大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 両国橋の御落胤 (宝島社文庫)

 

【大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 両国橋の御落胤】
著者:山本巧次
出版社:宝島社
ISBN:9784800255150

発売日:2016年5月10日

 
【作品紹介】

江戸と現代で二重生活を営む元OLの関口優佳=おゆうは、小間物問屋の主人から、息子が実の子かどうか調べてほしいと相談を受ける。出生に関して、産婆のおこうから強請りまがいの手紙が届いたのだという。一方、同心の伝三郎も、さる大名の御落胤について調べる中で、おこうの行方を追っていた。だが、やがておこうの死体が発見され-。ふたつの時代を行き来しながら御落胤騒動の真相に迫る!
(ブクログ/作品紹介・あらすじから引用)




【感想】 

2巻を読むのを凄く楽しみにしていました。
今回は、ご落胤と藩の勢力争いが複雑に入り混じった感じのお話です。そりゃ、ずっと自分の子どもだと信じて疑わなかったのにある日突然、お世話になった産婆さんから「子どもを交換した」という手紙が来れば、動揺もするだろうなぁと小間物屋の主人に同情してしまいました。二つの事件が一つになった時、
伝三郎とおゆうのタッグは、本当に好きだなと思います。

ここでの解決になる糸口は、「思い込み」だと思います。人って見た目の印象とか雰囲気で、“こんな人なんだろうな~”と勝手に推測して理解した気になります。その思い込みが、この事件を何重にも難しくしてたのかもしれません。
優佳が江戸の事件のために岡山に行ったのには、凄く驚きました。実際に江戸のものが残っていたんだというびっくりもありますが、OLを辞めてから貯金もギリギリだと言っていたのにそこまで踏み入れちゃうんだなぁと思ったからです。かなり正義感の強い人なんだと改めて再認識しました。

 

 

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