不登校中学生の高校受験11(合格の口約束) | HANAトリネガ両側乳癌&IgA腎症&卵巣癌闘病記

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時々HSC娘の不登校について
のブログです。

不登校でも、模試の結果が条件を満足すれば併願優遇を貰えると言われた高校から、手のひらを返されて「今年はやっていません」と断られた。

ところが。。。


 担任を通すと態度が変わる

高校から断られた旨を中学の担任に報告した。

すると担任は「僕の方から高校に相談してみます」と言った。相談???確認じゃなくて相談なんだ。ワードに違和感があった。

昨年度併願優遇を貰った不登校の生徒も担任していたから、その話を持ち出して確認してくれるのかな、と思った。

数日後。担任から連絡を貰った。
「高校とお話しした結果、今年は併願優遇はいっぱいでこれ以上増やせないけれど、一般で受験すれば併願優遇と同じ扱いにしてくれる事になりました。高校に再度面談に行く必要はありません」

つまり、高校が合格を約束してくれたのだ。

 学校同士の付き合い?

中学の担任と高校の〇〇主任(または校長)にも、お手数をおかけした事、配慮してくれた事に感謝しなくてはいけない。どこにも受からなくても、この高校には入学できる。併願優遇もどきの待遇はとてもありがたかった。

一本の電話で大人二人がチョチョイと口約束して簡単に決められた入学の約束。
模試の結果は、私が電話で担任や高校に偏差値を伝えただけで、誰も模試の現物を確認して無い。それなのに、合格。
拍子抜け。なんとも気分の悪い結果になりました。

後から思えば、中学校の進路指導の一つで、近隣の高校から先生を招き、進路や高校について講演を聞く授業があった。
その中の一人にその高校の校長がいて、窓口を担当していたのが、中学の担任だった。
校長と面識、コネクションがあったのだ。

 嬉しいが、悔しい

しかしこの大人の事情まみれの約束。どう思いますか?
これが不登校に配慮のある学校って事なのか?

本来、併願優遇を貰うには、高校が決めた中学の成績を満足し、欠席日数も10日以内にキープした上で、高校で個別相談を受けて、さらに所定の用紙に記入した書類を中学の担任に提出して、中学校長が許可をして、担任が高校を訪問して、やっと決まるものなんです。

娘は、模試の条件を提示されたのに、やっぱり今年はやってません、と個別相談の機会も得られずに簡単に断られたんです。それなのに電話一本で合格。

子供達に進路を自分で考えろと言っておきながら、大人の都合で合否が簡単に決まる。
塾も中学も高校と相談してみてと言いながら、塾や中学を通さないと断られる。
お金を払ったわけでもないから、裏口入学ってわけでもない。誰からも口止めもされていない。
不登校に限らず、模試の結果で塾から推薦を貰って高校に合格した、という話は聞いたことがあるので、時々ある入学ルートなのだろうと想像する。
でも妙な特別扱い感がなんか後ろめたい。ママ友にも話して良いのかよくわからない状況でした。
出来ればこの高校には通わせたくない。

しかし。入学する事になるかもしれない学校の事を、娘の前で悪く言ってはいけない、悪く思うのもやめようと受験が終わるまでモヤモヤを封印した。