シン・ジョーズ | 日刊タカナリ

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※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

そのサメは、陸を泳ぐ。


「シン・ジョーズ 最強生物の誕生」


『水深100mの海洋深海ステーション。そこでは、サメの体内にある抗がん物質を人類の役に立てようと、遺伝子組換えによる実験を行っていた。しかしサメは突如暴走し、人間を襲い始めた。』


2020年公開。

監督・脚本:チェン・シユー。

出演:ルオ・イークン、シー・メイル、ヨウ・ユウ、エルデニ・ナオメン。


今回のサメは海だけでなく陸を泳ぎます。
「シン・ゴジラ」みたく足は生えていませんが、土に潜り、地面を滑るように移動します。

「シン・ジョーズ」というタイトルは日本独自のものですが、多少は「シン・ゴジラ」を意識していると思います。
たぶん、居酒屋とかで冗談交じりに決めてる気がしますwww



本編はこれまでの有名サメ映画を思わせるシーンが結構あります。

海中研究所に体当たりするのとかは「MEG」だし、研究所に侵入したサメから逃げるのは「ディープ・ブルー」を思い出します。もちろん「ジョーズ」っぽいシーンもあります。

「ディープ・ブルー」っぽくなった時は、サメが大きいのにその展開は勿体無いと思いましたが、思ったよりもすぐに地上に出ましたね。
意外とあっさりでした。



サメのビジュアルや恐ろしさは割と良かったんですが、人間側の個性が少し薄いです。全員どこかで見たような、よくありがちなキャラクターです。

酒に溺れる主人公。
秘密を抱える研究員。
サメを医療に役立てようとは1㎜も考えてない所長。
危ない状況なのに1人で遊ぶ子供。

子供のあたりは結構ご都合展開だったと思います。必ず誰かが助けます。
主人公と相棒のあの関係性は良かったですけどね。

サメは街に上陸して、結構な被害を出してましたけど、所長はこの事知っていたのだろうか。「知らない」じゃ済まないと思う。



キャラクターや決着方法なんかは割と平凡ではありましたが、思ったよりも楽しめました。

あのサメ、まさかのものと組み合わせられてたな。