高野川の水面に映る五山送り火の「法」に遭遇 | 京都の春夏秋冬とプラスα

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京都には、『 8月16日の送り火で杯や盆に大文字の「」を映して飲むと、無病息災や中風にならない 』との慣わしが伝わる。こうした「」の状況を今や検証・再現できる場所や条件等を探し出すことは難しい。

そこで「」に代わるものとして「」が川面に映る姿に着目した。その可能性が高い高野川の堤を歩き、川面に映る「」の姿を発見した。

□ 送り火「」の見物場所
の送り火は、京都市の北東部にある松ヶ崎東山(標高187m)で行われる。この山の火床は遠くは加茂大橋からからも見えるし、法の観覧ポイントは高野川の堤が広く知られている。

の大きさと火床数
縦横の最長は約70mで火床数は63基。火床はステンレス鋼製受け皿で山斜面に埋め込まれている(高さ約1m)。

 

*上記イラストは、京都市観光協会/京都五山送り火協賛会発行「五山送り火」のパンフレットより引用。
□ 法の送り火の点灯
午後8時に東山の大文字から点火が始まり、以後5分間隔で他の山が続く。には妙と共に8時5分頃に点灯され、約20分ほど炎が浮かび上る。

□ 高野川の川面に映る法の炎
五山の送り火での慣わし『 大文字の「大」を飲む 』をイメージしながら高野川の河川敷を歩いた。

高野橋から北に向かい200mほど歩いた所(マッブでの★印)で、高野川の水面に映る法の姿に遭遇した。さざ波が立つ高野川の流れで炎の姿は乱れているが、明かに法が投影された姿と言える。

▽ 五山送り火の前年関連ブログ
 ・五山送り火の「鳥居形」を案山子と一緒に眺める
 https://ameblo.jp/taka-hannari/day-20170823.html