昨日の時事通信の報道です!
『04年末、めぐみさん生存情報=「知りすぎて帰せない」―韓国議員
時事通信 10月9日(日)15時34分配信
【ソウル時事】韓国・自由先進党の朴宣映議員は9日、脱北者男性リ・ヨンス氏(仮名)が北朝鮮労働党の日本担当者から聞いた話として、拉致された横田めぐみさんが2004年末か05年初めには生きており、04年11月に北朝鮮が日本に渡した遺骨は偽物だとの情報を明らかにした。このほかリ氏の情報によると、北朝鮮の咸鏡南道にある耀徳政治犯収容所に、少なくとも03年まで、中年の日本人女性が収容されていた。朴氏はこの情報を近く日本政府に伝えるとしており、日本側は慎重に確認する方針。
リ氏は04年末から05年初めごろ、労働党の日本担当者と会食する機会があり、めぐみさんについて「知ってはいけないことを多く知りすぎたため、帰したくても帰せない。実は生きている。遺骨は偽物を送った」との話を聞いたという。さらに同担当者は「ほかにも拉致されてきた日本女性をさらに4人は知っている」と語ったというが、具体的な情報は明らかになっていない。
日本担当者は当時42歳で、父親も日本担当で拉致を受け持っていた。朴氏は日本担当者父子の名前を公表しなかったが、日本政府には一連の情報とともに伝えるという。』
とにかく、めぐみさんには生きていて欲しいし、何としても奪還したいという思いは皆さん共通していると思います。
このニュースは、いろいろと意見を述べる人はいるでしょうけれども、いま現在も、めぐみさんが生きているかもしれないという希望を灯してくれるニュースであると私は思います。
さて……日本政府なのですが、何故か国家公安委員長・拉致問題担当相に任命されている山岡賢次氏はマルチ商法を擁護する政治連盟の会長をやっていながら、問題を追及されると、全て前田雄吉という若い議員がやったことだと責任をかぶせて逃げたあの人です。
民主党政権の2年間で拉致問題担当相は山岡氏で5人目。中野寛成前担当大臣との引き継ぎで中野氏に「何年やりましたか?」と全くとんちんかんな質問をする始末。
ならば副大臣に私は期待します!
副大臣って誰ですかって? その名は 松原 仁 さん!
国土交通副大臣でありながら、拉致問題担当大臣なのです。
北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟 事務局長代理という立場で長年、この問題に取り組んできてくれている人です。
テレビタックルで「何を言っているかわからない人」と揶揄されることもありますが、曲がったことの大嫌いな気骨ある人です。
野田政権の時代に、少しでも、この問題の解決に向けての具体的な成果を、一歩、また一歩と重ねて欲しいと願うのです。
もちろん一気に解決してくれれば一番いいのです。
しかし相手の術中にはまってはならない……。
正義は我にあるのです。国際世論を味方にして、中国も、ロシアもこの問題では人道問題なのですから、何としても味方に引き入れ、何か道筋を見つけ出して欲しい……とひたすら願います!
最後に松原さんのコメントを紹介します!
「拉致問題担当副大臣としては、早期に政府部内におけるこの問題についての強い問題意識を共有せしめること。また、被害者家族会をはじめ関係団体との強い連携を築いていくという使命があります。
政府と家族会や関係者がお互いの共通の問題としてこの問題を捉え、そのうえで、政府に万般を任せてもらえるような体制が必要です。
この強い連携こそ最も重要な解決の条件であると考えます。野田総理が、国会で、また国連で演説した思いを、内閣全体で共有する中で、具体的なさまざまな行動を起こして参りたい。行動がない限りにおいては、結果は出てこないことは当然です。そしてこの強いメッセージを世界に発信をする中で、知恵を絞って解決への端緒を見出していくことを心掛けて参ります。」