新たな風物詩「2012 京の七夕」の堀川会場を散策 | 京都の春夏秋冬とプラスα

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年に一度の願いをこめ、京都の夏の新たな風物詩として企画され始まった京の七夕も3年目となった。今年も旧暦の七夕(6日)に合わせ、8月4日(土)~13日(月)の期間〔点灯時間 19:00~21:30〕で開催。京の七夕は、最新の光技術によるライトアップと七夕飾りで構成され、会場は「堀川会場」と「鴨川会場」の2個所。今年も夕涼みも兼ね優美な七夕風情が漂う堀川会場を10日に散策した。

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□ 堀川会場と遊歩道
堀川は市街のほぼ中央部を南北に流れ、上流付近が西陣に近いこともあり古くは友禅流しなどに利用されることもあった。下水道の整備などにより今では水流がほとんどなくなるも、2002年から2010年にかけての京都市による親水公園としての整備事業により遊歩道に生まれ変わり、水流も復活している。ちなみに、堀川の水源(取水)は琵琶湖疏水分線で、水流は二条城の外堀を経由して西高瀬川へとつながる。堀川会場での主なイベントは、二条城でのライトアップと遊歩道での光の友禅流し・光の天の川

会場の南北の距離はおよそ4km程で散策に要した時間は約4時間。

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〔マップは京阪電車作成のKプレス8月号より引用〕


□ 世界遺産・二条城でのライトアップ
建築物の形状に合わせてプログラミングした映像を投影する「プロジェクションマッピング」によるイトアップ。最新テクノロジーとのコラボレーションにより、二の丸御殿(国宝)が幻想的に演出されている。他に、東大手門(重要文化財)のライトアップと竹と光のアート作品の展示も行われている。なお、二条城は今年の1月から本格的な修理の1期工事に入っており、現在では唐門は観覧できない。

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□ 光の友禅流し
伝統染織の京友禅の華やかさが光の演出効果で、堀川の川面に鮮やかに浮かびあがる。

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□ 光の天の川
巨大な竹のアーチと約8万個のLEDで、夜空に浮かぶ満天の星空・天の川を再現。

川を流れる青く光る玉は、LEDを内蔵した「いのり星」。

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