逝った姑へ、学びをありがとう。 | 新たな風の時代で生きる

新たな風の時代で生きる

個人的忘備録。
60代から残りの人生かけて感謝の気持ちで
人生経験を積んでいきます。

雨が続いて体調もイマイチですが

全国で線状降水帯による被害にあわれた皆様に

お見舞い申し上げます。

 

悲しい事故事件をニュースで見るたび胸がつまる思いですが

私も、10年間お世話してきた姑が7/8に朝、逝きました。

90歳でしたが86歳から施設に入り4年間で

静かに逝きました。

 

気が付けば10年間・・もうそんなに立ったのか?

振り返れば早い気がします。

80歳すぎから90歳までの間

度重なる入院、デイサービスの通い、宅食

トイレのこと(オムツをはずして放置)

ゴミ箱に嘔吐、あわない服を着て背中を出して歩いたり

認知症、背骨湾曲などなど・・・

一杯一杯あったけど、今は思い出です。

 

無事に通夜、葬儀と行い少しだけ落ち着いたところです。

6月初めごろに、そろそろ危ないので様子を見に来てほしいと

施設から連絡がありました。

コロナで施設は面会できずにいましたが

毎月1回、お菓子などもって通っていました。

コロナ前は毎週通ってました。

 

6月からは最後が近いこともあって面会させてもらい

7/5夕方寝てる姿を見て、いつもと違う・・そう感じました。

8日朝には連絡があって息絶えていたと。

 

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夫の兄夫婦が少し離れた地域に住んでいるので結局、二男夫婦の夫と私が

お世話してきたのですが、すぐに義兄夫婦に連絡しました。

姑が掛け金してあった葬儀社に連絡して家族葬になりました。

義兄が姑の姉妹は誰も呼ばなくていい、と押切り

結果、義兄夫婦+夫と私、あと姑の孫たちで計9名だけ。

 

掛け金など引いてもらえるものは引いて

結果53万+お坊さまなどにかかる費用20万ほどで費用はすみました。

その葬儀社の家族葬の1番安いタイプです。

 

それでも多くのお花で予想外に満足できました。

お互い持ち出し金はなし。姑が残してくれた費用で賄えました。

義兄は姑が住んでいた家の処分もこれからあるので

少しでも姑の預金を使いたくない様子でした。

大きな家で、多分・・姑の残したお金では賄いきれないと思います。

これから兄弟で相続のこともあるだろうし。

 

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亡くなる2週間ほど前に、姑用にネットで京都の呉服屋さんから

安い1万ほどだけどMサイズで仕上がってる着物があり無地で地模様のある

綺麗な紫の着物を買いました。

棺の中に入れてあげるものです。

 

亡くなった顔があまりにも痩せて口もとじれませんでした。

でも納棺師さんが、その着物を姑にかぶせてくれて

棺も布張りで紫色にしたことで

とっても綺麗にイイ感じになってホッツとしました。

 

10年間、お世話をしていろんな思い出がありますが

今となっては本当に勉強させてもらった、感謝の気持ちです。

嫁、姑ですから、40年の間にはいろいろあったけど

最後には「お義母さん、ありがとう」

そう深く思っています。