ハリトラメソッド鍼禅(立禅・武術・鍼灸)

ハリトラメソッド鍼禅(立禅・武術・鍼灸)

【目的は養生のため】
一般の治療は、どこか不調が出て具合が悪くあってからケアを施すものが多いが、ここでは自分で体調をコントロールし大事に至らない養生法を学んで実践していくことを目的としています。

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【自然のエネルギーを取り入れる立禅】
自然のエネルギーが入るとはどういうことなのか?
例えば咲いている花を見て「きれいだな」と思うとき、本人は自覚していないかもしれないが、確かに精神状態が落ち着き、気分が良くなり、元気が出てくるものです。
 つまりその瞬間に自然のエネルギーが入ってきています。
 田舎の農家の方が「土いじりをしていると元気になる」と。
 実際に昔の人間は、土から、自然からエネルギーをもらって共存していた。
 ところが現代では自然はどんどん減っていき、土のないコンクリートに囲まれた都会では自然のエネルギーが不足する。
 エネルギーが不足すれば、人は他人からその人の持っているエネルギーを奪うしかなくなってしまう。
 社長は部下を怒り、エネルギーを得、スッキリし元気になる。ところがエネルギーを奪われたその部下は、今度は家に帰って妻に当たり、妻は子供に当たって…とどんどん連鎖が続いていく。
 子供が反抗して逆に母親からエネルギーを奪い取ったり、子ども同士でいじめたりいじめられたり。
 とりわけSNS全盛の時代の現代にあっては、ネットを通した悪質な誹謗中傷などといった形で人は他人からエネルギーを奪っています。
 現代人がイライラしたり、それを他人にはけ口にしてエネルギーを奪っている事件や事象が近年多い気がします。

その一因にあるのが我々人類の自然環境の破壊ではないでしょうか。本来自然からエネルギーをもらっていた我々は、必然的にエネルギー不足になりがちになっているみたいです。

また本来、人間というものは互いにエネルギーを与え合うものです。
 何かやろうとしている相手を応援してエネルギーを与えてあげれば、その人はもの凄い力を発揮できるものです。
 阪神タイガースがビジターより甲子園でより力を発揮するというのも、そういうことでしょう。
 人はエネルギーを与え合うことでこそ、いい人間関係を築き上げられはずです。

 それを補う意味でも武術の立禅は意義深いと思います。
エネルギーに満ち溢れた自然の中で立禅をすることで、エネルギーを補給していく。
 樹をイメージするといいでしょう。その根本からエネルギーが出ているから、足裏で呼吸して樹のように地からエネルギーを吸い取るようなイメージを描きながら行う。
 あるいは澄んだ空気中に溢れているエネルギー樹の葉のように、体中の皮膚にある細胞から吸い込む感じで行う。

エネルギー不足の現代人にこそ、この養生法は必要だと思います。
8月5日夕方
発熱からコロナ陽性になり、微熱と身体の倦怠感と背中の痛みが3日続き、なかなか手強い感冒であると実感。
夜も身体に熱が籠り、背中とくに肩甲骨内側の鈍い痛みで寝付けない状態が続いた。
 発症から4日経った翌朝、微熱と背中の強張り、倦怠感が抜けず、回復への不安が募る。
開き直って武術練習でもあり、気功効果のある立禅を15分敢行。
 直前の体温は37.6度。
 立禅中は、ただ何かにぶら下がってもたれかかっている感覚だけを意識して、脱力する。
 立禅中は汗が出て、何となく体に纏わりついてものがなくなった感じがし、練功を終える。
体温を測ると36.4度。
平熱に戻った!
これを分析してみると、
発汗による熱の放散と、熱は元々上に昇る性質があり、さらに身体の陽気もうまく流れずに気功でいうところの上丹田と中丹田に集まり過ぎていたのを、立禅をすることで下丹田まで下ろすことができたためかもしれない。
 気血の流れがうまく循環したのだろう。
 ただ夜になるとまた微熱が出ました。そこで寝て行う臥式練功禅で立禅と同じように抱える姿勢を15分ほどしていると、呼吸が安定し背中が緩んで、体に籠もってた熱が抜けていき、知らぬ間に寝てました。

起床後、背中の痛みは消え、体温は36.4度。
 熱が無くなれば、のどの痛みも背中の強張りもほぼ無くなりましたね。
 結論から言えば、身体に残った熱を上手く抜くことが身体を快方へ導くことだと。

この日は終始平熱で過ごせて、好調である。
これが立禅の効果なのかと実感した。

8月5日夕方
発熱からコロナ陽性になり、微熱と身体の倦怠感と背中の痛みが3日続き、なかなか手強い感冒であると実感。
夜も身体に熱が籠り、背中とくに肩甲骨内側の鈍い痛みで寝付けない状態が続いた。
 発症から4日経った翌朝、微熱と背中の強張り、倦怠感が抜けず、回復への不安が募る。
開き直って武術練習でもあり、気功効果のある立禅を15分敢行。
 直前の体温は37.6度。
 立禅中は、ただ何かにぶら下がってもたれかかっている感覚だけを意識して、脱力する。
 立禅中は汗が出て、何となく体に纏わりついてものがなくなった感じがし、練功を終える。
体温を測ると36.4度。
平熱に戻った!
これを分析してみると、
発汗による熱の放散と、熱は元々上に昇る性質があり、さらに身体の陽気もうまく流れずに気功でいうところの上丹田と中丹田に集まり過ぎていたのを、立禅をすることで下丹田まで下ろすことができたためかもしれない。
 気血の流れがうまく循環したのだろう。
 ただ夜になるとまた微熱が出ました。そこで寝て行う臥式練功禅で立禅と同じように抱える姿勢を15分ほどしていると、呼吸が安定し背中が緩んで、体に籠もってた熱が抜けていき、知らぬ間に寝てました。

起床後、背中の痛みは消え、体温は36.4度。
 熱が無くなれば、のどの痛みも背中の強張りもほぼ無くなりましたね。
 結論から言えば、身体に残った熱を上手く抜くことが身体を快方へ導くことだと。

この日は終始平熱で過ごせて、好調である。
これが立禅の効果なのかと実感した。

摂津市コミュニティプラザ・研修室1 にて

武術的に立つ「立禅(站椿功)」のセミナーを開催します。



午前9:00〜12:00 まで東洋医学の解説と体のしくみを学びながら、武術的な立ち方、歩き方を学んでいきます。



参加費4000円



武術的といってますが、そんな激しいものではありません。太極拳のようにゆっくり楽しく行いますよ。



【立禅を学んで得られるものは?】

そもそも、人間にはあらゆる環境の変化に対して、自然に反応する能力が備わっています。

例えば

・天気が暑くなると汗をかいて、体温を下げる

・小さな虫が眼に向かって飛んできて、瞬きをして眼を守る

など…

これらは元々備わっている体のシステムで一般的に「無条件反射」と言われています。



それに対して、繰り返し学習することで得られる反応は「条件反射」といいます。

・サッカーのゴールキーパーの反応

・パンチを紙一重でかわす

など、スポーツや習い事や仕事のスキルなどもこれに該当します。



これらの一般的な学習スタイルもいいのですが、站椿功(立禅)が一般のトレーニングと違う点は、頭で想像したイメージを具体的に身体の生理反応として表現していくことにあります。



 運動は、頭で瞬間的にイメージしたことを大脳の指令により神経に伝達され、筋肉が収縮したりの動きを行います。

 つまり、意志によって筋肉の収縮力は生まれ、運動が達成されます。

また、別の例を挙げてみると



 梅干しを舐めると唾液が出ますね。でも、我々は梅干しを想像するだけでも唾液が出ます。



イメージしたことが具体的に生理作用として現れた、いい例です。

この反応力を他の面でも活用して身につけていくのが立禅の目的です。





〈咄嗟の反応力、対応力を身につける〉

武術的にいえば

武術で必要なのは、咄嗟の状況判断。

瞬間的に、

逃げるのか、戦うのか、かわすのか?

頭で考えていると間に合いません。戦う技をもってるなら、身体が勝手に動かないと意味がありません。

それは日常生活にもいえます。

突然、車が飛び出してきたとき動けるのか?

足場の悪い場所で突然転倒しそうになったとき、安全に回避して動けるのか?

身体が瞬間的に危機回避のために反応しなければ、怪我や事故に巻き込まれます。

 日常での生活でも自身の安全と事故や怪我を防ぐためにも立禅で得られる反応力は大切なものだと思います。





【站椿が運動になるのか?】

立禅は、大きなボールを抱えて少し膝を曲げて立つ姿勢で行います。

実は立っているだけでも、足の筋肉は使われています。

足の筋肉だけではありません。

じっと立つ姿勢を維持しようと、つま先・アキレスけん・太もも周辺など、下半身の大半に大きな力が入っています。

ちなみに頭は、5キロほどの重さがあります。

ボウリングの球くらいの重さを、首の骨で支えているというイメージです。



長時間じっと立ち続けているだけでも、体全身の筋肉を使っていて、疲れてしまいます。

歩いているほうが、多くのカロリーを消費できますが、例えば本屋でじっと立ち読みしているだけでも、カロリーを消費しています。

ちなみに体重60キロの人が1時間ほど立ち続ければ、120キロカロリーも消費されます。

無視できない量なのです。



さらに、両手を抱える姿勢にすることで

両側の腕を抱える姿勢にすることで、肺への2本の腕による圧力を減らす役目があり、酸素摂取量が増します。

腕を垂らして立つのと、抱えた状態で立つのとで数回深呼吸をして比べてみて下さい。

腕を抱えた方が手をただ垂らした時よりも呼吸がしやすく、、リラックスした快適な感覚がすると思います。



②手足を若干曲げる事で

手足をある程度の屈曲を維持するので、それに応じて骨格筋は継続的な収縮を維持します。

 それにより血液循環が促進され、内臓へも血液が動員されて循環していきます。

血液量が大幅に増加し同時に、筋肉の毛細血管も開いていきます。 これは主に、手足のしびれ感、皮膚を這う蟻の感覚、全身の発熱や発汗という形で現れますが、これは身体の好転反応です。

站椿療法

立禅とは
中国では、様々な慢性疾患を治療するためのメディカルスポーツとして使用されていたため、「站椿療法」と呼ばれていました。

 この種の拳術は非常に特殊であり、一つのポーズを動かずにじっとしているだけで、一般的なスポーツおよびあらゆる種類の武術では、運動は位置の移動に基づいていますが、大成拳の「立禅」の動きは静止していることに基づいています。
 したがって一般の人や練習をしていない人は必然的に次のような疑いを抱くでしょう。
 
 動かない状態を「運動」と呼べるのか。
 99%の人が「動かなければ運動ではない」と考えるだろう。
「速度がなければ運動ではない。力がなければ運動ではない」ということになる。
しかし意拳の站椿は全く反対で、速度も力も必要な条件ではない。位置は移動せず、また力を入れるどころかリラックスが必要である。

樹木は動かず、じっとして立っているだけであるが、果てしなく成長し、しっかりしています。
この自然現象の摂理を考慮にいれ、中国の古くから働く人々が「站椿功(たんとうこう)」という訓練方法を生み出しました。
 二千年前の本「黄帝内経素問」には、「天と地を取り、陰と陽をつかみ、生命の本質を吸収する」と站椿の根本的な考えが説かれています。
 
 今日、站椿は武道愛好家のための基本的なスキルであるだけでなく、優れた効能を持つ医療スポーツメソッドでもあります。
 予備的な実験的観察によれば、病気の治療などに、予想外に良好な結果が期待出来ます。

站椿療法は、医療の最大の懸念である副作用がありません。 気功でよく言われる入静する必要もないので、呼吸を意識的に調整する必要はありません。また、意守丹田や大周天・小周天を気にする必要もありません。  
 室内や屋外を問わず、日差しが多く新鮮な空気が多い場所にある限り、まるで木のように立っていて動いていないかのようにポーズをとり、自然に呼吸し、全身を「ゆるくてゆるみのない、きつくて硬くない」状態に保ちます。  

 立ち姿勢はたくさんありますが、方法は簡単で、練習時間は自分で掌握できます。
 一般的には5分から1時間までなので、男性、女性、子供は体調に合わせていつでもどこでも運動できます。

 人は、特定の自己防衛能力を持ち、ウイルス、バクテリアなどの外来敵に抵抗する抗体を生成することができます しかし、この能力は人によって異なり、同じ人でも時々異なります。外敵に対するこの抗体の反応が遅く、弱い場合、傷に侵入したり、体内に隠れたりします 細菌が駆逐して破壊を行いますが、逆に抗体反応が早く効果的であれば、それらの外敵はできるだけ早く一掃され、体は安全になります。

 心拍数を上げずに脈拍は若干速くなり、血流が促進します。血流が良くなれば、全身に栄養が行き渡り、不用なものは流されて免疫力も向上して、病の防止に繋がります。

 一度に30〜40分立つことができる人は、体液の循環や代謝の改善によりめまいが消失したり、頭と胸がとてもリラックスしてリフレッシュしているように感じます。  
体験者の談によると、
 站椿する前は山のように頭が重く、站椿後は燕のように軽くなり鳥のようです。
➡︎立っている時間が長ければ長いほど、その効果はより大きくなります。   

定期的な身体活動は、高齢者の安静時の心拍数を低下させ、心拍ごとに送られる血液の量が増える可能性があります。 立つ運動機能を遵守することで、血液循環と呼吸器系の機能を改善し、筋肉の収縮力を高め、偶発的な損傷から関節を保護し、高齢者の関節が硬化するのを防ぎます。同時に、練習後に体のカルシウム含有量が増加します 骨の解体(骨粗鬆症)に抵抗する体の能力も強化できます。

 高齢者には、特に身体機能低下の予防に最適な運動と言えます。