読書メーター 2012年11月 感想 | FXで有り金全部溶かした友達の顔を見てみたい。
2部と3部は感想を前に書いたので、今回は省きます。




 4部、一つの町での異能力バトル、風呂敷は狭いものの、登場人物の中にはジョセフや承太郎と何とも頼もしいメンツ。
 ジョセフって波紋使えるんだから、年齢よりも若く見えるはずなんですけどね、2部のロン毛がそうだったように。
 仗助は全然主人公って感じじゃなかった、「無敵のスタープラチナで何とかしてくださいよ!」って助けを求める主人公は果たして主人公の風格はあるのだろうか、個人的に康一の方がその素質はありましたよね。
残念だったのは仲間のスタンドが強すぎなのに対し、敵のスタンドはそれほど恐ろしいものがいなかったこと。
 救いなのが、山岸由香子という可愛いキャラがいたこと。
あの理不尽な自分勝手さ素敵!!
過剰なヤンデレでもあるけど、めちゃくちゃ好きなキャラだった。
 4部は日常の中での出来事みたいで、他の章と比べて緊迫した雰囲気はあまりない、それが魅力の一つでもあると思うけど。
 ラストのタイムリープものは、映画のワンシーンみたいで読んでいて面白かったけど、何でスタンド所持者の吉良が記憶を持ち越すことはできず、早人だけが持ち越したんでしょうね?
早人の正義感もイマイチ理解できない。「母親を救うために」ならまだしも、他人の死を救うために、自殺を図るのは小学生にはあまりにも過酷で大人びた考えだと思う。



 5部、DIOの息子のジョルノが主人公、DIOに似ているという印象はあまりない。
むしろジョナサンに似ているような、凄く好青年だったし、礼儀正しいキャラだったから。
ギャングのボスを目指すって言うのがDIOをどこか連想する部分なんだろうけど、ジョルノ自体はやっぱり善人なんだよね。
幼少期はDIOに似ているけども。
もっとダークなキャラで偏った正義を見せつける、というのも面白そうだな・・・と勝手に妄想してしまった。
 この5部は話の筋があまり通っていない印象、最後の方で矢の秘密が明かされ、急展開が起きて、世界平和を目指す、何という善人なギャングw
確かに、救わないとボスの座にはなれないけど、ちょっと余計な感じだった。
あと、本当はフーゴが裏切り者で敵として登場する予定だったらしいけど、俺はその展開凄く良いと思った、原作者がどうしても嫌で、離脱という形になったらしい。
フーゴが敵になれば、あのパープルヘイズも活かせただろうし、実際あのスタンドは仲間がいると発言できないから、敵に周るのが一番向いていたと思う。
 5部は敵スタンドがかなり強い、だから戦闘時はどっちが勝ってもおかしくないものになっているから、読んでいて面白かった。
でも、その戦闘シーンは分かりづらいコマも多くて、何をキャラがやっているのか分からないことがあったのは残念。
 ラストの方で大好きなポルナレフが出てきて、盛り上がっていたら、あっさり負けてしまい、泣きそうになったけど、あの結末がもっと複雑だった。
いっそ男らしく殺してあげてほしかった、何だよ・・・亀ってw
 「眠れる奴隷」は良いサブタイトルだな~って思った、この時にブチャラティが死んでいれば、5部メンバーが集まることなく、ディアボロに振り回されていたし、それは先に進む事じゃない。結果3人が死の予言を受けたけど、それにより先に進む事ができたと思うと、この3人の運命が決められたレールを歩いているから「眠れる奴隷」というのは納得がいく。でも、その3人によって希望が繋がっているんだな~と。



レールガン8巻
相変わらず面白い、原作は13巻辺りで読むのストップしていますが、コミカライズは読みやすくて良い。
8巻は学園祭の頃、美琴が上条の裏で御坂妹のために戦っている巻。
異能力バトル作品は数多くあるけど、禁書は本当に読んでいて楽しい。
あと、2期決定したみたいで、少し前に長井監督が言っていたけど、どうやら一方通行のクズっぷりをもう一度楽しむことになるそうですwww
今回はオリジナル展開はやらず、原作通り進めるらしい。
そうなると、麦野さんも登場するの間違いないし、2期が待ちきれないな。




ノラガミ4,5巻
 アクション漫画ではあるけど、個人的にはあまりそういった場面を楽しんで読んでいると言うよりは神と神器の関係に焦点を置いて読んでいる。
 これが本当に切ない設定で、読んでいて暗くなってしまいます。
神器は分かりやすく言えば、神に使われる道具・武器という立ち位置。
神器は人が死んで成仏されずにこの世をさまよっているみたいなものだったか、さまよい続けていると妖に襲われる危険性がある。
神と契約すれば、妖に襲われる危険性は低くなるけど、神器がネガティブな気持ちになると主の神の身体に障り、負担をかけてしまう。
だけど、神器は元が人だった存在だから、まだ中学生くらいの神器が生きている同じ年くらいの子を見て、「勉強したかった」「死にたくなかった」って嘆いたりするんですよ、もう読んでいてグサっと来るし、こっちまで泣きたくる。
凄く面白い漫画、きっとこの作品もあと数年すればアニメ化すると思います。





絶望先生
 20巻辺りで初めて紙ブログを読んだのですが、アニメ化された「じょしらく」に出てくる覆面キャラは久米田さんの中では落語家4人のうち1人という設定だったのに、行き違いで新キャラになってしまったというw
面白いネタがあったので、それから紙ブログを読むのが習慣になりました。
原作者は自身の尻の画像を日本中に晒したのを今でも後悔しているみたいです、もう何十年も前の話なんですけどねw
後々考えてみると「何で俺こんな事やったんだろう?」ってそう思いこんだんでしょうね。
 弟子の小畑さんの悪口が笑えるwww




ビブリア古書堂
 バキがヒロインで放送されるドラマの原作ですね。
そのコミカライズを読んだんですが、ヒロインが可愛い、これをバキが演じると思うと、ゲシュタルト崩壊してしまいそうです。
ファンは自分よりも複雑な気持ちなんでしょう、いやこれは原作者もか。
 この作品は「氷菓」に似ていますね、と言っても自分は小説なんて読まないし、ミステリーも全然嗜まないので、思い違いかもしれませんが、なぞ解きをする時に、犯人みたいな立ち位置の人がいるんですが、たぶん既存のミステリーなら、その犯人に同情してしまうなんて事はないのでしょうけど、この作品は「氷菓」と同じで同情してしまいます。犯人というとあれだけど、犯罪とかはしていないです。あくまで日常の中で不意に感じた疑問を解決している感じなので、読みやすいし面白い。