かつては何処の町にもあった小さな劇場、今ではそのほとんどが消えていきました。
今回ご紹介する脇町劇場オデオン座は、数々の消えていった劇場の中にあって、脇町指定の文化
財として生き残った昭和初期の建物です。
オデオン座のパンフレットによると
1934年に芝居小屋として建てられ、歌舞伎や浪曲などが催され、戦後は映画館になり、地域の憩
いの場として親しまれていた。
松竹、山田洋次監督の映画「虹をつかむ男」の舞台となった劇場です。
吉野川に流入する支流沿いにオデオン座はありました。
修復され、昭和初期の姿を取り戻したオデオン座
ニ階の桟敷席から見た舞台
壁には寅さんのポスターが並べられています。
舞台には役者絵が飾られていました。
おやじ、舞台に立ちました。
観客は一人も居りません。歌でも唄ってくればよかったかも・・
奈落の底です。
石積みの壁面が、らしい雰囲気を醸しています。
外に出ると青空、白雲。
暑い一日でした。