以前にもお話ししましたが、しゅーとめの性格的に、デイサービスやショート

ステイに行くことなど、介護同居を始めた頃は、全く期待していませんでした。

 

 

そう言う施設は、要介護の人が利用する所と思っており、しゅーとめも、

自分には不必要、そのくせ、自分1人だけでの外出は不安なので、基本的に

家で過ごす、と考えているようでした。

 

実際、初めてのデイサービス利用の試みは失敗しました。

しかし、次々に起こる問題に対応した作戦を駆使しながら、2度目の

デイサービスからは、何とか継続させることが出来ました

(2度目のデイサービス挑戦! Part1 参照)。

 

しかし、今後の事を考えると、ショートステイもそろそろ試しておこうか、と

言う話になりました。そうなると、またまた新しい作戦が必要となります。

 

思えば、今までも色んな作戦を考えてきました。

「いきなりイベント」作戦

  →しゅーとめに何も告げず、準備が整ってから外出用件を告げる作戦。

     しゅーとめの防御策「○○痛い」作戦への対抗策。

 

「くじ引きが当たったよ」作戦

  →無料でお話を聞く会合に参加できると言って、デイサービスへと誘導する

     作戦。しゅーとめの無料好きを利用。

 

「外から丸見え」作戦

  →「いきなりイベント」作戦実行時、外出予定を告げられないため、

     いつでも外出できるように、外出着に着替えて準備をしておく作戦。

     外から部屋着姿が丸見えで恥ずかしいよ、と言いくるめて着替えを促す。

 

「後でお茶しようと思ってたんだけど...」作戦

  →不機嫌時、もしくは病院行きを渋るとき等、この一言さえ言えば、

     全てが丸く収まる、万能な作戦。

 

「無理矢理寝かす」作戦

  →不機嫌時、底なしに落ち込んでなかなか戻ってこない時、とりあえず

     寝てもらったら、起きた時には基本的に全て忘れていることの多い最終奥義。
 

これらの作戦の共通点は、ぶっちゃけ、

「しゅーとめを煙に巻いている」

と言う点です。

 

素直で、基本受け身であるしゅーとめの性格を考慮して、何かしら口実を

作って、もしくは、引き下がれない状況を作っておいて、計画を実行する、

と言う、まあ、だまし討ちのような作戦ばかりです。

 

しかし、今回テーマとなっている、ショートステイをお願いするにあたり、

正直なところ、煙に巻く方法?と言うか、巻き方がなかなか思いつきませんでした。

 

結局、「ここは、真っ正面から行こう」と言うのが、基本戦術となりました。

なので、今回の作戦は、ずばりそのまま、

「2、3日、ホテルに泊まってきてね」作戦

となりました。

* あまりにそのまま過ぎる作戦名...

 

果たしてどうなることやら...

続きは次回に。

初めてのショートステイ Part2へつづく...

 

↓色々なお花が届くので、しゅーとめも嬉しそうでした!

ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)

 

 

しゅーとめの執念 Part1からつづく

 

しゅーとめの、運転免許への飽くなき願望は、アルツハイマーになってからも

絶賛?継続中です。

 

しゅーと、息子のみならず、小学校、中学校からの同級生である、仲良し3人組の

Mちゃん、Yちゃん(=心が洗われるような優しいお友達)にさえ、

「○○ちゃん(=しゅーとめ)、免許持ったら、どっか行ったきり帰ってこないから、

持っちゃダメだよ」とまで言われる始末。

 

それに対してしゅーとめは、

「そんなことないよ、夜中になったら帰ってくるに決まってるじゃん」と、

涼しい顔で答えます。

 

 

それどころか、介護同居を始めてから、こんなことを言い出すようになりました。

 

「私、まだ免許取れるだろうか?」

 

齢80になろうか、と言うおばあさんが、まだ免許取る気満々なのです叫び

勿論、笑ったりしてはいけません。

本人、至って真剣です。

 

夫:「免許取得するのに年齢制限はないから、そりゃ、取れるよ。

       合格しさえすれば」

しゅーとめ:「でも、こんなに手が痺れてても大丈夫だろうか?」

夫:「手が痺れてて合格できるかどうかは、わかんないけどなあ...」

 

このような会話が、思い出したように繰り返されます。

ドライブ中などには、やはり運転免許のことを思い出すのか、

「取りたかったなあ...」とつぶやくことが多いです。

 

しゅーとめ:「運転したかったなあ...」

私:「でもさ、今更運転しなくても、お義母さんが行きたい方向に、アゴを

      ひょっと動かすだけで、この車は『ははあ~っ!』って進むんだから、

      (お義母さんが運転してるのと)似たようなもんじゃん」

しゅーとめ:「そんなことないよ!」

私:「いやいや、世の中広しといえど、アゴで車動かせる人は、お義母さん

      くらいのもんだよ~、滅多にない免許よ~」

しゅーとめ:「もう!」

 

他にも、信号待ちで止まっている時、そのことがすでに理解できていないため、

このような発言をします。

 

しゅーとめ:「なかなか車が止まってくれないねえ(=車が青信号と赤信号で、

                  交互に進む仕組みになっていることを忘れてしまっている)」

夫:「そりゃ、こっちは赤信号だから、今動いちゃダメだよ」

しゅーとめ:「あ、そっか」

夫:「そんなんで車の免許取れるのかなあ?試験があるんだよ~」

しゅーとめ:「そうだねえ、もう無理なのかなあ」

 

そう言いながらも、「無理かなあ」と言う感情はすぐ忘れてしまうため、

お決まりの会話が繰り返されます。

 

しゅーとめ:「お父さん(=しゅーと)が、免許取らせてくれなかったのよ~」

 

そして、相変わらず同じように突っ込まれています。

 

リハビリのT先生:「またその話!」

しゅーとめ:「だってね~...(同じ話を繰り返す)」

 

漫才のようなそのやりとりを、くすくす笑いながら、端で聞いている夫と私です。

 

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アルツハイマー患者は、だんだんと色んなことを忘れていきます。

 

しゅーとめに関して言えば、40年近く続いているママ友との食事会、自分が

糖尿病患者であること、そのための病院通いをしていたこと、今でもあんなに

大好きな孫の顔と名前が一致しない等、悲しいことですが、「そんなことも?」と

思えるような内容も忘れていきます。

 

そんなしゅーとめが、ずっと忘れなかったことがあります。

車の運転免許が欲しいと言うことです。

 

 

週2回の訪問リハビリに来ていたT先生にすら、「また、その話ですか!!」と

呆れられるほど、何度も訴えました。

 

思えば、しゅーとめの運転免許への執念は、アルツハイマーになる前から、

すごいものがありました。一度、何でそんなに運転免許が欲しいの?と

聞いたことがあります。

すると、

 

「どこでも自分の好きなところにいけるじゃない」

 

とのこと。

いつも、しゅーとに行動を制限?されていた、しゅーとめらしい発言です。

 

昔は、女性はほとんど免許を持っていませんでしたが、しゅーとめが、

4、50代頃からではないでしょうか、友人や、周りの主婦たちが、ぽつぽつと

免許を取得するのを見て、「私も!」と思ったようなのです。

 

我々が住んでいるのは、いわゆる「家族の人数分、車が必要」な所ですが、

その中でも、比較的、自転車で用事を済ませてしまうことが出来る場所に

家を構えています。

 

そんな訳で、けち節約家のしゅーとが、車の所有を許すはずがありません。

さらに、息子(=夫)からは、「危ないから、絶対ダメ」と猛反対。

長いこと、ホントに長いこと(らしい)、切々と訴えてきたのですが、

その度に、しゅーとめは、泣く泣く諦めてきたのです。

 

しゅーとめを病院に連れて行く際、車の中で、何度となく聞かされたのは...

 

「お父さん(=しゅーと)に毎朝送り迎えしてあげられるって言ったのに、

(免許を)取らせてくれなかった」

 

「息子は、周りをちゃんと見ずに運転しそうで、危険だからダメって言うの。

そんなことないのに」

 

「友達はみんな持ってるのに、私だけ持ってない」

*決してそんなことはありません、持ってない人の方が多いくらい?

 

等の愚痴話でした。

 

これが、驚くことに、アルツハイマーになってからも、ずっと続いたのです。

上記のような愚痴話も、再々聞かされましたが、驚くことに、「もうここまで

来たら、執念だわ」としか、言いようのない発言まで飛び出したのです。

 

それについては、次回お話しします。

しゅーとめの執念 Part2につづく...

 

頭からすっぽり着脱でき、介護が便利!

 

 

 

血糖値計測器の進歩たるや! Part1からつづく

 

血糖値計測器も進化しています。

1日3回のぽちっと採血をせずとも、計測器をかざすだけで血糖値が測れる

時代になったのです。

 

ただ、そのブーム?が起きていたのは、と言うか、起こしていた?のは、

しゅーとめのかかりつけの病院だけ?で、いわゆる「高度急性期医療」を担うと

される、各県で言う「県立○○病院」や「○○大学病院」等のいわゆる大病院でも、

入院時に、「話は聞いたことあるけど初めて見た」と言われることもありました。

 

その、大変便利な血糖値計測器ですが...

アルツハイマーのしゅーとめにかかると、単なる「異物」に成り下がるようです。

 

前回もお話ししましたが、1日3回の「ぽちっと採血」の変わりに、

腕に「センサー」と呼ばれる白い機材を腕に刺すのです。そしてこれを、

2週間に1回取り替えます。

 

このセンサーを使い始めた頃は、「何これ?」と尋ねられることもあり、

そのつど説明をしていたので、何となく違和感を感じても、頭のどこかで

理解できていたのでしょう。

たいした問題も起こることなく、介護する我々としても、その便利さだけを

享受し、満足していました。

 

しかし、何年か経ち、しゅーとめの症状が少しずつ進んできた頃、問題が

起き始めたのです。

 

起きている間は、腕に付いていることすら気になっていないように見受けられる

のですが、腕に刺されているしゅーとめとしては、何かしら気になるところが

あるのでしょう。寝ているときに問題が起こるのです。

 

横向きに、しかもセンサーのついた腕を下にした時に違和感を感じるのか、

何週間かに1度の頻度で、朝起きると、保護テープを上から貼って取れにくくした

はずのセンサーが、テープをはがされ、隣のタンスの上にそっと丁寧に

置かれています。

 

このセンサー、ちょっと汚い話になりますが、高いんです

そのセンサーを取り替えた次の日の朝、それが、タンスの上にそっと置かれていた

時の悲しさと言ったら。

 

どうやったら、センサーをはがさなくなるだろうか?

例によって、家族会議です。

 

センサーを刺す腕の位置等を研究しながら、「ここが良いのでは?」という場所を

夫が見つけました。さらに、「病気」や「痛み」に敏感に反応するしゅーとめの

性格を逆に利用して、上から包帯を巻いてみました。

いかにも怪我をしているように見えて、用心して触らないのではないか、と言う

作戦です。

 

 

この「刺す場所&包帯」作戦は、結構うまくいきました。

それからは、センサーをはがす回数もかなり減りました。

一安心です。

 

しゅーとめが施設に入所した今も、この「刺す場所&包帯」作戦は継続中ですが...

やはり症状が進んでいるのでしょう、この作戦も段々、効果が薄れて来ました。

また、センサーをはがす回数が増えてきたのです。

 

また、そろそろ新しい対策について家族会議すべき時期かなあ...

 

本日中、限定価格で発売中!

 

 

 

しゅーとめが糖尿病であることはすでにお話ししました。

 

糖尿病患者は、毎食前、必ず血糖値を測る必要があります。

指先に細い針を刺して、ぽちっと、小さな血の玉を作ります。

それに血糖値計測器のセンサーを当てて、計測します。

 

ただ、この方法には何個か問題点があります。

 

糖尿病には、末端への血流が行き届かず、神経障害などを起こしたりする

症状があり、そのため、しゅーとめも手の痺れなどに苦しんでいました。

そこへ、1日3回のぽちっと採血です。

指10本、順番に針を刺すようにしているのですが、なかなか血の玉が出来て

くれない時があるのです。無理矢理に出して計測しても、一定量の血液がないと

計測不可となってしまうので、注意が必要です。

 

さらに、ぽちっと採血用の針、アルコール消毒綿、計測用センサーは、

毎回、新しいものを使いますから、当然ゴミが出ます。

外食など行くと、医療用器具なのでゴミとしておいて帰るわけにも行かず、

持って帰ることになり、このゴミも自宅では捨てられず、結構面倒です。

 

そして、個人的見解ではありますが、最大の問題点が、この血糖値測定が

定点観測的である、と言うことです。

仮に「250」と言う血糖値でも、上昇中か、下降中かも判断出来ません。

さらに、「250」と言う血糖値が、何が原因で起こっているか、実は、間食を

したのか、前回の食事が糖質過多だったのか、それも判断が出来ず、本人の

申告に頼るのみです。

 

これらの問題点を(概ね?)解決してくれたのが、新しい計測器です。

 

 

写真のように、腕に貼り付けてある白い機材が、先に説明した「ぽちっと採血」の

代わりとなるもので、1回で2週間使えます。

 

もう、指先に血の玉を作る作業をしなくて良いのです!

 

これだけでもたいした進歩ですが、さらにすごいのが、写真中の、手に持っている

計測器です。これは、腕の白い機材にかざすだけで、8時間前までの血糖値を

読み取ってくれて、その動きをグラフ化してくれます。つまり、

 

血糖値の1日の動きを可視化してくれるのです!

 

正に、before→afterで「なんと言うことでしょう!」の世界です!

これにより、「○○を食べたら、血糖値が上がりやすい」とか、「あら、知らん

内に間食してるプンプン」とか、「下がり傾向だから、糖質を減らしすぎないように

食べよう」等の判断材料が得られ、食事の工夫もしやすくなったのです。

 

これで、しゅーとめの血糖値をかなり改善することが出来ました。

 

しかし、物事、必ずしも良いことばかりではありません。

そして、それはしゅーとめが、アルツハイマー患者であることに起因するもの

なのですが...

 

続きは次回に。

 

血糖値計測器の進歩たるや! Part2につづく...

 

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