昨日の内閣不信任案採決をめぐる茶番劇を見て、本当に多くの方が「こりゃダメだ…」と政治を見放したと、そんな気分になったと思います。
一昨日の夜は造反者は60人台で内閣不信任案は否決の公算が高いと言われていたものが、昨日の朝には一転して、造反者が80人を大きく超え、内閣不信任案は可決されるだろうと全く変わっていました。
それを受けて、菅首相と鳩山前首相が話し合って、手打ちをした……はずでしたよね。
ところが早くも今朝の朝刊には、「6月いっぱいで辞めてもらう」「来年1月までは居座る」「辞めるなどと一言も言っていない」「覚え書には震災の復興のことしか書いていない」等々の記事が踊っています。…何をどう確認して手打ちをしたのか、さっぱりわかりません。
この現象で、いったい何が残ったのでしょうか?
・ 政治家は国民のことなんか見ていないとわかったこと
・ 取り敢えず菅内閣の不信任案が否決されたこと
・ 民主党内には非常に少数ながら造反者が出たこと
・ 自民、公明のゆさぶりには一定の成果があった
何と言っても
国民の政治不信を一気に高めてしまった罪は非常に重いと思います。
次回に詳しく書く予定ですが
震災復興や社会保障の費用の捻出のために、消費税が10%となることが規定路線のように言われています。
これは仮にそうだとしても、大幅な無駄遣い排除と歳出削減の努力を政府がしないのなら、絶対に認めてはいけないと思います。
麻生内閣の89兆円の予算を無駄遣いばかりと攻撃しながら、民主党政権下で事業仕分けと言うパフォーマンスをやりながら、92兆円に予算を膨らませる官僚のしたたかさに実はやられている政権なんです。
前杉並区長の山田宏は、区長就任時に942億円あった借金を、これ以上増やさないために、まず全事業予算を15%削減することから始めたんです。
「緊急時には例外はない」と杉並区を沈む行く、豪華客船に例えて、「特等室の客もレストランで食事をしている客も、3等室の客も、全員腕まくりをして、船底に集まってくれ、全員で杉並丸の船底に開いている穴をふさぐんだ」と大号令をかけたのです。
結果として杉並区は山田区政11年で、その借金をほぼ返すメドをつけたわけです。(新しい区長はすぐに借金をしているようですが……悲しいですね)
何故、杉並はできたのか、同じような規模の自治体は何故できないのか?
国だって出来ないはずはないと思います。20省庁を12省庁に再編して、いったい何がどう変わったか? 節約できたか? きちんと検証しなければならないと思いますし、
この未曾有の大惨事を目の前にして、自分のところの省庁の権益だけはしっかり守って、足りないところは増税だ……という議論を許してはならないと思うのです。
※是非とも 日本創新党 党首 山田宏 の話を聞きに行きませんか? 私も必ず参ります!
http://ameblo.jp/taka2010nippon/entry-10896257808.html