しゅーとめの糖尿病は、別の手術を受けるにあたり、血液検査をした時、

発覚したと聞いています。

それが50代の話なので、かれこれ20年以上、糖尿病とのつきあいが続いています。

 

ド天然なしゅーとめですが、糖尿病の怖さだけはよく知っていて、その影響か、

食事には気をつけていたようです。

ただ、気をつけていたと言っても、ご飯の量を減らす、と言うことを主に

実践していたくらいしか、食事に関しては記憶がありません。

 

じゃあ、他に何を気をつけていたか。

間食です。

 

おせんべい、おかきなどを食べる代わりに、おからで出来たクッキー、酢昆布等、

糖質の少ない商品を、どこで見つけてくるのだろう、と言うくらい知っており、

カバンに複数個忍ばせていました。しゅーとめなりに頑張っていたのです。

 

これらのおかげか、それほど悪化することなく、糖尿病とつきあってきました。

アルツハイマーを発症するまでは。

 

発症発覚の数年前から、血糖値は異常値を示していたので、その頃から、糖尿病を

患っている、と言う記憶があやふやになっていたと思うのですが、介護同居を

始めて気がついたのは、あんなに仲の良かった?糖尿病のことをすっかり忘れている

らしいことです!

 

例えば、しゅーとめは糖尿病でも、我々は違うので、時に喫茶店でケーキなどが

食べたくなります。

 

夫:「今からおやつ食べるけど、母と僕(=糖尿病予備軍)は半分こね」

しゅーとめ:「何で~」

私:「お義母さん、お医者さんから止められてるのよ」

しゅーとめ:「そんなの、聞いてないよ(=お菓子がかかっているので必死)」

夫:「聞いてなくても、半分こです」

 

糖尿病のことを全く覚えてないからか、こんな会話を繰り返すようになりました。

しゅーとめは、シュンとした感じながら、お菓子を食べるとご機嫌で、しばらくは、

それで、3人でのお菓子タイムを楽しんでいました。

 

しかし、だんだん、しゅーとめが、食後、むっつりするようになったのです。

しゅーとめは、外向きに怒らない分、内向きに怒る、つまり、むくれます。

 

しばらくすると忘れるので、そんなに大ごとではないのですが、むくれて、負の

感情が残るのもよろしくないなあ、と、喫茶店でのケーキも、だんだん遠のく

ようになりました。

 

そんな頃、義妹が帰省するとの連絡がありました。

義妹が帰ってくるなら、最近流行ってるのあのパンケーキやさんにでも行こうか、と

計画を立てたのですが...

 

 

そこで、しゅーとめが思いがけない行動に出たのです。

次回に続きます。

しゅーとめの早業 Part2につづく...

 

 

 

しゅーとめは、至極穏やかな人です。

それは、アルツハイマーになってからも、あまり変わりませんでしたが、

時折、物騒な、もしくはいらついた発言をすることはありました。

 

よその庭先に咲いているきれいな花を見つけて、

「あれ、1本くらいもらってもいいかしら」

* 逆に、自分の庭の花が盗られることは恐れていました

 

離合時に挨拶をしない車に対し、

「折角止まってあげたのに、お礼の1つもしないなんて」

 

長いこと待たされる病院で

「長いねえ、何してるんだろうねえ」

 

物騒だ、いらついた、といってもこのレベルですが、こんな発言は、

アルツハイマー前までは絶対にありませんでした。

 

こんなしゅーとめを怒らせたお医者さんの話です。

 

アルツハイマーを疑って、かかりつけ医に紹介状を書いてもらい、総合病院の

専門医に診てもらっていた時期がありました。

 

その先生は、結局、しゅーとめをアルツハイマーと診断しないままでしたが、

何ヶ月かに1度、診察を受けることになり、

 

「ここはどこですか」

「東北で起きた地震、何て言うんだっけ?」

 

的な質問を繰り返していました。

今思うと不思議なことに、頭部CTも撮りませんでした。

 

 

最初のうちは、しゅーとめも至って普通に診察を受けていたのですが...

3度目くらいの診察の時でしょうか。

その日は、研修医を同席させてもらう、と前置きがあった上で診察が始まりました。

いつものように、

 

「ここはどこですか」

 

から始まった質問の何個か目、先生は、後ろの研修医さん達を指さして聞きました。

 

「ここには、男性と女性、何人ずついますか?」

 

確か、しゅーとめは普通に答えたと思います。

そして、いつもの質問だけの診察が終わり、会計のための手続きを待っている

長い間、それは起こったのです。

 

しゅーとめ:「あの先生、なんなの?男女の数を聞くなんて!」

 

通訳?すると、「なんなんだ、あの馬鹿げた質問は?」と怒っているのです。

 

私からすると、「ここはどこですか?」も、まあ馬鹿げた質問なので、何が

しゅーとめの逆鱗に触れたのかは、分かりません。

しかし、いつになく激しい言葉で、

 

「あんな先生、ダメだわ」

「もうこんなところ、来なくていいよねえ」

* 怒ってるくせに、「来なくていいよねえ~」と言うあたりがしゅーとめらしい

 

と怒り続けるしゅーとめを見て、確かにもうここはいいかなあ、と思いつつ、

怒り慣れてないしゅーとめの怒り方が、あまりに可愛らしいので、笑いたい所を

堪えつつ、「うん、もうやめようね」と言いました。

 

今思えば、あの質問が、おかしな質問だ、と思えた時期もあったんだなあ...

 

ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)

 

 

薬は恐ろしい! Part2からつづく

 

しゅーとめは低血糖で、昨晩から入院中です。

と、その次の日の朝早く、8時頃でしたでしょうか、病院の方から電話が

かかってきました。

 

なんだなんだ?

こんなに朝早くからの電話って、なんか悪い話ではないだろうなあ?

 

夫が対応をしています。

耳をダンボにして聞いていると、しゅーとめは全く問題ない状態なので、早速

退院をしても構わない、と言ったような話をしているではありませんか。

 

入院が長引かなかったので、アルツハイマーが急に進むことはないだろうと、

とりあえずほっとしました。

 

しかし、しゅーとめは、一晩違うところに1人で(=家族がいない、と言う意味で)

過ごすことになったけれど、不安定になっていないだろうか...

朝ご飯をさっと済ませて、連れて帰った方が良いなあ、等と考えていると...

 

夫が電話を終え、事情を説明してくれました。

 

要点としては、

・いつでも退院できるので、お迎えに来てください、とのこと

・救急対応の先生としゅーとめのかかりつけ医が知り合いで、早速、連携して

   状況把握、相談、対応検討をしてくださったこと

・しゅーとめの家族(=つまり我々)が、糖尿病の食事対応に関してとても熱心で

   あること

・熱心であるが故に、再度、低血糖を起こす可能性が考えられるため、低血糖

   対応の薬を処方しておいた方が良いだろうと言うこと

 

と言うことでした。

 

何、低血糖予防みたいな薬があるんかい?あんなに低血糖にならないように、と

気を使ってきたのに...早く言ってよ、それ~、と思いながら、まずは、

しゅーとめを迎えに行きました。

 

それはともかく、私の心配をよそに、

まあ、しゅーとめの元気だったこと!

 

しゅーとめに関する限り、入院してもアルツハイマーは進まないのではないか、と

思えるくらい、ICUの看護師さん、4、5人を周りに侍らせて、談笑しているでは

ありませんか!

 

 

忙しいのにすんません...と小さくなりながら、しゅーとめを回収し、まずは

ほっとしたところで、かかりつけ医のところへ。

 

低血糖対応の薬、というのは、服用するタイプのものではなく、ぜんそく対応の

吸入器?的な形状をした薬で、どういった時に、どういう使い方をするのか、

と言う説明を受け、帰ってきました。

 

まあ、結局、それほど大ごとにならず済んだ、今回の救急外来事件でしたが、

今回学んだことは、

薬1つで血糖値を上げたり下げたりできるって、なんか恐ろしいな、と言うことと、

うちのしゅーとめは、どこでも生きていけるたくましい人だ、と言うことでした。

 

 

 

薬は恐ろしい! Part1からつづく...

 

電話相談センターの助言で、しゅーとめが低血糖を起こしている事を知り、

慌てて救急車を呼びました。

 

 

主人が付き添い、救急車は、庭先とも言えるような距離の救急外来にしゅーとめを

運んでいきました。

 

後で、夫に聞いたところによると、車内で血糖値が60~70程度に落ちた後、

結局140程度まで回復し、救急外来の先生に、

「血糖値140台の低血糖患者~?なんじゃそりゃ~」

と怒られたそうです。そりゃそうだ...

* 血糖値140は、糖尿病かどうかの判断基準値、つまり高い値なのです...

 

その間、私は救急外来の駐車場で待機していました。

コロナ禍で、患者以外は中に入れてもらえないからです。

付き添いの夫も、事情を説明した後は外に出されて、2人で車の中で待っていました。

 

しばらくすると、担当の先生でしょうか、説明しに外に出て来てくださいました。

その時、先生が仰ったのは、

  • 現在、落ち着いていること
  • ただ、完全に回復したかは、一晩様子を見る必要があるので、要入院
なんと!入院ですか!
これまでも、びっくりするような症状で救急外来には、度々お世話になって
きましたが、実際に入院するのは初めてです。
低血糖ってそれほど怖い症状なんですね。
 
そして、一番驚きだったのが、「食事を取らなかったり、進んでない様子の時は
血糖値を下げる薬を飲まなくても良い」と言われたことでした。
 
今まで、何度かかりつけ医の先生とお話をしてきたか分かりませんが、そう言う
アドバイスをされたことがありませんでした。
薬は飲み忘れてはいけないもの、それも糖尿病みたいな生活習慣病系の薬なら
尚更だ、と思い込んで生きてきたので、衝撃的な内容でした。
 
当たり前の事ながら、先生に言われたから素直に薬を飲む、ではなくて、もっと、
詳しく質問し、説明を受けておかなければならないと痛感しました。
 
これまでも、偉そうに先生に薬の数を指定したり、相談したりしていたので、
かなりめんどくさい身内だと思われている自信?はあったのですが、もっと
気をつけなければならないようだと反省しました。
 
そして、その日はしゅーとめを病院に残したまま、疲れ果てて家路につきました。
毎度の事ながら、入院ってなるとどれくらいなんだろう、アルツハイマーが
進まないと良いんだけど...等と心配しながら。
次回に続きます。
薬って恐ろしい! Part3につづく...
 
ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)

 

 

介護同居をしていたまる4年の間、回数にして7、8回くらいでしょうか、救急外来に

お世話になりました。

 

それぞれ、どんなことがあったのかについては、追々ブログに書く予定なのですが...

今日は、その中でも一番重篤だった内容についてお話ししたいと思います。

 

発端は、風邪等の軽い症状で、その日はご飯も食べたがらず、ずっとベッドで

横になっている状態でした。

 

しかし、体力面でも、病気の面でもご飯を食べないわけにはいかないので、

流動食代わりに、低糖質プリンなど、少しでも血糖値を上げられるような食べ物を

選んで、食べてもらっていました。

しゅーとめは、糖尿病の薬を必ず飲まないといけないため、ご飯を食べずに薬を飲むと、低血糖になってしまうからです。

 

夕方までは、至って普通でした。

血糖値が低すぎることもなく、早くご飯が食べれるようになるといいなあ、と

思いながら、夕食前の薬を飲んでもらい、流動食を食べてもらう予定でした。

で、薬を飲んで、甘酒を飲んでもらったのですが...

 

ものによると思いますが、しゅーとめが使っていた薬は、飲んで10分待つと

効果が現れるものです。

 

その10分が経つか経たないかのうちに、しゅーとめがぼーっとしてきたのです。

返事がやっとできるくらいで、見た目、眠いのかな、と言う感じなのですが、

明らかにそうではないことは分かります。


やばいかなあ、追加でプリンも食べてもらおう。

 

夫とそのように相談し、眠そうなしゅーとめの口に、スプーンを持って行くと、

最初は自分で口を開けたのですが、そのうち、口も開けなくなりました。

なので、何口か無理矢理口に入れると、自分で飲み込みました。

意識自体はあるようです。

 

血糖値を測ると、120台はキープしています。

これでは低血糖とは言えませんが、状態は明らかに異常です。

 

アルツハイマーの対応は、会話や行動などで気持ちを誘導するのが主なので、

それほど焦ったりすることはありませんが、病気系の対応となると話は違います。

 

何が起こっているか分からず、相談センターだったか?に電話してみました。

 

「低血糖ですね、すぐ救急車を呼んでください」

 

 

低血糖は、下手をすると命に関わる症状です。

やっちまった!!と思いながら慌てて、救急車を呼びました。

さて、しゅーとめは大丈夫なのでしょうか?

次回に続きます。