エッシー1/72 ドイツ戦車 キングタイガー
AFVモデラーの皆様、こんにちは!こんばんは!
久しぶりのオールドキットレビューです。
今回は、エッシー1/72『ドイツ戦車 キングタイガー』を紹介します。
キングタイガーは私の一番好きな戦車です。
また、エッシーのキットは同社の製品の中でも
ベスト3に入るほどのお気に入りなので、
特に気合いを入れて取り上げたいと思います。
私がこのキットの存在を知ったのは、
月刊ホビージャパン1984年6月号の『特集D-DAY』でした。
ミニスケAFVでノルマンディ上陸作戦を再現するという企画で、
梅本弘先生がエッシーのキットをベースに大改造して、
キングタイガー・ヘンシェル型を製作されています。
砲塔に予備キャタピラを装着していないヘンシェル型の初期型だそうです。
表紙を飾った梅本弘先生の素晴らしいキングタイガー。
左のM4A3シャーマンは松本州平先生。
手前のグリレH型は嘉瀬翔先生によるものです。
私がこれを読んだのは小学4年。
以来、エッシーのキングタイガーが欲しくてたまらなかったのですが、
近所の模型店にはなかなか置いてなくて、
やっと購入できたのは翌年のことでした。
エッシーのキットはなかなか作りづらいものがあり、
未完成に終わったものも多いのですが、
このキットは形が単純でパーツ数が少ないためか、
難なく完成させることができました。
箱絵のとおり3色迷彩にして、
鉄道模型用のライケンを貼りつけて
擬装の枝葉を再現したのですが、
調子に乗りすぎました……
ダサくなって、やめとけばよかったです(´;ω;`)
さて、エッシーのキングタイガーの発売は1974年。
翌年にはハセガワEシリーズのラインナップにも加えられています。
1977年にパッケージデザインが変更され
背景つき箱絵の白箱になりました。
さらに1984年には赤箱に変更。
当記事のタイトル画像は赤箱のものです。
エッシーがアーテル社に吸収された翌年の1988年、
キャタピラを新規パーツの連結式に変えた
エッシー・アーテル版が新パッケージで登場しました。
また1989年には同じパッケージデザインでグンゼ産業版が
日本国内で発売されています。
例によってエッシーの箱絵は実に芸術的で何度見ても
見とれてしまいます。
キングタイガーが斜め右後ろからという、
当時としては珍しいアングルで描かれているのも斬新です。
3色迷彩のキングタイガーは、車体に針金を張り巡らせ、
擬装用の木枝を取り付けています。
雪解け後なのか、水たまりの広がる地面。
背後に立ち並ぶ建物や煙突は工業施設でしょうか?
曇天のもと、長い尾を引いて飛んでいくロケット弾は
敵のものなのか、味方なのか……?
ドイツ軍ならネーベルヴェルファー、
ソ連軍ならカチューシャ、
アメリカ軍ならスクリーミングミーミー
といったところでしょうか。
妄想が広がります(笑)
また、本来の主役であるはずのキングタイガーが
画面全体の約4分の1に収まって描かれたことで、
まるでこの絵全体が1枚の風景画のようにも見えます。
長くなりましたので、今回はここまで。
次回はキットのパーツの紹介をしたいと思います。
★ミニスケのキングタイガーの記事はこちらにもありますよ!!
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