夫の古稀に寄せて | 新たな風の時代で生きる

新たな風の時代で生きる

個人的忘備録。
60代から残りの人生かけて感謝の気持ちで
人生経験を積んでいきます。

本日、夫の誕生日。

めでたく70歳を迎えました。

古稀・・であります。

 

いつの間にか、年取ってしまって。

そういう自分も年取ったしΣ(T□T)〣

 

結婚生活いろいろあった43年間。

失業や、倒産など、何度かあり、仕事に縁がない人と思いながら

子育ても金欠で借金まみれで

アル中で肝臓やってガンにもなって

見合い結婚でこれか~と親を恨みもしたが

そう思ってきたけど

なんのなんの・・気が付けば現在もアルバイトで家にお金入れてるし。

 

シニアになった私は若い頃と考え方が多々変わってきた。

正社員で年収高くても定年後、家でゴロゴロして

奥さんが鬱になってるご家庭もある。

 

我が家は夫が

57歳で正社員なるものを終え(会社が傾いたため)

その後、バイト生活だが気が付けば70歳になった今も

働いているのだ。年金はかなり少ない。

しかも工場系で働いてたのがバイトではお客さん相手の

スポーツ系遊戯場なので社交的になってきた。

そう、無口で会話にもならなかったのに

よく話すようになった。

 

相談にもならないほどの夫で愛想がつきた!とブチ切れ

離婚して出ていこうと何度も思ったほどの貝旦那が

嘘のように明るくなった。

環境が変われば人間も変わる・・・

 

アル中も病気になってから飲まなくなった。

アンタ、死ぬよ。それでも飲むの?手術またする?

それが合言葉のようになり自分の体を大事にするようになったが

世の中、長く生きてくると何があるかわからない。

 

人生1度きりなら、思い切り違うところにいこう!

そう博打のように開き直って、貯金もなし借金もあったが

怖いものなんかないくらいの度胸で30年住んだ家を売り、

そのお金を頭金に新しい環境に移り住んだ。

ろくなことしかなかった場所、家、その町内

まるで体から何か憑き物がおちたかのようにスッキリした。

新しい家に入った時、自分の人生でこんなことが起きるんだ!って

魔法にかかったようだった。地獄から天国みたいな気分。

 

息子夫婦が同居してたので

当然、頭金以外は息子がローンを背負う。

ただし、住宅ローンの半分を夫と私が出している。

毎月8万のローンなのでお互い4万づつ。

更にほぼ生活費の7割くらいは私が面倒みてきた。

(嫁は病弱で働けず)

私も働いてたので転居し13年間は毎月計15万くらいは

応援してきたことになる。

気が付けば1000万以上も家に入れてるのだから

逆に貯金もできたはず・・Σ(T□T)〣

 

古稀の誓い。

夫にもう、自分達を優先に生きよう。

残りの時間を大事に貯金もしよう。

そうしないと、息子たちも甘えてばかりになる。

残った借金は40万、さっさと払えばいいのだけど

これで借金ともサヨナラかーと思うとあえてダラダラ払ってる。

苦しかった時のことを忘れたくない思いもあった。

山田邦子も同じこといってたっけ・・

でも、年内か年明けに完済させてしまおう。

夫とも、あとどんなに長くても20年一緒にいれればいいのだろう。

早ければ10年ほどか?

 

転居して夫婦の間には我が子のような可愛い犬がいて

去年天国に逝ったが、2代目の可愛い犬を夫は溺愛している。

夫の知らなかった一面を犬を飼ったことで知った。

初代も2代目も溺愛して犬にとっても優しい。

今も逝った子の仏壇に好物をそっとお供えする夫だ。

 

夫婦、死ぬまで一緒にいないとわからない、見えないものがあるのだと

最近思うことがあるようになった。

 

今夜は古稀祝いを予定している。

派手なことも温泉に行くこともできないが

好きな食べ物と、お小遣い増しでいいかな。

 

自分、64年間生きてきて、

今がやっと幸せと思えるようになった。

頑張ってきて良かった、そう思える今である。