立野川の水源に行きそびれていたこともあり、天気もいいので本日も調査に出かけてみました。
昨日のがっかりとは違って、本日は水源地の原地形も見ることができて面白かったです。
昨日のがっかりとは違って、本日は水源地の原地形も見ることができて面白かったです。
まずは地形図を見ていただければと思います。昭和18年の空中測量図で、この縮尺は現代版では入手が困難です。立野川の水源地は、南沢緑地の大量の水源に程近く、同じ水みちなんだろうと思えるくらいです。標高52.5mの等高線を着色してみました。
最上流端へ向かう途中の立野川は落合川の最上流端と同じような風景。
水源地は向山緑地公園に取り囲まれ守られている。北側も住宅が迫っているが畑で守備が固められている。上の地形図で、雑木林や竹林を緑、水田を黄色でに塗り絵したが、無色はほとんどが畑地である。
最上流端にたどり着く前に水たまりがあって、それより上流は渇水期の今は枯れ川であった。
地形図で、立野川の最上流端は標高が55mと、南沢緑地よりも高い。このため湧き出しはやや下流になっているのではないだろうか?
最上流端はやや広い場所で明らかな谷頭であり、竹林の崖がまさしく水源地であることを物語っていた。
この場所は守られるべきだ。豊水期にまた訪れててみたい。
豊水期の様子はこちらです。
豊水期の様子はこちらです。
向山遺跡は7000年前~平安期までにこのあたりにムラを形成し人が住んでいたあとだそうだ。住居の洞穴や、墓が発掘されたそうだ。清流が湧き出すこの地に人がすみつくのもわかる。妙音沢や等々力渓谷も同様だった。
向山の自然が幾千年を超えて今も残されていることを知れば、古代人も喜ぶことだろう。
向山の自然が幾千年を超えて今も残されていることを知れば、古代人も喜ぶことだろう。