武蔵野台地調査隊

武蔵野台地調査隊

武蔵野台地の湧水と北アルプス中心の登山日記です

最近の気象は少しおかしいかも。台風が多く、豪雨も増えた。さいかち窪は10年に一度湧出すかどうかの幻の水源といわれていたのに、ここ10年で4回(5年で4回)も湧出しています。登山でも雨に遭遇することが多いです。

話は巻き戻って夏の事、盆休みです。

前回まで書いた秋の白馬岳は、盆休みのリベンジでした。

夏には同じく栂池から入り頂上で2泊、鑓温泉にも泊まって猿倉へ下山5泊6日の行程を考えていました。しかし、今年の夏の荒天たるや、酷かった。

 

栂池に上がるロープウェイで家族2組と同乗し聞いてみたがいずれも登らずに下山との事。暗雲。

 

 

この天気予報は翌日には更に悪化してました。

当初計画では土曜日に栂池ヒュッテまで行き、日曜日に白馬大池、月曜日に稜線歩いて頂上でした。それを、1日遅らせました。日曜日に栂池ヒュッテ泊に変更。問題は稜線の強風です。1週間前に同じ稜線付近で遭難死者がでていたそうです。ヒュッテの管理さんに詳しい天気を聞いたところ、強風で無理だとのこと。

 

ヒュッテまでは上がったが、翌朝の撤退を決断。

なんの景色も望めない。でも天気には敵わない。

かなり前から計画したのに大変残念。

この天候のなか、登って行く人も数組はいました。

しかも、テント泊とはつわものです。年に一度の夏の休暇が急に暇になりましたからね。さてどうしたものか?このまま帰宅するのも何だし、温泉宿を探してみやした。空いている宿はわずかにありました。富山の温泉宿がとれました。

まずは翡翠峡にでも行くかなと。途中の川がかなり濁流でした。北アルプスは大雨です。

 

翡翠峡の代表格。明星山の展望台へ。

あの山は翡翠の塊なのかな?と思いきや石灰岩の塊とのこと。翡翠は山の下を流れる小滝川沿いに点在しているようですな。また、この山はフリークライミングで賑わっているようです。

 

ここは高浪の池。明星山が綺麗に映っています。

時間潰しで湖畔を一周しました。笑

 

車で池を見下ろせる高台へ移動。

 

お次はフォッサマグナ(糸井川、静岡構造線)の断層露頭があるジオパークに立ち寄りました。東西で北米プレートとユーラシアプレートが接しています。断層というか、地殻の境目ですね。

 

糸魚川で日本海にでて、有名な親不知子の海岸線です。断崖絶壁の際に干潮時にわずかな通路が出てきてそこを人々が通行していたようです。

今は高い位置に道路ができていて安全です。

 

 

広重が描くと写真よりも生き生きとしていますね。

 

旧北陸線の親不知隧道です

レンガ造。当時は手積みだったのですが、綺麗にできており、よく保存されています。

 

 

 

絶編沿いの国道。海からの風雪の影響か?落石または雪崩避けの屋根が見えます。ロックシェッドとかスノーシェッドなどと呼ばれる構造物ですな。

 

温泉は宇奈月エリアで選びましたが、田んぼに囲まれたもとかんぽの宿の払い下げらしく、建物や温泉が立派でした。そして、料理がすこぶる良し。

 

魚はもちろん、締めのあさり炊き込み釜飯も絶品。

 

冷酒には錫の徳利、おちょこ。

 

客室からは剱岳が展望できる好立地なんだそうですが、1ミリも見えませんでしたよ。

今年の夏、北アルプスは最後までベールが開く事はありませんでした。

秋には戻ってくるぞと祈願して、大雪渓酒造の濁り酒を買って帰りました。

 

 

これで念願が叶ったことは、既報のとおりです。
 

最終日の下山に出るところですが、高山植物の様子を少し書き留めておきます。9月の下旬は紅葉にはちと早めで、夏のように花は見られなかったです。

 

コケモモ?ではないようです。

 

イワキキョウの残党。懸命に咲いております。

 

 

ナナカマドの紅葉🍁 この樹だけ何故か紅葉してました

 

ナナカマドの実

 

ヤマハハコ

 

ハクサンボウフウ

 

話を戻して下山しますがいきなり白馬岳へ15分登りでした。

 

 

 

雲の中で霞んでいました。

 

頂上から朝焼けがみえました。

朝靄はだんだん晴れてきました。

雲は多かったです。雲の向こうは越後の山々かなぁ?

 

振り返ると白馬岳

朝方はまた昼間見たのとは違ったライティングで綺麗でした。

 

白馬三山方面です。

 
帰りは登り返しがあるものの、やはり下りが勝るので早いです。しかし脚は昨日までの疲れもあり、軽やかとまではいきません。
昨年の黒部五郎小屋往復の半分の距離なのに疲れは同等かそれ以上。しかし、行きよりかなり早いペースですすんでましたね。
 
 

 

白馬大池が近づいてきました。

 

 

雲が秋っぽいかも。

 

大池まで戻ってきました。行くときより緑が綺麗にみえます。

 

白馬大池山荘は予想よりも良くて気に入りました。小さい分機能的でした。蚕棚も鏡平山荘のように良い感じでした。

 

この時点ではやくも結構疲れましたので、しばし休憩。でもまだ9時ですから、食事摂らず水分と糖分の補給のみ。真夏とは違いあまり汗をかかないので水分は夏山時期の半分くらいで済みました。

 

往路では雨で見れなかった風景。

4連休明けで明日は会社でゆっくりできないのが名残惜しいですが、大池に別れを告げます。もう簡単には来れなさそうです。

 

行きに暴風雨で大変だった白馬乗鞍岳付近です。

さらなる歩きにくさはここからの下りでした。


こんな岩場も


大きな石ばかりで脚が疲労していきました。

転んだら流血かもしれないので注意して歩きました。


 

ようやく天狗原の木道に着いたときは、11時を過ぎていました。ほっとした気持ち。下りもかなりかかりますね。

 

 

 

銀嶺水のところで、お姉さん2人が飲めるのかなぁ?と迷っていたので、毒味役を買ってでました。

冷たくて美味しい水でしたよ。

 

湧き出した水を直接コップで掬って飲みました。

 

1230ごろ、栂池の登山口に到着しました。かなり脚が棒になってましたよ。手強い山道でしたね。

いつも行く双六方面や槍穂高方面が如何に歩きやすいか実感しました。

 

自然園の栂池山荘で腹拵えです。泊まった栂池ヒュッテのお隣です。

やはり塩分、麺類がとてもうまい。

このあと、車運転して帰宅しなきゃいかんし。

一昨年、三段紅葉を見た帰りにも寄った酒屋さんで、白馬八方黒菱という無濾過原酒を買いました。薄濁りで微発泡していて濃い味わいのヤバい酒でした。またのみたいです。

 

 

それと、途中の横川サービスエリアで峠の釜飯を買って帰りました。

翌日からは脚が筋肉痛でイタタタでした。翌々日にはさらに増してロボット状態。

四日目にぱったっと痛みが消えました。摩訶不思議。

 

我々にしては実質2泊3日での強行スケジュールでしたが充実した楽しい登山でした。

来年は黒部源流かなぁ。

 

 

 

 

 

 

話が少しバックしますが、通過してきた小蓮華山あたりでも天気が良かったからたくさん撮影してましたが、インスタ用に改めて観えていた山を精査していてびっくり。

 

 

 

 

 

 

白馬三山の眺望なんですが、白馬鑓ヶ岳に槍ヶ岳、鹿島槍ヶ岳の三つのヤリに加え、剱岳までも観えていました。

さらに、白馬岳からの眺めもまた素晴らしかった。

剱・立山からお馴染みの薬師岳、黒部五郎、鷲羽、水晶と勢揃いだったのです。

 

 

個人的にとても嬉しい眺めです。

白馬岳の頂上でもここまでたくさんの山々が観えているとは、初めてきたので分かってませんでした。剱岳、立山は把握してましたが。

 

さて前回の続きに話を戻します。

頂上では降着の女性が2人。お二人とも登頂を喜んでいて、1人は嬉しそうに白馬岳の柱に向かい、もう一人は座って泣き出しました。途中でもう登れないかと思ったかと話していて喜びが溢れたようです。気持ちは人それぞれですが、泣く気持もよく分かります。この登山道は手強かった。しばらくして、出立仕掛けた二人でしたが引き留めて記念のシャッターをお願いしました。この場でなんですが御礼申し上げます。御礼にお二人にも剱岳をバックにパチリ。

最後の下は見えている白馬岳山荘まで10分でしたが、急に右膝がキリキリと痛み出しました。頂上でホッとして30分ほど眺めを堪能して、休んでいたせいでしょうか?ついでにくしゃみで痛めた脇腹も違和感あり。すぐそこが遠く感じました。

白馬岳山荘に降る途中に山荘開発の恩人松澤貞逸氏の碑がありました。白馬村で旅館を経営する傍ら山小屋を始めたそうです。

 

 

到着してますば、展望レストランでランチにしました。

 

 

今朝、大池から出た人々はすでに皆さん到着済みのようでした。大池で同棚だったご夫妻もくつろいでおられました。我々はしんがりか?

 

ラーメン、おでんに生ビール

いつもの定番でした

受け付けの前に無事の到着を祝い、まず乾杯と腹ごしらえですな。

 

眺めは中々のものです。

同じグループの白馬大池山荘と比べてはいけませんが、桁違いの規模です。

 

 

受け付けのシステムもまるで病院か何かのようです。まず、宿泊簿に記入したら受け付けして、予約を確認され、隣の窓口に移り会計です。

この日は2畳個室をとっていました。

 

個室は疲れなくて良いです。

しかし、この季節はさぶい。暖房ないからダウンを着込みました。食堂などはストーブあるから暖かいです。

この棟には、かなりたくさんの部屋がありました。難点はトイレが遠いことかな。でも綺麗なトイレでした。

 

部屋からも剱岳が観えていました。

昼を過ぎて雲が出てきました。早朝から午前に稜線で勝負してよかった。

しばらく寝転がって休息。まだ昼過ぎ。

 

3時には再び展望レストランに行き、ケーキセット。コーヒーや甘いものがとても疲れを癒します。

コーヒーは結構するので、何なら自分でインスタントの粉末がよいです。ドリップは水分があるゴミの始末が厄介かも。

周りを見るとやはり大池山荘で同宿だった方々がいらっしゃいました。皆さんゆっくりくつろいでおられるようです。

 

受け付け棟には椅子やストーブ、フリーWi-Fiがありました。あとコンシェルジュ的な相談デスクもありました。天候や注意事項もしっかり掲示されてました。この日は前日の雨で鑓温泉の下の橋が流されたとの情報も。盆休みに計画していたルートですなぁ。

 

夕食は一巡目。17:00。最盛期は四巡目まではあるようです。食堂は別棟で、ツインルームなどがある棟だったようです。

鶏のクリーム煮や煮物は美味しかったです。

受け付け時にはプラス3000円で展望レストランのビーフシチューディナーを味わえるとの案内もありました。

 

 

食堂に続く廊下にサイン色紙がたくさん。

これは山女日記の工藤夕貴さん。田部井淳子さん、YouTuberのヤギちゃんなどのサインも。

 

夕食後にはちと寒かったけど、夕景を眺めてみました。

夜は疲れていたのでかなり早く寝てしまいました。

寒かったから布団に潜り込んだ感じ。19時くらいから気持ちよく寝ていたかも。

 

翌朝、朝食は5:00。かなり混むかなと思いましたが、弁当にした人が多かったようで、大した混雑ではありませんでした。

定番のマスの塩焼きにお焼きも。納豆、海苔もあり。

のんびり準備して6時少し前に出発です。

ガスがかかっています。

 
つづく

実は出発する日の朝、駐車場からクルマを出そうとしてて若干変な姿勢で不意に激しいくしゃみが出たんですが、これが良くなくて右脇腹というか肋骨最下部を軽く痛めてしまいました。確か一昨年は左側を捻って外科でレントゲン撮ったら肋骨が折れてました。今回はその時ほどはひどくはないですが、小蓮華山に着いた頃からなんだか登りの負担のせいか痛み始めました。幸い弱点の膝はまだ大丈夫。

 

小蓮華山からは八ヶ岳超しに富士山までも見えました。

うっすらと最上部のみ。

 

反対側には雪倉岳の背後には日本海。糸魚川の街あたり?も見えてます。

 

 

そしてまだ白馬大池が見えてました。

晴れると意外に綺麗。

 

ちなみに2013年夏はこんなに綺麗でした。

イメージ 6

盛夏は緑や残雪が綺麗です。快晴の青空も水面に映えていました。

 

 

話を戻して、

白馬岳(右)と杓子岳、鑓ヶ岳が正面にドカンと!

白馬岳を上り切ったら山小屋です。

8:25頃再出発しました。

下って1時間ぐらい、この間も石や砂利で歩きやすくはないので脚が疲労していきます。

三国境(さんごくざいかい)に到着。

 

雪倉岳への分岐もある。三国というからには?

調べたら長野、富山、新潟でした。新潟は意外な気もしますが、さっき見えた日本海は糸魚川市だから新潟県ですな。

 

ざっくり左が富山県、右が長野県、上が新潟県

ここでも休憩しました。

 

この先は最後の登りですが、なかなか脚が進みませんよ。少し登ると剱岳の勇姿が見えてきました。

かっこいい山です。

 

そして、更にヘロヘロで登っていくと、草紅葉が綺麗。汗は出ないから夏よりはまだ良いか。

 

背後には剱岳・立山の山並み

そしてこの草紅葉の中を

ラストスパートに苦しみながら登り切りました。

10:50白馬岳に到着。5時間を要しました。

昨年の新穂高温泉から黒部五郎小屋は片道20キロ、今年はその半分なのに同じくらいの疲労感。

実質往路1泊と昨年は往路3泊の違いはありますが、登山道の歩きにくさの違いかなと。

隊長記念写真

 

 

隊長は2ショット目の記念撮影。

 

偶然立っていた登山者をパチリ。剱岳の勇姿とともに。

ここで腰掛けてしばし眺めを堪能してから白馬岳山荘に下りました。

 

頂上からはもうすぐ下に見えるのですが、この下で膝やら腿が突然悲鳴をあげて痛みやした。

つづく

大袈裟ですが真夏の雨登山とは違い、命がらがらの白馬大池到着でした。盆休みからわずか1ヶ月で朝晩は平地の真冬の気温になっていた。白馬乗鞍岳付近は遮るものがなく吹き曝しなので低体温症の危険があったのです。

到着時に年配のグループが疲弊して白馬岳まで行くのをキャンセルしてここに泊まらせてくれと頼んでいました。風雨が強くて疲弊したのでしょう。

 

ストーブが入るくらいに寒い。

冷えた身体を暖めるために温かい中華丼1500円と味噌汁500円を注文して食べました。ちと高めです。ランチメニューには他カレーライスと焼きおにぎりがありました。ラーメンやうどん、そばはないです。

 

綺麗な廊下。階段も大きめでとても昇降しやすいです。この日は満室でした。

 

2階の蚕棚でなかなか快適でした。

 

窓から見える大池はまだガスのベール

この日はずっと雲の中にいたようです。

 

まだまだ続々到着人たちが見えます。

明日が晴天予報のため計画変更した人もいたかと思われます。

 

夕食は17時から。ハンバーグでした。

夕食後は食堂が談話室として開放されました。そんな中、何と19時頃に4名のグループが山岳救助隊に伴われて到着。かなりお年寄り達のようでこの寒さの中よく無事だったものだ。玄関にスタッフが駆けつけて温かいお茶を直ぐに飲ませていました。相当寒かったのではないでしょうか。部屋の中にいる我々でもダウンを着込んでいましたから。

消灯は21時でしたが、それより前には布団に潜っていました。

翌朝起床は4:30ごろの予定でしたが、3時頃には目が覚めたので、トイレ行って外の天気を見に行くと。

よく晴れていました。なんと、スマホで写りました。オリオン座がはっきりと。気分良くして再度布団に戻りました。

 

昨日とは違って大池が綺麗に生えています。

 

 

テント場も埋まっていたのですなぁ

昨日は見えなかった白馬岳に続く山が朝日に照らされています。モルゲンロート

 

朝食は5:00からでしたがゆっくり始動。

2巡目の5:20にしんがりで食べました。

出発は5:50頃。

 

少し登ると大池全体が見えました。

10年前は盆休みに大池まで日帰り登山しましたが、山は緑で残雪もあり秋とは違った眺めでしたね。

 

いきなりですが、雷鳥さんの一群に遭遇。ファミリーでしょうか?朝食。

 



 

 

更に上って大池とはしばしの別れ。

 

ひとしきり登りきると、視界が開けて白馬岳も見えできました。左隅に写っている岩っぽくてやや白っぽい山です。

 

 

出発から約1時間の7時頃に船越の頭付近でしたが、ここまでの坂道を雷鳥坂と呼ばれているのだそうで、6羽もの雷鳥に遭遇しました。2羽以上は初めてです。

 

もう少し登ると白馬岳がグンと近づいてきましたが、まだまだこの先がとても長かったです。

右が白馬、左が杓子岳です。杓子岳の背後には白馬槍ヶ岳。白馬三山が勢揃い。上り続けてへばりながらも眺めに癒されます。

 

小蓮華山手前でまたもや雷鳥さん。お山の大将ですなぁ。

 

 

 

更に上り続けます。稜線なんで登りだけではなく下りもあります。

てことは当たり前ですが、帰りにも登りがあるのだ。なんてことを考えながら進みます。

そして、8:10に小蓮華山に到着です。

 

つづく