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最近、固い話が続いていましたので、本日は「米国債が~」「ドルが~」「毎日変態新聞が~」とかいうのは無しです。と言うか、お知らせなのですが。
以前から予告しておりました通り、本ブログ「新世紀のビッグブラザーへblog」はAmebaブログの方にお引越しすることが決定しました。とは言え、本Yahoo!ブログもミラーサイト(※一日遅れになります。)として残りますので、海外からのご訪問者さまもご安心ください。
引越しの理由ですが、一つ目はさすがにYahoo!一本でブログを続けるのが、何となく不安になりつつあるからです。Yahoo!の名誉のために書いておきますが、これまでに禁止語のエラーを除き、エントリーの内容が勝手に消されたり、修正されたり、あるいは何らかの制限のようなものを受けたことは一度もありません。とは言え、Yahoo!が毎日新聞を買うのではないかという「噂」も耳にしますし、さすがにYahoo!一本で行くのはリスクの面から良くないかな、と。
また、Amebaブログさんからお誘い頂く際に、ほとんど「三顧の礼」に近い待遇を提示してもらったというのもあります。実際に何が「三顧の礼」なのかは、すぐにお分かり頂けるかと存じます。
さらに、今後「インターネット・メディア」系の書籍を書く事を企画していますので、Yahoo!以外のインターフェイスにも慣れておいたほうがいいかな、というのも理由の一つです。
具体的な引越しのスケジュールは、以下の通りとなっています。
3月23日(月) Amebaブログの方にもエントリーアップ開始。コメント、トラックバックも許可になります。
※この時点では、Yahoo!ブログの方もこれまで通り記事を掲載し、コメント、トラックバックも受け付けます。
3月29日(月) Amebaブログにはエントリーをアップしますが、Yahoo!ブログには載りません。Yahoo!ブログはこの日から一日遅れになります。
※なぜYahoo!が一日遅れになるかというと、ご存知の通りエントリーアップ直後は、わたしは結構「てにをは」などの間違いをしているからです。翌日、 Amebaの方できちんと修正が終わったものをYahoo!に載せることに致します。さすがに、Yahoo!とAmebaの双方を同時に修正していくことは、無理です。
3月30日(火) Yahoo!のコメントとトラックバックが終わります。これ以降、Yahoo!ブログは一日遅れでエントリーを掲載する、ミラーサイトの役割を果たすことになります。
ちなみに、Ameba上での「新世紀のビッグブラザーへ blog」のアドレスは以下の通りとなっています。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/
まだ引越し作業が完了していませんので(わたしがやっているわけではないのですが)、コメントやトラックバックは止めています。
さて、AIGの賞与問題でアメリカが揺れに揺れていますが、ブルームバーグに色々と考えさせられるコラムが載っていましたので、ご紹介いたします。(日経がこのレベルのコラムを載せるのは、いつになることやら・・・)
『【コラム】AIG賞与めぐる大騒動の影に潜む単純な真実―Mルイス
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=acRXZGaCZr6Y
3月20日(ブルームバーグ):米政府は昨年9月に、保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の救済を開始した。政府がこれまでにつぎ込んだ額は1730億ドル(約16兆 4900億円)で、その大きな部分は住宅ローンや社債のデフォルト(債務不履行)に備える保険契約をAIGから購入していた銀行に流れた。
ドイツ銀行やフランスのソシエテ・ジェネラルなど外国銀行もこの資金を受け取ったし、ゴールドマン・サックス・グループやバンクオブ・アメリカなど米銀も受け取った。
米政府当局者は、元は税金だった資金を受け取った各社についての情報を国民の目から隠そうとしたが、米紙ニューヨーク・タイムズのグレッチェン・モーゲンソン氏をはじめとした報道関係者が、これを阻止したことは大いに褒められてよい。
結局、米納税者はAIGのギャンブルの賭け金を払わされた。賭けに勝ったのはAIGではなくて、ゴールドマンやドイツ銀だった。この信じがたい事実はしかし、政治家たちを全くと言っていいほど動かさなかった。1730億ドルが金融機関に流れたことについては、これで良かったというのが米国の政治家の共通認識のようだ。
ところが、AIGが雇用契約に基づいて1億6500万ドルのボーナスを支給したところ、政界全体が大騒ぎを始めた。大統領はボーナスを取り返すと約束し、上院議員の1人はAIG社員が自殺をすべきだとまで極言した。 (後略)』
長いので、後ろ半分は省略しましたが、是非全文お読み頂きたいと思います。僭越ながら、わたしの方で内容を要約しますと、
■AIG救済のためにアメリカ政府がつぎ込んだ16兆円の多くは、CDSの精算分の支払いとしてドイツ銀行やゴールドマンなどに流れた。
■AIGはCDS契約の際に、債権などが「デフォルトしない」方に賭けたわけだが、結局は賭けに破れ、反対側に賭けていたゴールドマンなどが儲けた。但し、AIGから賭け金の精算として支払われた金は、アメリカ政府の金、すなわちアメリカ国民の金である。
■アメリカの政治家は↑これについて、ほとんど問題視しなかった。(金融システムの安定を維持するという大義名分の下で)
■ところが、AIGの社員が雇用契約に基づき巨額ボーナス(合計1億6500万ドル)を受け取ったところ、いきなり大騒ぎになった。
■政治家やアメリカ国民は、AIG社員が受け取るボーナスは元々アメリカ国民の税金だと批判している。それはもちろんその通りだが、それを言ったらCDSの精算金としてゴールドマンやドイツ銀行に流れ、彼らの社員に支払われる巨額ボーナスの原資となったお金にしても、元々はアメリカ国民の税金である。しかも、額は1000倍規模である。
■そもそも、今回の危機の発端はアメリカ国民が分不相応なローンを組み、ウォール街が貪欲に儲けのみを追求した結果だが、アメリカ国内で道徳観がグロテスクな形に単純化されている。(結果的にAIGの社員が叩かれている。)
■アメリカ国民は身近なAIGのボーナス1億6500万ドルに怒りを抱く割に、より悪質なはずの1730億ドルについて、なぜか理解が及んでいない。
「1人殺せば殺人者だが、100人殺せば英雄である。殺人は数によって神聖化させられる。 」(チャールズ・チャップリン)
AIGボーナスの件で、色々と考えさせられた方は↓このリンクをクリックを。
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