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日経ビジネスオンラインの連載「三橋貴明 暴論?あえて問う! 国債増発こそ日本を救う」シリーズ、物凄い反響です。ありがとうございます!
【第一回 「財政再建」なんて自殺行為だ 何十兆円も償還されて困るのは“借金”漬けの銀行】
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20100728/215611/
まさか週間一位まで取れるとは思っていませんでした。しかも、コメント数が他の記事と「桁が違う」し。
というわけで、本日は第二回の掲載日になります。
【第二回 ギリシャ破綻と日本をダブらせる愚 4種類ある「政府の負債」を混同するから本質を見誤る】
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20100802/215663/?bv
さらにお盆をはさむ関係上、第三回の原稿を明日中に書き上げねばならず、三橋はかなり厳しい状況に追い込まれつつあります。(締め切りで) 通常のメルマガやKlugの連載に加え、最近は一週間に最低二本、締め切りが入るようになってしまいました。その上、もちろん単行本の執筆もありますので、なかなか大変でございます。
それでもまあ、選挙期間中に比べれば、大したことはないのですが。
しかし、日経ビジネスオンラインの連載第一回が、あれほどの反響(評判と言うより「反響」でしょう?)を呼ぶとは。正直、かなり意表をつかれました。
コメントを読む限り、「賛成」「反対」「基本賛成だけど、結局どうしろと言うの?」が、ちょうど三分の一ずつくらいですかね。
いずれにせよ、別にわたくしは、
「これが正解です! これ以外にありません! わたくしを信じなさい!」
などという気は毛頭ありませんので、本連載を切っ掛けに「議論」だけでも始まってくれれば、本当に嬉しく思います。
さて、国債や財政問題の「あちら側の主役」と言えば、もちろん財務省です。その財務省の人が、先日ご紹介した毎日新聞の記事の後半で、大変面白いことを言っていましたので、ご紹介いたします。
『長期金利:1%割れ 米デフレ懸念が拍車 円高・株安嫌い、国債に資金集中
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100805ddm008020069000c.html
(前略) 一方、長期金利低下が財政再建機運に水を差す懸念も指摘される。菅直人首相は財政悪化から国債価格が暴落(長期金利は暴騰)し、深刻な財政危機に陥ったギリシャの例を引き合いに、歳出抑制や消費増税などの財政再建の必要性を訴えてきた。
しかし、足元で世界的なデフレ懸念などから国債に投資資金が集中し、長期金利が低下する事態に、財務省は「『日本は緊縮財政や増税無しでもギリシャの二の舞いにはならない』との誤解を生みかねない」(幹部)と懸念する。(後略)』
く、く、く、苦しいのおwwww
あ、久しぶりに本ブログで草生やしちゃった。
◆経常収支黒字国(日本) vs 経常収支赤字国(ギリシャ)
◆貯蓄過多国(日本) vs 貯蓄不足国(ギリシャ)
◆政府の負債の95%が国内消化(日本) vs 七割が外国(ギリシャ)
◆政府の負債の100%が自国通貨(円)建て)日本) vs 自国で金利調整できないユーロ建て(ギリシャ)
◆バブル崩壊後のフロー崩壊を防ぐため、政府の負債が増えた(日本) vs 国民に公務員手当てや年金としてバラまき、政府の負債が増えた(ギリシャ)
◆長期金利が世界最低(日本) vs 長期金利が二桁に達していた(ギリシャ)
これだけ条件が違うにも関わらず、ギリシャと同じ処方箋(緊縮財政)を日本に当てはめようと、財務省は必死になっているわけです。問題の性質が全く異なるのに、日本がギリシャの二の舞になるわけがないでしょう・・・。
もう、本当に、正直、「バカですか?」以外のコメントが出てきませんよ・・・・、心の底からそう思います。
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