穴子の定点観測地では、五剣山の、人で言うと鎖骨あたりに陽が沈むようになりました。
比較的風が強く、よく晴れた夕方
薄雲が志度湾上空で自在な絵画を描いておりました。
海面近くまで下りて、しぶきがカメラにかからぬように注意しつつ空と海を撮りました。
五剣山が夕日に染まる空にシルエットで浮かび上がります。
目を移せば、小串岬の上空も薄っすらと紅が差してまいりました。
陽が落ちたあたりが赤く染まり、上空ほど白い雲。
風の軌跡を雲が見せてくれます。
しばらくすると、雲は黄金色に輝きを増していきます。
観覧席にはおやじただ一人。
束の間の贅沢な時間です。