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一週間くらい前から鈴虫が鳴いています。
寝室の窓を開けると聴こえてきて、たぶん目の前にある庭の草むらからのようです。
鈴虫といえば夏から秋ですが、特に秋の物悲しいイメージがあります。
たぶん、コオロギなど他の虫より長生きして鳴いているからかもしれません。
しかし
今は六月上旬、かなり早生まれの鈴虫です。
江戸時代まで、松虫と呼ばれていた鈴虫ですが、鈴虫が鳴く頃に咲く花で「鈴虫花」という花があるそうです。
朝顔を小さくしたような青い花で、花言葉は
可憐美の極致
です。
そういえばこんな事件もありましたね
『法然上人の弟子の安楽房遵西(あんらくぼうじゅんさい)が主導する『六時礼讃(ろくじらいさん)』の法要は巷で人気を博していました。
『六時礼讃』は善導大師の『往生礼讃(おうじょうらいさん)』に基づき、一日六度の決まった時に、阿弥陀仏を讃え、礼拝・念仏を修する法要儀式です。
節を付けて唱えられる礼讃の美しい旋律は、次第に人々の心をとらえていきます。
声よし、顔よしの安楽房は女性人気も高かったといわれます。
このようなおねんぶつブームの広がりに心穏やかではいられない旧仏教勢力による圧力が強まる中、念仏門への弾圧を決定的にする事件が起こってしまいます。
後鳥羽上皇が熊野への参詣で留守にしていた折、上皇に仕え寵愛を受けていた女官の松虫・鈴虫が、京都東山の鹿ケ谷で行われていた安楽房と住蓮房(じゅうれんぼう)主催の『六時礼讃』の法要に参加し、そのまま出家してしまったのです。
この一件は上皇の逆鱗に触れ、安楽房と住蓮房は処刑。
その他の弟子、そして法然上人も罪を問われることになります』
これが世にいう
法然上人の三大法難のひとつ「建永の法難」です。
法然上人、その時齢75歳…
その現場になった「安楽寺」は「鈴虫寺」として有名で、自分は三年前くらいに訪れてます。
このお寺さんでは一年中、鈴虫の声が聴こえるとか…確か聴こえた気がする…あっ、夏に行ったからだ。
ちょっといいけど、ちょっと怖い鈴虫寺の由来です。
しかし、とばっちりを受けた法然もそうですが、当人を処刑しなくても…
イケメン、イケゴエであるということは、世の中の他の男性の「嫉妬」を受けることには、気がつかなかったのかもしれませんね。
あーぁ、竹中さんのような無能の人で良かった。
https://youtu.be/c2lVZ2d_bKw?si=_FBsGP-vo5Ho6uOQ
日本人は世界的にも珍しく「虫の音」を「声」として聴ける民族です。
よく「コノハズク」は「仏法僧」と鳴いていると聞こえると言いますが、では鈴虫は「何と言って」いるのでしょうか。
声に聴こえるならば…リーン、リーンではなく…
わかりません。
でも
調べたら面白いことがわかりました。
実は鈴虫には鳴き声が2種類あるそうです。
「鈴虫は、メスがいるときは『リーン、リーン』、いないときには『リー、リー』で、野外ではオス単独で鳴いていることが多いので、メスもいっしょに飼育されている鈴虫声とはずいぶん違う印象を受けます」
とありました。
去年の夏に、近所の家の軒先で鈴虫を飼っている家がありました。
籠には2匹いました。
もしも、その2匹がつがいだとしたら、今聴いている声がその時と同じなのです。
だとしたら、この早生まれの鈴虫は既につがいなのかもしれません。
そうあって欲しい…です。
ただ
距離的な関係なのか、去年聴いた鈴虫の声より「小さい」のです。
可憐というよりも弱々しく感じです。
やはり「リー、リー」なのかも…。
もしチョンガーだったとしても「貴族」であって欲しい★
早生まれの鈴虫の身の上を色々考えると、今夜も眠れません。
https://youtu.be/Mff8eCfGtg0?si=XufFELZes2Mkkh74
ここにも眠れない人が…ペチョジリキ♪
追記
つまり「リー、リー」は「独身だよ」と言う意味で、「リーン、リーン」は「既婚者だよ」と言う言葉だったんです。