関わらず、見出しからしてメッセージが真逆なのです。
「フランス：ロマ追放で大規模デモ 移民排斥政策に批判」
「「ロマ人追放」仏世論は容認？抗議デモ小規模」
内務省発表７万７３００人（主催者発表十万人）が「大規模」か「小規模」かは、書く人の主観で決まります。デモが少ない日本人の感覚からすれば「大規模」と思うかも知れませんが、何しろフランスは昨年、百万人単位のデモをやっているわけです。そのときに比べれば、確かに「小規模」になってしまいます。
結局のところ、記者の主観に依存してしまうわけですが、何しろ｢大規模」と「小規模」と、ここまで見出しが真逆になっている以上、内容も見出しに沿ってしまいます。すなわち、論調も真逆になってしまうわけです。
無論、７万７３００人が「大規模」か「小規模」かは読む人の価値観や感覚によると思うわけですが、大小を言うならば比較対象を示す方がフェアかなとも思います。そういう意味で、今回の場合は読売の記事の方が客観性が高いと思うわけです。
それにしても、淡々と事実のみを報道するだけでは、無味乾燥な記事になり、新聞は売れないでしょうし、情報や報道の問題は根が深いと改めて考えさせられたわけです。
今回のエントリーで「う～ん・・・」と思われた方は、
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