59歳、言葉を遊ぶ国語迷人?のブログにお越しいただきまして、
ありがとうございます。
東京・銀座の某区立小学校が、今春の1年生からイタリアの
高級ブランドの「標準服」を導入することになりました。
一式で4万円を超え、現行の2倍以上になり、保護者からは
困惑の声も上がっているそうです。
子どもはどんどん成長しますから、一回揃えればいいというわけ
ではありません。
不安になる親御さんがいるのは当然です。
校長は、説明が足りなかったことを詫びつつ、
「丁寧に説明していく」
とコメントしていますが、
「丁寧に説明していく」
と言いながら、肝心なことを何も説明しない
どこかの首相のようなことにならなければいいのですが。
小学生が ”アルマーニ” は ”あるまいに”・・・・
あ、大変失礼いたしました。
さてきょうは、
”こんなこと知っていましたか?” です。
さほど役にも立たないような雑学ですが、
ほんの少しだけお付き合いいただければ幸いです。
”銀ダラって?”
銀ダラは、煮ても焼いても、あるいは揚げてもおいしい魚ですが、
名前にタラがついているからといって、タラの一種かと思えば
そうではないのですね。
味や形がタラに似ているため、日本の市場での名前は銀ダラ
と名づけられましたが、本当の名前は ”メルルーサ” という
のです。
などというと、タラの偽物のように思われそうですが、
メルルーサはヨーロッパでは古くから親しまれている魚です。
今では日本でも、惣菜や給食でよく使われています。
”○○出演?”
映画やドラマのエンドロールで、「友情出演」とか「特別出演」
という言葉を見かけることがありますが、一般の出演者とは
どう違うのでしょうか。
友情出演は、文字通り監督やスタッフ、出演俳優と親しい
出演者に使われるクレジットです。
友だちだからというわけか、一般的にギャラは安めで、
まったくのノーギャラということもあるそうです。
一方の特別出演は、本来は主役とか準主役を演じるレベルの
俳優に使われることが多いのです。
大物俳優にあえて脇役を演じてもらいたい場合も、特別出演
というクレジットつきなら、脇役でも頼みやすいですし、
エンドロールで最後の方に名前が出ても、プライドを傷つけずに
すむわけですね。
ちなみに、無理をいって出てもらうわけですから、ギャラも
高めになることが多いとか。
本日も最後までお付き合いいただきまして、
誠にありがとうございました。