築100年以上の老房子が多く建ち並ぶ、老房子の聖地「神農街」
今日は、「五條港」というこのあたりの運河の話しについて書きます。
お暇でしたら、どうか最後までお付き合いくださいませ~
むかしむかしそのむかし、台南の赤崁樓から西のあたりは海だったそうです…。
それに関してはHermosaカフェで書いています。→*
そして、その後砂が蓄積したのもあり、五本の主要運河になったとさ…。
(中西區公所より)
この運河の流れるエリアは「五條港」と呼ばれ、商業が盛んなにぎやかなエリアだったそうです。
海安路の入り口に「北勢街」と書かれた碑がたてられていますが、これはたくさんの商店が立ち並んでいた頃の神農街の名称です。
そして神農街あたりには、奥行きが長い街屋造りでふた区切り(2進といいます)、もしくは3進で、2階にも出入り口が付いている、伝統的な老房子が多くあります。
これは、このあたりが運河で、倉庫として使っていた2階から荷物を船に直接落としたから…との話を聞いたことがあります。
道幅がほんの4歩くらいしかない神農街は、運河ではなく、神農街の南側の建物の裏手に、「南勢港」という運河が通っていたようです。
(またまた中西區公所より)
倉庫にストックするのは、これから店出しする仕入れ商品なので、2階の出入り口は、私が思うに繩とかを掛けて、商品を入れるために使われてたんじゃないかな…と勝手に思っています。
そんなことを考えながら歩くのも、楽しいです。
ちなみに、海安路は10年ちょっと前に新しくできた道路で、工事の時にたくさんの伝統的な老房子がなくなっちゃったそうです…
もったいないですね…
それではまた~