9月18日 摂津市コミュニティプラザにて 立禅セミナーを行います。 | ハリトラメソッド鍼禅(立禅・武術・鍼灸)

ハリトラメソッド鍼禅(立禅・武術・鍼灸)

【目的は養生のため】
一般の治療は、どこか不調が出て具合が悪くあってからケアを施すものが多いが、ここでは自分で体調をコントロールし大事に至らない養生法を学んで実践していくことを目的としています。

摂津市コミュニティプラザ・研修室1 にて

武術的に立つ「立禅(站椿功)」のセミナーを開催します。



午前9:00〜12:00 まで東洋医学の解説と体のしくみを学びながら、武術的な立ち方、歩き方を学んでいきます。



参加費4000円



武術的といってますが、そんな激しいものではありません。太極拳のようにゆっくり楽しく行いますよ。



【立禅を学んで得られるものは?】

そもそも、人間にはあらゆる環境の変化に対して、自然に反応する能力が備わっています。

例えば

・天気が暑くなると汗をかいて、体温を下げる

・小さな虫が眼に向かって飛んできて、瞬きをして眼を守る

など…

これらは元々備わっている体のシステムで一般的に「無条件反射」と言われています。



それに対して、繰り返し学習することで得られる反応は「条件反射」といいます。

・サッカーのゴールキーパーの反応

・パンチを紙一重でかわす

など、スポーツや習い事や仕事のスキルなどもこれに該当します。



これらの一般的な学習スタイルもいいのですが、站椿功(立禅)が一般のトレーニングと違う点は、頭で想像したイメージを具体的に身体の生理反応として表現していくことにあります。



 運動は、頭で瞬間的にイメージしたことを大脳の指令により神経に伝達され、筋肉が収縮したりの動きを行います。

 つまり、意志によって筋肉の収縮力は生まれ、運動が達成されます。

また、別の例を挙げてみると



 梅干しを舐めると唾液が出ますね。でも、我々は梅干しを想像するだけでも唾液が出ます。



イメージしたことが具体的に生理作用として現れた、いい例です。

この反応力を他の面でも活用して身につけていくのが立禅の目的です。





〈咄嗟の反応力、対応力を身につける〉

武術的にいえば

武術で必要なのは、咄嗟の状況判断。

瞬間的に、

逃げるのか、戦うのか、かわすのか?

頭で考えていると間に合いません。戦う技をもってるなら、身体が勝手に動かないと意味がありません。

それは日常生活にもいえます。

突然、車が飛び出してきたとき動けるのか?

足場の悪い場所で突然転倒しそうになったとき、安全に回避して動けるのか?

身体が瞬間的に危機回避のために反応しなければ、怪我や事故に巻き込まれます。

 日常での生活でも自身の安全と事故や怪我を防ぐためにも立禅で得られる反応力は大切なものだと思います。





【站椿が運動になるのか?】

立禅は、大きなボールを抱えて少し膝を曲げて立つ姿勢で行います。

実は立っているだけでも、足の筋肉は使われています。

足の筋肉だけではありません。

じっと立つ姿勢を維持しようと、つま先・アキレスけん・太もも周辺など、下半身の大半に大きな力が入っています。

ちなみに頭は、5キロほどの重さがあります。

ボウリングの球くらいの重さを、首の骨で支えているというイメージです。



長時間じっと立ち続けているだけでも、体全身の筋肉を使っていて、疲れてしまいます。

歩いているほうが、多くのカロリーを消費できますが、例えば本屋でじっと立ち読みしているだけでも、カロリーを消費しています。

ちなみに体重60キロの人が1時間ほど立ち続ければ、120キロカロリーも消費されます。

無視できない量なのです。



さらに、両手を抱える姿勢にすることで

両側の腕を抱える姿勢にすることで、肺への2本の腕による圧力を減らす役目があり、酸素摂取量が増します。

腕を垂らして立つのと、抱えた状態で立つのとで数回深呼吸をして比べてみて下さい。

腕を抱えた方が手をただ垂らした時よりも呼吸がしやすく、、リラックスした快適な感覚がすると思います。



②手足を若干曲げる事で

手足をある程度の屈曲を維持するので、それに応じて骨格筋は継続的な収縮を維持します。

 それにより血液循環が促進され、内臓へも血液が動員されて循環していきます。

血液量が大幅に増加し同時に、筋肉の毛細血管も開いていきます。 これは主に、手足のしびれ感、皮膚を這う蟻の感覚、全身の発熱や発汗という形で現れますが、これは身体の好転反応です。