陸vs空 | 日刊タカナリ

日刊タカナリ

おすすめの映画やマンガ、製作したプラモ、イラストを紹介していきます。
※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

東京都代表決定戦、開幕。



「ハイキュー!! 陸vs空」



2020年発売。

原作:古館春一。

監督:佐藤雅子。

副監督:石川真理子。

シリーズ構成:岸本卓。

総作画監督:小林祐。

アニメーション制作:Production I.G


アニメ「ハイキュー!!」のOVA作品。
収録時間45分。全2話。

内容は、原作では描かれていましたが、テレビアニメ本編では描かれなかった東京都代表決定戦。
音駒高校が、梟谷学園高校と戸美学園高校と戦います。



それぞれの試合はやっぱり楽しい。

特に音駒と梟谷の試合は、お互いに顔なじみで、合宿もしっかりした仲なので、手の内は知り尽くされています。
それ故に、対抗心はむき出しですが非常に楽しそうです。心が踊りましたね。

木兎、めちゃくちゃ面倒くさいwww
それを制御する赤葦さすがwww

だけど、木兎はやっぱりエースでした。



そして音駒とは少なからず因縁のある戸美との試合は、梟谷と違って少しイラッとする試合でした。

戸美自体実力はあるんですが、勝つためにやれる事は何でもやるというスタイルです。
審判や観客からの印象を良くしたり、ヤジを飛ばして苛つかせたり、ボールのインアウトを曖昧にしたりと、見ていてあまり気持ちよくない戦い方をします。

だからこそ、ボールを叩き込んだリエーフや、黒尾のバックアタック、リエーフと芝山の成長による得点はとても気持ちよかったです。

「勝つために手を尽くす」という考え方は悪くないんですけどね。



全体的に楽しいんですけど、他の方がおっしゃる通り、時間が短すぎます。原作好きにはかなり物足りません。
大部分カットされています。

梟谷との戦いは1話の前半だけですし、戸美にしても原作より優等生です。
どうせやるなら、梟谷との戦いを2話、戸美との戦いを2話でやって、もっとお互いのチームをしっかり描いてほしかったです。
いいプレーはたくさんあるのに、非常に勿体無い。



テレビシリーズ本編ではこの試合は描かれなかったので、アニメにしてくれただけありがたいですが、描き方はもう少し考えて欲しかったです。

原作ファンとしては、かなり不完全燃焼。