悔しがる子は強い! | ピアニスト たっくやまだ/TAK-YAMADA

ピアニスト たっくやまだ/TAK-YAMADA

サムシングエルス・大久保伸隆さんバンドのピアノ/キーボード担当

『リアルゴールドXY』CM撮影で
YOSHIKI さんのスタンドインを担当
(カメラセッティング時の代役)
数々のCM音楽を手がける ピアニスト/作・編曲家

え~、昨日の格闘コラムは
「レッスン話の前振り」として書きはじめましたが、
長くなってしまったので"枕"だけでアップしました。

今日は火・水の二日間で感じた事を書いてみますね。


あのー、曙ネタから転じて言いたかったのは、
ボノに比べたらウチの生徒さんはよく練習してるな~‥という事なんです。
ごめんね、ボノ(笑)。


習い始めて1年を過ぎますと、最初の頃には分からなかった
「合格」と「もう少し」の違いが理解出来るようになってきて、
同じ課題を繰り返しても嫌がらなくなりました。

僕のレッスンで重要視する3要素「弾く・聴く・読む」を
バランスよく教えてきた成果が出てきてますね。


この3要素、一つでも欠けたらダメなんです。

弾くテクニックがあっても、聴く&読む事で出来ていなければ
僕が何に対して「もう少し」と言っているのかが分かりません。


例えば音符の長さであれば、
4分音符はリンゴ1個。2分音符はリンゴ2個。
全音符はリンゴ4個。8分音符はリンゴ半分。

‥と、このように子供にも分かりやすい表現で
音の長さを理解してもらう事が、
正しいリズムで弾くことに繋がります。



生徒さんが「もう少し」と言われる理由を理解し始めてから、
急に教えていてもスムーズに進むようになりましてね。

曲を弾いていて途中で止まったりしても、
曲の完成形が見えているからでしょうか、
僕がもう一度と言わなくても自主的にトライし始めました。


火曜のレッスンでは、三つ子ちゃんの一人が
「てをたたきましょう」を弾きたがっていたので、
結構曲が長いから大丈夫かな~‥?と思いつつ教えていると、
2・3回でメロディの音を覚えてしまいました。

僕としては覚えてくれただけでOKなんだけど、
生徒さん的には引っかかったり止まる事が不満な様子。

何度も何度もトライして、
結局間違えないで弾けるようになるまでやってましたよ。


TBSでOA中の"ドラゴン桜"じゃないけど、
「出来ない事を悔しいと思ってやる子」が伸びるんですよね。

水曜の生徒さんは、見本と称して僕が先に弾くと怒りますから(笑)。
"自分が先に弾きたかったのにー‥"みたいな。

いやぁ、これは良い反応ですよ!
リアクションが無いよりずっとイイ。

どんどん気持ちを表に出してもらった方が、
僕としても教えやすいです。

「出来なくて悔しい!」という気持ちをね。