台北・天厨菜館
宮廷料理系の北京料理
天厨菜館は台北の中山駅すぐにある
老舗の北京料理店です。
いかにも北京！という感じの店内です。
創業1971年。
レジのところに、外労に付き添われた
かなり高齢の男性がずっと立っておられました。
なんで立っているんだろうと
思って見ていたのですが
初代のオーナーさんだと気づきました。
店内満席でスタッフが忙しそうに
動いているのをしばらく見守って
お帰りになりました。
立ちっぱなしは疲れますよね。
そして、私がもっと気になったことは
ホールスタッフの年齢層が高い！
男女問わずですが、特に女性は
70代ではないかと思われる方もいて
貫禄ある接客はあっぱれです。
これは、台湾の老舗レストランによくあることです。
しかも、このお店の制服は
女性の年齢や体型に関係なく
スリット入りの赤いチャイナドレス。
高齢の方はチャイナドレスの下から
足とか腕とかにつけた
サポーターが見えてたりして
もう、さすがとしか言い様がないです。
こういう台湾らしいところを
久しぶりに見ました。
お料理は看板メニューの北京ダック。
時間がかかるので、最初に注文します。
ちなみに、写真のように切る前に
ローストしたまるまる一匹を見せに来てくれます。
この時に写真撮れば良かった・・・
と思うも、あとのまつり。
そして、厨房に戻って切ったものが、
また運ばれてきます。
レストランだから？
ダックの皮と肉は別々に出てきます。
屋台で買う北京ダックは
皮に肉もくっついているんですよね。
あまり買う機会がないので
それが一般的かどうかはわかりませんが・・・
義姉は「皮と肉が別々なのは
美味しくないわ。
いつも食べている○○の
お店の方が美味しい」と言います。
まあ、人それぞれ好みがありますから。
最初だけサーブしてくれますが
あとは自分で巻きます。
ここの生地はモチモチで、私は
北京ダックだけでお腹いっぱいになりました。
北京ダックがくるまでに
まずはビールのあてに
若者たちが食べたいという牛肉を。
ヘチマと貝柱は上品なお味！
この日、なぜここに来たかというと
北京ダックが食べたいとかでもなく。
家族6人でウロウロしていて
あまりにも暑すぎて、
手っ取り早く、一番近いお店で
冷たいビールを飲みたかったからなんです。
結果、十分冷えました。
天厨菜館に来たのは25年以上ぶりだった・・・
結婚当初は日本の友達を
大きなレストランに案内することが多く
こちらにも来ました。
考えたら、どこも老舗ばかり
それだけ自分も年を取ったってことだわ～。
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