どこが痛いのか分からない! Part1からつづく

 

しゅーとめが良く起こしていた足つりは、本人の説明による場所の特定が

難しくても、何とか自分たちで(と言うか、夫が懸命に)事態を収拾することが

出来ました。

 

しかし、それが出来ないケースもたまにありました。

「お腹が痛い」「胸が苦しい」等のケースです。

いつもの心因性の痛みの場合は、痛み止めを飲めば、そのまま治まるのですが、

治まらない場合が大変です。

 

しゅーとめの痛がりようがいつもと違うのは分かりますが、ただの腹痛なのか、

何か大きな病気が隠れているのか、素人では判断できません。

 

薬が効かない時点で、救急外来に行く(=何故か夜に起こるのが多かった)ことは、

決まっているのですが、同じ「お腹が痛い」でも、先生に説明するのに、部位の

選定くらいしておこう、と思うので、しゅーとめに確認をします。

 

私:「どこが痛いの?」

しゅーとめ:「ここ(とある部位を押さえる)」

 

これが、少し経つと場所が変わったり、痛みに気を取られすぎて、答えることも

出来なかったりします。

結局、「お腹が痛い」と言う情報しか得られないまま、自分たちで救急外来に

連れて行きます。

 

先生に(認知症のことも含めて)事情を説明し、待合室で待ちます。

 

先生方も同じように、部位の選定が出来かねて、色んな検査をしてくださっている

のでしょう、意外と長いこと待たされます。

情報が「お腹が痛い」だけなので、仕方がないのかもしれません。

 

しかし、待つ方としては気が気ではありません。

長くかかればかかるほど、何かしら重病が見つかったのではないか、等と、

余計な想像をしてしまいます。

 

そんな頃、先生に呼ばれます。

 

先生:「落ち着かれましたよ~」

 

ベッドには、すっかり笑顔のしゅーとめが横になっており、もっぱらの関心事は、

家に帰れるのかどうか、と言う状態になるまで回復しています。

 

夫:「先生、(病名)なんだったんですか?」

先生:「ん~、便秘ですね~、結構たまってますよ~」

 

便秘...便秘...便秘...

 

 

これが、同居を始めて初期の頃、2回ありました...

この2回で出された便秘対応の薬ですが、これが、元々、薬持ちのしゅーとめの

お薬リストに加えられ、この後、便秘を起こすことはありませんでした。

 

いやあ、しかし、便秘で救急外来には行きたくないものです...

 

ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)

 

 

 


しゅーとめが、良く「○○が痛い」と訴えることは、何度かお話ししました。

そのうち、ほとんどが心因性のもので、痛み止めを飲んで寝れば治まります。

 

しかし、本物(!?)の痛みを訴える時に、困ることがあります。

アルツハイマーの影響で、どこが痛いのか、適切な場所を

説明できないことです。

 

 

例えば、しゅーとめは、たまに、夜寝ている間に足がつることがありました。

 

寝ていたしゅーとめが、「足が痛い!!」と声を上げます。

ここからが大変です。

 

右足か、左足かまでくらいはすぐ分かるのですが、足といっても、太ももから

ふくらはぎ、指まで色々な箇所があります。

 

夫:「どこが痛いの?」

 

こう尋ねても、痛みの海で溺れている(=ホントにこんな痛がり方なのです)

しゅーとめには、聞こえないのか、説明できないのか、

 

しゅーとめ:「痛いよう、痛いよう!」

 

としか回答が得られないか、適切に説明できていないのがほとんどです。

仕方がないので、夫が、足を触り触り、「どうもここらしいぞ」と言うあたりを、

伸ばして、元に戻して、を繰り返して対応するのですが...

 

素人対応だからなのか、正しい場所が把握出来ないからか、その作業が、

ジツに1時間もかかるのです。それ以上のこともあります。

 

その間、しゅーとめの「痛いよう、痛いよう!」は、だんだん「いたあい...」に、

変わっていって、そのまま寝てしまう、と言うのが常でした。

 

そうやって、しゅーとめが寝付くか、本当に落ち着いたのかを確認した上で、

夫は寝ます。結構、大変な作業となり、次の日も、夫は疲れを残しがちとなります。

 

仕方がないことなのかなあ...

それにしても、夫が疲れない方法はないのかなあ、と思っていました。

 

そんなある日、お昼の訪問リハビリの少し前に、足がつってしまったことが

ありました。いつもと同じような対応をしていたところ、訪問リハビリ担当の

T先生が、ちょうど来てくださいました。

 

T先生は、足をちょっと触って場所を確認すると、ものの15分程度で治して

しまったそうです...

夫が言うには、自分が触っていたところと、全然違うところだったとか...

 

やっぱり、正確な場所を説明できないというのは、対応が難しいなあ...

仕方ないのかな...

 

しかし、「足がつった」程度なら、まだ、自分たちの中で解決することが出来、

人様に迷惑をかけることはないのですが、そうでない時もたまにありました。

 

次回は、そのお話をしたいと思います。

どこが痛いのか分からない Part2につづく...

 

* 諸事情で、今後、更新期間が不定になりそうです。

    コツコツ続けますので、気が向いたとき、お立ち寄りください。

    いつも読んでくださり、ありがとうございます。

 

ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)

 

 

介護同居を始めて間もない頃の、しゅーとめの生態調査まっただ中の話です。

* 既出の通り、トイレの話ですので、タイミングが悪い場合、読むのをお控えください

 

しゅーとめは、朝気分が落ち込んでいることが多く、最初の頃は、対応が良く

分からず、もう少し寝てもらうようにしていました。

 

一方、我々はと言えば、仕事もありますし、先に朝食を食べます。

 

で、変な話になりますが、我々夫婦、特に夫は、生まれてこの方、便通に

困ったことはほとんどなく、朝ご飯を食べた後、割と時間を置かずに、

定期便(注:ていきべん、ではありません)のように、便意を催します。

 

夫は、「トイレに行きたい!」と思ったら、即行ってすっきりすることが出来ます。

一方、私は、「あ、なんかトイレの予感」から始まって、何回かの波を越え、

最高潮に達したときにトイレに行く習慣です。

 

 

そんな私が、何回かの波を越え、「トイレに行きたいなあ」と思う頃、

しゅーとめが、トイレのために起きてきたりします。

音もなく起きて来て、戸の閉まる音で気がついたりすることもありました。

 

それは良いのですが、年寄りですから、動きもゆっくりですし、しかも寝起きで

ぼやっとしているのか、なかなか出てこないことが、何回かありました。

 

こうなると、見苦しい話ですが、じっとしていたら大変なことになりそうな状態に

なっている私は、ゴリラみたいなみょーな格好で、その辺をうろうろし始めます。

そろそろ50に手が届こうか、と言うおばさんが、みっともない話です。

みっともない話ですが、切実です。

 

夫は、「早く出て」って言っておいで、と言ってくれるのですが、普段、

しゅーとめをからかって遊んでいるくせに、とてもじゃないけど、そう言うことは

何故か言えないのです。

 

全然大丈夫そうに見えない格好で、「大丈夫」と言いながら、しゅーとめを

待っています。

 

ゴリラポーズがあまりに見苦しいのでしょうか、見るに見かねた夫が「早く出て」と

言ってくれたりして、これまで事なきを得てきました。

 

そんなことを、4、5回繰り返し、自分のトイレのタイミングを、最高潮から

ずらすことで、その後は全くそう言うようなことは起こりませんでしたが...

 

結婚でも介護でも何でも、新たに同居を始めるって、こういうレベルから

大変なんだなあ、と、しみじみ感じました。

 

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施設に入っているしゅーとめとは、医療行為を行う関係で、2週間に1回会えます。

しかし、コロナ禍でもあるため、長居も出来ず、余計なおしゃべりも控え、

元気そうだな、と言うのを確認して、さっと帰宅します。

 

しかし、半年に1度だけ、眼科に行くのに外に連れ出すことが出来ます。

糖尿病から来る網膜症の検査のためです。

 

いつものように、視力検査等を行ってから診察に入るのですが...

 

ここの看護師さんは女性2人で、どちらもきれいな顔立ちをしているのですが...

ちらっとも笑顔を見せません

きれいな顔立ちの分、ちょっぴり怖いのです...

 

今日も、そのうちの1人による検査が始まりました。

検査には夫が立ち会うので、私は待合室で待っているのですが、壁がないので、

検査の様子はまる聞こえです。

 

機械による検査が済んだ後、視力検査をしている様子が耳に入ってきました。

 

 

看護師さん:「このひらがな教えてください」

しゅーとめ:「う~ん...」

 

もごもごと何か言っている様子が聞こえてきますが、どうも、ひらがなは

読めなくなっている様子。

あー、やっぱり(認知症が)進んでるなあ、と、ちと気持ちがトーンダウンしました。

 

そんな私の気持ちをよそに、

 

看護師さん:「じゃあ、これはどこがあいているか教えてください」

 

と、検査は続いていきます。

しかし、これも難しいようで、「下」「下」と繰り返しているのが聞こえます。

それに対し、看護師さんも、粘り強く検査を続けています。

 

そんな時です。

 

看護師さん:「これはどこがあいていますか?」

しゅーとめ:「真ん中!

 

ぶっと吹き出したいのと、「そうよ!お義母さん、その通り!」と声をかけたいのを

ぐっと堪え、待合室でぶるぶると肩を震わせながらうつむいていました。

怪しい人に見えたかもしれません...

 

後で夫に聞いた所によると、ちらっとも笑顔を見せないあの看護師さんが、

苦笑していたそうです。

 

やるなあ、お義母さん...

 

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しゅーとめの早業 Part1からつづく

 

20年以上、糖尿病とつきあってきたしゅーとめが、アルツハイマーになり、

糖尿病のことを忘れています。

そんな訳で、たまに設けていた喫茶店でのケーキタイムもなくなりつつありました。

 

そんな頃、義妹が帰省する、と言うことで、こちらで話題になっている

パンケーキやさんにみんなで行こう!と言う計画を立てました。

 

夫と私で一度行ったことがあるのですが、何とも素朴な味と、ごてごてと

飾り立てたパンケーキが流行っていた中、そっと、クリームとフルーツが添えてある

感じのシンプルさと手頃な値段が、とても気に入ったお店なのです。

 

そして、義妹が帰省した日、早速食べに行きました。

私と夫で1皿、義妹としゅーとめで1皿を分けて食べ、「おいしいね~」と喜んで

もらえて、ここに来て良かったなあ、と思いました。

 

 

ところで...

余談のようで余談ではないのですが、夫と私は、シンプルな味付けが好きなので、

添えてある生クリームを全て食べきることがありません。

食べられなくはないのですが、体調管理のこともあり、意図的に残します。

 

方や、義妹としゅーとめの皿の方は、しゅーとめが欲しがらずに済むように、

義妹がせっせと、キレイに食べつくします。

 

そんな状態で、食べ終わった後、つもる話に、しばらく花を咲かせていた時、

事件は起こりました。

何が起こったのか?と思うような、もしくは見間違いか、と思うくらいの素早い

行動を、しゅーとめがとったのです。

 

あろう事か、

こちらの皿に残っていた生クリームを、さっとフォークで

すくい取って、食べたのです!

 

しゅーとめからは遠いテーブルにある方の皿なのに、なんと動きの早いこと!

 

某アニソンの歌詞、「お魚くわえたどら猫」って、こんな感じの動きなのかなあと、

見当違いのことを考えるくらい、見事な手際でした。

 

しかし、「手が痺れてなんにも出来ないの...」、「もう私ダメだわ...」と、毎朝、

めそめそしている人とは、とても同一人物とは思えません。

おぬし、あなどれぬな、と別なところで、新たな覚悟を決めた私でした。

 

そして、ホントの余談ですが...

このお店が気に入った義妹は、帰省の度に(=平均して2週に1度)、ここへ通うように

なり、県外に住みながら、常連さんになってしまいました。