青森県 汐立川シーバス釣行&サヨリパターンのコツ | Nature's Inviolable Area (青森のtakaさん)

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このブログでは青森県 陸奥湾、太平洋側のシーバス、アジ関連の情報をどこよりも詳しく更新します。

 

 

こんにちは!いつも応援してくださり誠にありがとうございます。

 

今回は、記事と動画を一緒にアップロードするために時間を要してしまってあげることが出来なかった早春4月の陸奥湾 汐立川シーバスの釣行回!最後に青森県特化、サヨリパターンの攻略を教えます!

 

 

釣行の動画をアップロードしたのでまずは動画をチェック!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では本題へ。

 

 

 

 実釣へ

 

 

4月下旬、僕はメバルと遊ぶために夏泊半島へ向かった。

当然ながらメバルはいつも遊んでくれるので、楽しんでいたら、沖で何やら聞いたこと有る音がした。

 

 

「ぼごっ!」

 

 

え?・・・・・今のシーバスのボイルだよな・・・・?こんな早くにシーバスが陸奥湾でショア寄りしているなんてなにかの間違いだよな・・・・?

 

と、聞き間違いかもしれない音が耳から離れられずそのことばかり考えていた。

夜、今の気温は11℃。ダウンがなければ寒くて釣りができない程にまだ寒い。

 

・・・・・普段皆様とシーバスの情報共有をさせて頂いてる僕がこの異常事態の把握をせねばと、急遽メバルを止め、シーバスが最もここらへんで回ってくる汐立川へいって来た。

 

通常、陸奥湾では5月中旬頃にデイシーバスが釣れ始めるが、野辺地川のシラウオパターン(4月中旬)を除いて東湾側ではあまりにも早いナイトタイムでの接岸なので正直、ウグイかボラだろ・・・と何処かで思っていた。

 

現場を下見。

 

 

「しーん・・・・・カエルの合唱が辺りを包む」

 

せっかく背丈ほどに伸びた道なき路を歩いてきたのに聞き間違いか・・・と思っていたら ピチャピチャしている音がかすかに聞こえる。

水面を照らしてみるとおびただしい数のボラの子供であるハクが居た。4センチあるか?ぐらいの小さなハクを見てこれ食ってるのかなあ・・・と期待をした。マイクロベイトパターンなので、imageimage

 

ここらへんが主力になるだろうと、明日の釣行に備えた。

で、一応、春の陸奥湾はイワシとサヨリパターンもあるのでそれも用意。サヨリはまだ通常なら早すぎるからルアーをひとつだけ用意。

 

 

 

さて現場に来ましたが、ここから藪漕ぎ。

 

 

 

異常気象なのかイタドリがこの時期こんなに成長している。

 

※ちなみにこのポイントは夏を過ぎると……↓

 

こんな感じで2.5m以上に背丈が伸びてしまい行けなくなる。

 

 

ポイントに到着!

 

まずはマイクロベイトパターンの時で流れが早い河川側の釣りでのパイロットルアー

 

 

スーサンの アイシールを陸奥湾アワビに張り替えた、オリジナル陸奥湾チューンを使用! 

 

 

 

ライン先行の釣りで、スーサンを流しながら反応を見ていきます。

 

流れがあるので、ルアーをリールで巻きとるのでははなく、ラインを流れに入れてラインにあたる流れの抵抗でルアーを動かす感じ。

 

ダウンクロスなら当然ラインと流れが同じ線になるからルアー先行の釣りになる為出来ない。アップクロスか真横の対岸に投げるこの2択。

 

 

 

数分後・・・・すかさずバイト!

 

アタリがなんか変というか、サヨリ食ってるっぽい時のあたり方なので、

 

「あれ? ハクじゃなくてサヨリ食ってるのか?」

 

と、ここら辺から疑い始めます。

 

 

 

もしや??と思いライン先行の釣りではなく思いっきりダウンクロスで投げて見る・・・・・

 

 

「コツッ」・・・・「ゴン!」とまたもやショートバイト。。。

しかしさっきより明らかに反応している!

 

 

疑いは確信に変わり、ココモスリム130を上で書いた通り、もしものために持ってきておいたのでルアーチェンジとリーダーチェンジ、スナップも・・・と全てを替えます。

 

そして、一投目、なるべく動かさず巻いてくると……

 

 

 

 

 

やはりサヨリパターンでした。

 

パターンハマりだとシーバスって魚はすぐに結果が出る単純な魚で、難しくありません。

 

しかし、嬉しい1匹でした。

 

陸奥湾東湾のここら辺では過去最も早いシーバスでした。

 

 

 

 

 

 

 

青森県のサヨリパターン攻略

 

間違ってるかもしれませんが参考までに言うと、サヨリパターンはまず、

 

・サヨリとルアーが同じ頭の向きである事

・ルアーシルエットが細身である事

・無駄な波動を出さない

 

これを守れば大丈夫。特に青森県は他の県と違いサヨリが出始めてきた頃には他のベイトも同じ以上に豊富なので、今はサヨリパターン!!とかではなく、サヨリ食ってるやつもいるし、ウグイ好きなやつ、イワシ好きなやつ、イナッコ好きなやつ・・・と各ベイトに一定数の偏食しているシーバスが上手いこと分かれてる感じ。ですから、上記の3つをイメージして釣れなかったら他のベイトに付いてるシーバスを狙えば良いだけです。

 

「青森県の魚達は、我々青森県民同様、半年間雪で遊べない反面、半年の間に思いっきり楽しみ冬に備える」

 

ですからベイトがこれだ!とか気にしないで投げても正直釣れるし、正攻法でもあります。 

 

 しかし、パターンがあるのは事実で、その日、その場所は何パターンなのか?を解ってくると釣果は3倍にも10倍にもなります。

勘違いして欲しくないのは6月だから〇〇パターンだ!とか季節で決めないで欲しい事。↑で説明した通り沢山のベイトが等しくひしめき合っているのが青森県の特徴だからこそパターンは毎日同じだと思わない方がいいです。

 

 

そしてサヨリパターンでは二つの狙い方があります。

 

・サヨリを散らさない釣り方

・サヨリを散らす釣り方

 

この2つ。

 

散らさない釣り方(流れがあるエリアパターン)

大前提で、サヨリが沢山いる事が条件で、サヨリは大きな群れと小さな群れに分かれており、河川域では一度ではなく何十個もの群れがランダムに遡上する。この場合サヨリが遡上している最中であれば正直、シルエットが細身なら誰でも食わせることができる。理由は簡単で、サヨリパターンの肝心要はサヨリの顔と同じ進行方向にルアーを流す なので流れがあるならダウンクロスでゆっくりゆっくり投げるだけで嫌でもサヨリと同じ進行方向の上流側に向ければいい。あとは余計なアクションや、太いリーダーはやめた方がいいです。リーダーが太いとただでさえ比重が重いフロロがさらに重く、ルアーとリーダー込みの 謎の生き物  としてシーバスは波動を感知してしまいます。 なのでロッドも45度から90度ぐらいでなるべくリーダーを水につけない努力をしましょう。努力!なので完全に付けない!は無理です。つい早巻きになっては絶対にだめですからね。 

 

 

散らす釣り方(流れが無いエリアパターン)

これはワンドや、水が緩い時に有効で、漁港のサヨリパターンとかはもろこれ。 流れがない場所にいるサヨリが実は1番難しい。

理由はサヨリ全て顔の向きが違い、プランクトンや、ゾエアを水面で食ってるから。 このパターン、実は青森県で1番多く、どのエリアでも起きやすい。

そして、このサヨリパターンはそもそも、シーバスがあまり好まないらしく他のベイトに鞍替えしてるか、流れが効く堤防際にステイしている事が多く、シーバス祭り!とはなりにくい状況。 シーバスがいるか居ないかはボイル音で判断し、ボイルが聞こえないならシーバスはいないので、フル無視してもいい。

 

僕は漁港に来て、タックルも持たずとりあえず歩いて回ってみてボイルがなければ次の漁港……って感じ。もし、ボイルしている場合は、ジャーキングが1番食わせやすく、ジャーキング後に間を作ってあげる(ステイ)と良い。ジャーク用ミノーが最近多いが、青森県でジャークでのシーバスノウハウの祖先は、トラウトミノーで、大型サクラマス、アメマスを釣ってる際に外道でよくシーバスが釣れた。正直今でもシーバスミノーでのジャーキングの質で言えば、トラウトミノーに到底及ばない為、トラウトミノーをおすすめする。

その他は水面をロッドを立てて気持ち早めに巻くやり方。ロッド角度は垂直で、ジャーキングより結果が早くスレにくい為、僕は多用する。 たまにちょんちょんとトゥイッチや、ドックウォークで巻いたり。 早巻きでも心配にならず1秒1.5回でも大丈夫ですが、針だけは気を使って下さい。ショートバイトになりがちなので使い古しの針は絶対にダメ!

 

 

 

 

  ​青森県サヨリパターンで絶対釣れる方法

 

僕自身、サヨリパターンは最も好きなパターンではありますが、理由はやはり難しいパターンだと言う事が始まり。

目の前でボコボコ食ってるのに食わせれない 悔しさと苛立ちは今でも思い出したくないくらい。 何をとち狂っていたのかシーバスを入れ、サヨリを入れて捕食を観察する為に180cmオーバーフロー水槽を倉庫に増設したくらい。

 

まあ、それくらい青森県ではおそらく1番サヨリに腹を立て、サヨリを愛したと自負しています。

 

そんな中、サヨリパターンで法則を見つけました。それは

 

・水面から1cm-5cm 入るルアー

・ローギアリール

・スナップの可動域が狭いタイプ 

 

この3つ。これを全て満たした場合、明らかに釣果が違い、ボイルしてても反応する様になったのです。

この3つを簡単に言えば、

 

「水面に微妙に入るミノーでかつ、波動を極力出さないけど微波動は必要」

 

だと思うんです。 なぜコレに気付いたのか?と言うと、このルアーがキッカケでした↓

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そうジャッカルのナギサ。このルアーはサスペンスとフローティングがあり、当時サスペンドモデルが手に入らずフローティングモデルをウエイトチューンして投げてみたんです。元々フローティングだしそもそもブラックバス用なので浮力調整が難しく、水面下1cmぐらいしか潜らず ダメなら貼り直そうと思ってとりあえず投げたら……ボコボコ釣れるではありませんか……。

 

あまりの衝撃に3日ろくに寝れなかったくらいです。

 

ここからI字系でルアーっが水面に浸ってるけど下がりすぎないナギサTuneで漁港のサヨリボイルを釣りまくりました。

 

ただ、このルアーの難しいのは針をちょっと太軸にしたり大きくするとそれだけでレンジが入ってしまうので推奨フックでドラグを多用し釣らなきゃいけない。またウェイトも3,2g?程度しか無くタックルを選ぶため、誰もが使えるルアーではないのも残念なところ。後はウェイトTuneが必須な事。

 

 

正直あまり教えたくはなかったけど、良しとします。

 

いろんなサヨリ用ルアーが出ていますが、青森県で抜群に有効なルアーは片手で足りる程度のルアーしか無いので、選ぶ際は、慎重に。

とりあえずコモモスリム130と、邪道のenvy125Maxを買っとけば間違いないです。この2つのルアーはどんなタックルでも使えるので優秀。

 

 

 

なにかありましたらメッセージから連絡ください。

 

ではまた!