王様戦隊キングオージャー | 日刊タカナリ

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※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

“俺様たちが世界を支配する!”


「王様戦隊キングオージャー」



2023年〜2024年放送。

監督:上堀内佳寿也、山口恭平、加藤弘之、茶谷和行、中澤祥次郎、坂本浩一。

脚本:高野水登、金子香緒里。

アクション監督:渡辺淳。

特撮監督:沸田洋。

出演:酒井大成、渡辺碧斗、村上愛花、平川結月、佳久創、池田匡志、森岡豊、福澤重文、千綿勇平、吉満寛人、長谷川かすみ、神前元、星乃あんな、木曽源、吉井玲、天野浩成、雛形あきこ、加村真美、矢野聖人。


『デズナラク8世を倒し、平和を取り戻したチキュー。
そこに、全ての昆虫生命体の創造主“宇蟲王”ダグデド・ドゥジャルダン率いる宇蟲五道化が襲来。チキューに住む全ての生命体を滅ぼそうと各国の侵略を開始した。
真の平和を取り戻すため、6人のキングオージャーが全宇宙の脅威であるダグデドに立ち向かう。』


以前に26話までの第1部の感想書いたので、今回は27話〜最終50話までの第2部の感想をネタバレありで書いていきます。





最初から面白すぎました。
ダグデドだけでなく、五道化全員強すぎます。
入れ替わったり、操られたりと、絶望感が凄まじかったです。
絶望感を感じつつも、それを乗り越え、どんどん強くなっていく王様6人に毎回ワクワク出来ました。
無駄な話が1個もないのは凄すぎる。
お見合い対決やアイドルオーディションなども、バカっぽく見えて無駄じゃなかったです。リタ様可愛かったな。

ダグデドの設定にも驚きました。まさか全ての元凶で、最初の人間とバグナラクの戦いから仕組まれていたとは。
しかも考え方はMARVELのサノスで、ずっと遊び感覚。いつでも滅ぼせる恐怖。
ダグデドが短気だったら、王様が一致団結する前に物語は終わってましたね。




嬉しかったのが、まさかのキョウリュウジャーとのコラボ。そしてまさかの同じ宇宙。キングオージャーと同じく、ダグデドの支配に抗っていましたね。
さらにキングオージャーのストーリーとも上手く繋げていたので、話も非常に面白かったです。

キョウリュウジャーとキングオージャーのコラボ。
これだけでも胸熱でしたが、キョウリュウジャーファンとして嬉しかったのが、当時のキャストが同じ役で出演していた事。
時間が経ってもほぼあの頃のまんまで、非常に懐かしく、興奮しました。あのダンスがまた見れるなんて。

残念だったのが、キング役の竜星涼の出演が無かった事。忙しいから仕方ないですよね。
声だけでも出てくれたのはありがたい。

最高のコラボでした。




第二部は驚きだらけです。

第一部で最低最悪の国王だったラクレスの帰還。ダグデドへの忠誠。ヒルビルと結託してゴーマを消し、五道化へ加入。ダグデドの信頼を得て、“不死身”を倒す力を得る。

ここまで17年。
ダグデドを倒すために自ら悪となり、国民を虐げ、バグナラクと人間を対立させるなど、やりたくもなかったでしょう。よく耐えました。それを知っていたスズメも、ダグデドに悟られずによくやっていました。

ギラとの並んでの変身、共闘。
これが見れるとは思いませんでした。

兄の想い、素晴らしかったです。




そしてダグデドとの最終決戦ですが、これはもう映画でした。

ダグデドの配下を倒し、いざダグデドに挑むも、それでも敵わずに苦渋の決断。
これは辛かったでしょう。敗北宣言をしたわけですから。
ですが、この王あってのこの国民。
ダグデドに反逆した王を反逆し、全員で王のいる戦場へ。

もう「アベンジャーズ/エンドゲーム」です。
キングオージャーを1年追ってきたからこその感動がありました。
MCUと同じく、応援してくれたファンへの感謝の気持ちが感じられましたね。




国民だけでなく、死の国ハーカバーカからの加勢でさらに感動出来ました。本編で佐倉綾音が見れるなんて。
デボニカ登場には鳥肌立ちましたね。

さらに、ジェラミーの母の圧倒的な戦闘力、ゴッカン前国王カーラとトウフ前国王イロキによるまさかの王鎧武装。初代シュゴッダム国王ライオニールの一閃。
テンション上がりました。

そして、バグナラク前国王デズナラクの復活。相手はもちろんカメジム。
デズナラクはカメジムに騙されてしまいましたから、怒り大爆発です。カメジムには見ていてイラッとしてましたから、ぶっ飛ばしてくれた時はスカッとしましたね。




国民からの勇気を得て、力を取り戻したキングオージャーの真の決戦。
決戦の地は、ダグデドの本拠地。
お互いおそらく最大級にデカイんでしょうけど、あの空間だとよくわかりません。この感じは「天元突破グレンラガン」みたいでしたね。

そしてグレンラガンっぽさは戦いの中でもありました。
合体したシュゴッドが徐々に壊れていき、最終的にキングオージャーとなり、最期の一撃は6人の王で。
グレンラガン好きなので、この演出にはテンション上がりました。

6人共、最後の最後までめちゃくちゃカッコ良かったです。




個人的には、最近の戦隊の中で一番好きになりました。まさかここまで心揺さぶられる展開が待ち受けていようとは。

この地球ではない、別の地球のスーパー戦隊。
毎話気持ちが昂りました。
大満足です。


個人的に推しはヒメノ様。

“ただ我がままに、我が道をゆく”

この台詞好きすぎる。