大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 司法解剖には解体新書を (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

 

【大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 司法解剖には解体新書を】
著者:山本巧次
出版社:宝島社
ISBN:9784299035363
発売日:2022年11月5日




【作品紹介】

佐久間由衣さん主演『時空探偵おゆう 大江戸科学捜査』としてドラマ化もされた<大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう>シリーズの最新作!
時間旅行者にして十手持ちの女親分・おゆうこと関口優佳は、現代でコロナ第2波が囁かれるなか、江戸でとある内偵を依頼される。かつて長崎奉行所の支配調役を務めていた河村という男の死に、不審の向きがあるとのことだった。調査を進めると、河村と親しかった唐物商・平戸屋も心臓発作と見られる状況で急死しており、さらには河村や平戸屋と密会していた廻船問屋の玄海屋作右衛門まで似通った症状で死亡した。連続不審死に毒殺を疑うおゆうは、杉田玄白の弟子の協力も得ながら、日本史上初めての司法解剖に向けて動き出す――。

(ブクログ/作品紹介・あらすじから引用)



【感想】 

司法解剖って明治以降の記述になるから、江戸でやるのにはかなり大変なんだなぁ。杉田玄白のお弟子さんも登場するし、サブタイトルにもあるように解体新書も出てきます。前回は長崎辺りだったけど、今回は薩摩。琉球王国からの繋がりで色々と画策していた模様。宇田川君も一緒に無茶なことするなぁと少し驚きました。多めに人が亡くなった気がします。最後のおゆうさんの推理披露は、何回読んでも好き!どこからその真実にたどりついたの?と感じるほど、私は意外でした。ちょこっと男のバチバチはあったけど、これも男心かー?とワクワクしました。
いつも後ろ側に鵜飼伝三郎さんパートがあるんですが、宇田川君を完全恋の敵認定(笑)おゆうさんは、本当に罪な女だのぉ!おゆうさんと宇田川君が未来人であることは彼の中で確定していて、なぜこの時代に居るのかを探っている段階な感じです。恋の部分も早く進んでくれないかなーと願っております(笑)
あとがきぐらいのページ数で、薩摩のある方目線の小説がありました。40年ぐらい後の話という感じで、幕末で名前が上がる歴史的人物の名前も出てきます。最後のおまけのような感じで、楽しかっです。

 

 

 

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