冷たい風が吹き抜けております。
こんな日には暖かな部屋でと、古い車のカタログなどをがさごそとひっくり返していると、6ページほど
の薄いカタログを見付けました。
ALCYONE
SUBARU初のスペシャリティーカー
米国向けのイメージリーダーカーとして製作されたもので、1985年5月から日本でも発売されまし
た。当時既にTOYOTAにはSOARER、NISSANにはLEOPARDなどがあり、SUBARUは約5年遅い出発
でした。SPECも得意の4WDこそ装備されていましたが、エンジンは水平対向SOHC1.8Lと控えめな
ものでした。ただ、意匠はウェッジシェープを地で行ったもので、Cd0.29という当時としては最も低い数
値を達成していたのです。
それまで持っていたSUBARU車のイメージとはかけ離れたモデルで、おやじとしては「いったいどうし
たの?」という感覚で捉えたことを思い出します。
それでは簡単にALCYONE VRの仕様などを
全 長 4,450mm
全 幅 1,690mm
全 高 1,335mm
車両重量 1,340kg
乗車定員 4名
エンジン EA82型 水平対向4気筒・水冷OHC
排 気 量 1,781cc
最高出力 135ps
前輪 ストラット式独立懸化架 後輪 セミトレーリングアーム式独立懸架
価 格 231.5万円(4WD・VR)
販売期間 1985年~1991年