1986年来台。歯科技工士。台湾の歯科レベルを向上させると言う使命を胸に来台。2004年からTV局の友人にスカウトされ、瀬上剛IN台湾と言う番組の司会者を任せられる。2011年迄続くこの番組のお陰で台湾をほぼ回った。台湾を一番知っている日本人と巷では言われるが、代わりに日本の事が浦島太郎に成ってしまった変な人。（笑）
皆さんは南北東西と言う言葉を台湾で聞いたことが有りますか？日本人の人には全く見当のつかない物ですが、これは日本で言う乾物の事です。台北市の西北川沿いにに大稲埕と呼ばれる地区が有ります。ここは昔から港で栄えた地区です。港から沢山の荷が入って来ました。昔の事ですから冷凍食品などは勿論無く、ほとんどの食品が長期保存出来るように、乾燥して保存されていました。これらの乾物を保存販売するために発達した場所が迪化街と言われています。ここは私も良く利用する場合です。来ると必ず購入するのが、日本では高級食材のカラスミです。日本に一時帰国する時は必ずと言って良いほどここで購入して帰ります。台湾の物は大きくて質も驚くほど良く、とにかく値段が安い！これを親戚や、お世話に成った人に送ると必ず喜ばれます。(^_^)v他には、日本で言うスルメイカや乾燥貝柱等も良く購入しますます。興味の有るところでは、乾燥ナマコや乾燥アワビ等、超高級食材も有るのですが、日本に持って行っても誰も料理出来ないと思うので、未だに購入した事はありません。
日本人の私にしてみれば、たまに来る乾物屋みたいな所ですが、地元の台北市民はと言うと、年末(ここでは旧正月)になると、道路を歩行者天国として車を一切締め出して買い物天国と化すのです。店の軒先には試食出来る物がズラリと並び物凄い人達でごった返します。それもほとんどが主婦の方達ですから、試食するは、値切るはで、大賑わいです。いや～そんな生易しいものでは有りません、まるで戦場のようです。（笑）この時期私も良く行くのです。主婦でも無いのに何故って？旧正月ってお店がお休みに成るので、家でゴロゴロしながらテレビ見る位しかやる事が無いので、酒の肴を求めて買い出しに行くのです。この時期は品揃えが豊富で、お菓子やチョコレート等も店頭に並びます。味が心配ならば試食をしてから決めれば良いし、重宝します。
この近所には永楽市場と言う布を専門に売る市場が有ったり、月下老人と言う縁結びの神様が祭ってある霞海城隍廟が有って、一日楽しめること間違いなしのオススメスポットです。