三陸〜庄内旅行記 2 | 武蔵野台地調査隊

武蔵野台地調査隊

武蔵野台地の湧水と北アルプス中心の登山日記です

2日目です。

朝食もとてもよかった浄土ヶ浜パークホテル。名残りを惜しみながら宮古を発ち、山田、大迫を経て釜石へ。この間は震災復興のバイパス道路が出来ていて快適に走れました。いわゆる高規格の自動車専用国道です。対面通行ながら、全く渋滞はなし。また、これらの街並みはかつて仕事でも訪れていましたので懐かしい。

一旦吉浜まで行って折り返し、釜石の中心部へ。

釜石は四半世紀前から仕事で度々滞在していました。当時宿泊していた旅館は、震災を乗り越えて残っていました。初めてその旅館に行った日に女将さんから言われた事が今でも忘れられません。

地震が来たら裏山の階段を上がって避難してくださいね。南部訛りでした。それから20年くらい経って本当に津波がきてしまいましたが、無事でよかった。

 

釜石港に立ち寄りました。津波の様子は再三報道されました。背後に見えている髙台はみなさんが避難された場所かとお見受けしました。

 

港は静かで平穏そのものでした。

 

再建した時に津波の破壊力に負けない強い構造にリノベートされていました。

 

 

次の目的地は遠野です。

こうして地図で眺めると、2日目と3日目の移動距離は長いです。

 

河童淵を訪ねてみたら、河童がいました。

怪人っぽいですが。

 

田舎の小川ですが、本当に自然がよく残されています。ロケにも使えそう。

 

周囲は菜の花や桜が咲いていました。

 

 

河童淵のそばには伝承園。

古民家などが展示されていました。

 

雪隠しなるトイレ

砂が敷いてあり、ヒモに捕まって踏ん張るようです。

 

懐かしい木の風呂

誰か入っていますな

 

 

さらに移動です。西に走り東北道へ。一旦南下して平泉の中尊寺へ向かいました。ここは予想外に良かったです。

 

 

新緑が映えていて良い景色。

緩斜面を登っていきます。

ちょっとしたトレッキングですな。

 

木の根っこの階段?

この次あたりで、金色堂を観覧しましたが、撮影禁止でした。結構コンパクトな御神輿みたいな感じでした。

 

芭蕉さんも居ましたいました。

 

夏草や兵どもが夢の跡

 

平泉の新緑を見て詠んだそうです。

そして金色堂を訪れては次の句を詠みました。

 

五月雨を降り残してや光堂

 

平泉の原野には夢の跡の夏草しかなかったが、中尊寺では奥州藤原氏の栄華の痕跡を見たようです。

そういえば今大河でやってる道長も藤原さんですね。

 

いかにもという眺めです。

水辺とのコラボが良い良い。

 

京都や鎌倉にもありそうなアングル

 

庭を眺めながら抹茶で一息。

鳥の囀りが聞こえてましたのでホッとくつろいでいましたが、そこへどかどかと、運悪く声の大きな声の夫婦漫才のようなふたりが後から隣に来てしまい、静寂はかき消されました。彼らは抹茶ではなくアイス食べてました。

 

こんな茶店でした。

このあと、大きな池の有名な毛越寺(もうつうじ)にも行きましたが、こちらは、なんかもう一つな感じでしたな。

 

 

 

 

この日の宿泊は花巻温泉♨️です。

車を再び北上させました。

 

佳松園というこの温泉街の最深部にある旅館

 

 

夕食までじかんがあるので近所を散策

 

しかし、熊の出没情報があったとの事で早目にひきあげやした

 

 

中庭では焚き木で夜を演出

食事も期待できます。

 

 

 

夜は肉も魚もあり種類が豊富で美味しかった

 

これは朝食です。

 

つづく