2023.8新穂高温泉〜三俣山行 3 | 武蔵野台地調査隊

武蔵野台地調査隊

武蔵野台地の湧水と北アルプス中心の登山日記です

夕食後、17時過ぎに鏡平から下山していた人たちが何組かいました。夜の天候も心配ですな。わさび平まで2.5時間なんで途中で暗くなるとペースも落ちるし昨日目撃したように20時くらいにはなりますね。まだ明るいからしばらくは散策もできますが、真っ暗になってからあの登山道を下るとは危ない。



池にギンヤンマ?大きなトンボが産卵してました。最近ではギンヤンマ自体が珍しくなりました。しっかり子孫を残してもらいたいです。今回の山行では下界では見ない生き物にもたくさん出会いました。ついでにブヨにも喰われました。


ハクサンボウフウ 白山防風と書くのだそうです。


ミヤマアキノキリンソウ


オヤマリンドウ


何の実かな?


ナナカマド 七竈


鏡平山荘周辺も高山花は豊富でした。

撮影できませんでしたが、野うさぎのような小動物もいましたよ。薮に潜んでいました。

この日の晩は雲が広がり残念ながら星はあまりみえませんでした。しかし、疲れもあり、グッスリ眠れました。


3日目です。

起床は4:15ごろでしたか。朝食は5:00でした。


焼き鯖に昆布巻き、ニラ玉に高野豆腐。意外に好きなものばかり。

 この日は花街道を通って双六、三俣と進みます。お天気は曇り。今日と明日が今回の山行の佳境とばかりに、張り切って5:50に出発。

すると朝からハッピーな出会いがいくつか待っていましたよ。



いきなりのやや急登からしばらくは我慢ののぼりです。

中間地点の池塘で一息。平です。ここも5年前には水があったのですが今年は干上がってます。


まだ上りが続きます。



さらば鏡平山荘。こうして見るとかなり特殊な地形なんですね。噴火口のように見えなくもない。


葉っぱがウサギの耳に似ているからウサギ菊となづけられたそうな。まさか万太郎さん(牧野富太郎)が名付けたのかな?知らんけど。


小一時間で弓折乗越まであがれました。

去年とはえらい違いだ。昨年は鏡平山荘に泊まらず双六まで上がったら遭難級のヘロヘロだったぁ。やはり山行計画は重要だ。


まだ鏡平が見えとります。


ハクサンフウロ


これはハクサンフウロとなんか感じが違う

チシマフウロか?


双六手前の稜線でミサゴらしき猛禽類が風と戯れていました。珍しい光景なので皆さん撮影されていました。これがこの日一つ目の出会いです。


子供かな?わんぱく坊主です。


そして8:10に双六小屋に到着!

クロカンのゴールシーンかぁ⁉️

ここまで2:20、しばしの休憩です。

40分休んで8:50リスタートしました。

またやや急登でしたが、上がったらすぐに!

なんと、雷鳥さんに遭遇しました。太郎兵衛平以来4年ぶり2度目です。雲か霧が掛かっていますので、お出ましだったかな。


雷鳥さんの動画です


これがねぇ、何フウロなのか


ミヤマダイコンソウ?


雲がかかった状況でした。往路は巻道を選択。


景色は5年前と変わらず秘境めいた風景







ここは巻道唯一といえる危険箇所。視界の良い時に通りたいですな。


少し晴れてきました。巻道も意外にアップダウンがありました。ラストは三俣峠へと上りです。


結構疲れました。このあとは三俣山荘に向けて下ります。



5年ぶりに見えてきました。やはり綺麗な景色です。

つづく