さぬき市寒川町神前脇
稲の葉先が田園を渡夏の風にさやさやと揺れております。
そんな田の中に、いねの成長を見守るかのようにたたずむ祠をいくつか見る事が出来ます。
緑の田中に木が数本植えられたところに祠はあります。
祠の脇の水路にはアメンボが数匹流れに逆らって進もうとしております。
石の祠には石仏が納められています。
神様の木立の陰からしばし水田を眺めると、遠くに夏雲が浮かんでいます。
農家の庭先に赤いカンナの花が咲いておりました。
夏の終わりには、今は緑の水田も黄金色の稲穂を稔らせる事でしょう。
それまで無事にと、祠の神様が見守っていてくれます。