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 何となく、恥ずかしいような、こそばゆいような、不思議な感覚におそわれた記事(情報提供 たぬき親父様 多謝!)


【Web】ネットで選ぶ「影響力のある日本人100人」総合ランキング発表
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100729/trd1007290501003-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100729/trd1007290501003-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100729/trd1007290501003-n3.htm
(前略)100位 三橋貴明(作家)


 あくまで「ネットで選ぶ」ですから、リアルな社会での影響力はもっと全然低いのでしょうけれども、正直、嬉しいです。「作家」の肩書きでは村上春樹氏とわたくし、ネット関連だと(企業経営者除くと)ひろゆき氏とわたくしのみがランクインしたんですね。


 8月3日(火)から、日経ビジネスオンラインで「暴論? あえて問う! 国債増発こそ日本を救う」というタイトルで(ほぼ)週刊連載が始まります。初回のタイトルは『「財政再建」なんて自殺行為だ 何十兆円も償還されて困るのは"借金"漬けの銀行』となっています。


 タイトルはセンセーショナルですが、内容は「日本経済の真の問題=民間の資金需要がない」を中心とした、真面目な(かつ分かりやすい)ものになっています。
 本連載についても、例によりグラフやデータを中心に、日本経済の問題とソリューション(解決策)を解説していく予定です。
 お楽しみに。


 上記のテーマに絡み、昨日、日本経済復活の会の小野盛司会長に素晴らしいコラムをMPJの方にご投稿頂きましたので、本日は便乗させて頂きます。

MPJコラム - 外需の伸びを生かせない民主党政権 】 日本経済復活の会 会長 小野盛司

 本コラムにおいて、小野会長は「小渕政権」について再評価されています。


 外需が(小泉・安倍政権期に比べ)伸びない中、内需中心で経済成長率、株価、そして一人当たり名目GDPを押し上げたのが小渕政権でした。小渕政権が実施した内需拡大策とは、もちろん政府支出(公共投資+政府最終消費支出)の拡大です。


◆デフレ期には、「供給>需要」となっており、国内経済にデフレギャップが存在する。デフレギャップの存在は、企業のリストラ(供給の縮小)を呼び起こし、それがますます国内経済の需要を縮小させ、デフレギャップを拡大する。
◆バブル崩壊後の民間企業は、積極的な投資拡大に踏み切るよりも、債務縮小に走りがち
◆デフレ不況下においては、金利をゼロにしても、あるいは銀行の流動性を高めても(いわゆる量的緩和)、企業がお金を借りない。それどころか、積極的に借入を返済しようとする。
◆民間企業が痛み、家計も振るわない中においては、政府が支出を拡大する以外に対処の方法がない


 バブル崩壊後のGDP各項目の動き、GDP成長率の推移、金融主要勘定、銀行の貸出態度DI、国債金利などを見ると、上記の現象がはっきりと確認できます。
 小渕政権時代に、上記のデータ分析が容易に可能だったとは思いませんが、結果を見る限り、同政権が「正しい対策」を打っていたことは明らかだと思います。ちなみに、小渕政権後期には「好景気による税収増」により、財政はかえって健全化しました。


 残念ながら、小渕首相が早期にお亡くなりになられてしまったため、日本経済は再び財政健全化路線を歩み始め、デフレは深刻化していきました。小泉政権後期、及び安倍政権期には、アメリカの不動産バブルに端を発した世界的な好景気により、GDP成長率は回復しましたが、結局、デフレ脱却を果たすことはできませんでした。

 麻生政権期には、(恐らく)小渕政権に倣った積極財政策により、日本経済の建て直しが図られましたが、結果はどうなってしまったのか、ご存知の通りでございます。


 これまた「情報の問題」です。


 小野会長の言葉、
「デフレの時代には、積極財政は極めて効果的で国を豊かにするが、逆に緊縮財政は国を貧しくするということだ。」
 を日本社会で共有するだけで、我が国の経済問題は解決に向かうことになると思います。

 小渕政権の再評価が、今こそ必要な時代は無いでしょう。


 前述の日経ビジネスオンラインの連載でも、もちろん本問題について取り上げるつもりでございます。



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