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「ドル凋落 ―アメリカは破産するのか」
発売中!
『自民から参院選出馬カリスマ作家 「2ちゃんねる」に殺害予告
http://www.j-cast.com/2010/04/01063659.html?p=all
今夏の参院選比例代表に自民党から立候補する作家の三橋貴明さん(40)に対し、掲示板「2ちゃんねる」に殺害予告が何度も書き込まれた。三橋さんは「2ちゃん」が発掘したともいえる作家で、自身のブログでその事実を認め「不自由な生活が始まります」としている。(後略)』
ついにJ-CASTのニュースになってしまいました・・・。
さて、コメント欄でご指摘がありましたが、日下公人氏との対談本「アメリカ、中国、そして日本経済はこうなる」が本日発売になります。
http://www.amazon.co.jp/dp/4898316204/
なぜか日下先生の単著扱いになっておりますが、対談本でございます。(ワック社には既に修正依頼済みです)
この対談は、かなり「熱い」ものになっておりまして、この手の本にありがちの「馴れ合い感」はほとんどありません。理由は簡単で、将来の日本経済について、日下先生と三橋の意見が真逆になっているためです。
例えば、ベーシックインカム一つとっても、日下先生は賛成、三橋は反対と、意見が真っ二つに分かれています。
とは言え、意見の相違は相違として、日下先生は大変高く三橋を評価して頂き、嬉しかったです。書店で手に取られたら、是非、日下先生がお書きになられた後書きだけでもお読み下さい。きっと購買意欲がわいてきます。
一週間ほど前にギリシャ支援計画についてEU首脳会議で合意されましたが、予想通り市場の信頼は全く回復していません。
ギリシャが国債の未達を連発する中、信用の高いドイツ国債が買われています(金利が下がっている)。いわゆる「質への逃避」ですね。
ギリシャのパパンドレウ政権は、緊縮財政の「表明」だけでは乗り切れないと判断したのか、今度は政府の「資産売却計画」を「表明」するそうです。
『欧州債:ドイツ国債利回り、年初来最低付近-ギリシャ懸念鎮静化せず
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=aDOTBylStThE
欧州債市場ではドイツ国債利回りが年初来最低付近で推移した。欧州連合(EU)が1週間前にギリシャ支援計画で合意したものの、同国の財政赤字に対する懸念は静まらず、比較的安全とされる独国債需要が膨らんだことが背景。
独2年債は今週、下落で終了した日は1日もなかった。ギリシャのパパコンスタンティヌ財務相は、ギリシャ紙イメリシアに対し、同国政府が赤字圧縮にむけた資産売却計画の詳細をまもなく公表すると明らかにした。フランスは発行予定額の上限となる85億ユーロ相当の国債入札を実施した。
ノムラ・インターナショナル(ロンドン)のシニア債券ストラテジスト、チャールズ・ディーベル氏は、「ギリシャ問題を背景に、ドイツ国債市場は質への逃避に支えられている」と指摘。「さらなる問題が発生するとの見方がなかなか拭いきれていない」と述べた。(後略)』
ギリシャとユーロ、あるいはドイツの関係については、当ブログで何度も取り上げています。
昨日のチャンネル桜の収録(今週土曜日放映)経済討論でも、この問題が議題として取り上げられました。その中で、田代氏が大変面白いグラフを出していましたので、わたくしもIMFのデータを漁って見ました。
何のことかといえば、各国の経常収支黒字・赤字のグラフ・データです。
【世界の経常収支黒字国・赤字国 ベスト10(09年)の推移】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_28.html#CA
何とギリシャ、09年の経常収支赤字の絶対額で、世界第六位につけているのです。
ちなみに、赤字首位の国(もちろんアメリカ)と比較してみると、以下の通りになります。
◇アメリカ◇
・09年経常収支赤字:約370十億ドル
・人口:314,659,000
・国民一人辺りの経常収支赤字:1175ドル
◇ギリシャ◇
・09年経常収支赤字:約34十億ドル
・人口:11,161,000
・国民一人辺りの経常収支赤字:3024ドル
ひ~っ!!!
何と、ギリシャ国民一人辺りの経常収支赤字は、世界最大の経常収支赤字国アメリカの三倍近くに達しているわけです。
なぜ、ギリシャがここまで「インバランス」を拡大することができたのか。普通の国(共通通貨ではない国)の場合、経常収支赤字(=対外負債)がこれだけ積み上がれば、通貨が下落して輸入力が落ちていきます。ところが、ギリシャの場合はそうなりませんでした。
理由は・・・・分かりますね。
何しろ、経常収支赤字ワースト10の国々が、アメリカ、スペイン、イタリア、英国、カナダ、ギリシャ、フランス、オーストラリア、インド、ポルトガル・・・・という順番になっているのです。
明日に続きます。
それにしても、三橋は色々と大変な割に、ブログだけはきちんと更新するなあ・・・などと思われた方は、
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