26年目を迎え 国外主題館の規模さらに拡大 2012台北国際トラベルフェア(ITF) | 台湾観光のブログ

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今年26年目を迎える第20回2012台北国際トラベルフェア(Taipei ITF)は10月26日から29日まで台北世界貿易センター一・三館で開催される。今年は国外主題館の規模がさらに拡大し、今年日本館は昨年に引き続き100ブースを超えて106ブースで日本各地の魅力を披露する。



台北国際トラベルフェア(Taipei International Travel Fair、Taipei ITF)は1987年に台北松山空港外貿展覧館で挙行されたのを皮切りに今年は26年目を迎える。当初、当フェアは二年に一回の開催だったが、台湾観光の発展とともに、1997年には台北世界貿易センターに会場を移し、1999年からは毎年の開催となった。今年はちょうど第20回目を迎え、世界貿易センター展覧1・3館を舞台に盛大に開催される。

昨年から世界貿易センター一館のみならず三館へも会場を広げ、四日間に25万1231人の参観者を数えた。現場での取引金額はNT$15億元、ニュース報道は6万秒(19時間)、平面・ネット報道は2千件に達し、報道の価値は換算すると1億元以上と新記録を樹立。


今年は国外主題館がいっそう充実する。日本館は昨年よりさらに拡充して106ブースに達し、次いで韓国26、マレーシア20、香港16、マカオ15ブースと続く。国内では宜蘭県が49ブースと最多。次いで農委会47、苗栗県40、台北市および台東県が各20ブース。

会場の区画を見ると、世界貿易センター一館は総合観光館で、アジアパシフィックゾーンおよび欧米アフリカ中東ゾーンに約60か国が出展するほか、また航空/交通運輸ゾーン・旅行社ゾーン・自治体ゾーンがある。世界貿易センター三館は人気のホテル/リゾートホテルゾーンで、今年はスタークラスホテルエリア・リゾートホテルエリア・温泉旅館エリア・観光農場エリアと細かく区分されている。

今年度のITFに日本から申し込みがあったブースはちょうど百ブース。これに日本航空独自の六ブースを加えると日本関係は合計百六ブースとなる。「日本ゾーン」出展者はお馴染みの顔ぶれがほとんどで、「毎年ほとんどの出展者が翌年の出展を希望し、昨年よりブースを増やしてもらったが、それでもブースが足りず、出展を断った団体もある」(社団法人日本観光振興協会の村上旭氏)というから、出展者の評価は高いようだ。今年は新たに来年の「日台観光サミット」の開催地になっている三重県やJR西日本が初出展するほか、今年3月に鹿児島-台北線が就航したことから、九州観光振興機構とは別に南九州(鹿児島・宮崎)のブースも設けられる。




「台北国際トラベルフェア」は、見本市に即売会の要素も加わっているため、観光地のPRや商談だけではなく、一定の条件を満たせば、一般の消費者にもパッケージツアーや航空券などを会場で販売できるようになっている。主催者の発表によると、昨年は4日間で推定15億9千万元(約41億5000万円)の売上げがあったというから、かなりの効果が期待できる。「今年も多くの日本向け旅行商品が販売され、直接的な誘客につながるものと確信している」(前出の村上氏)。



また、今年は新たな取り組みとして、ITFの開催に合わせて、台北市内で日本に関するさまざまなイベントも展開される予定だ。そのひとつが、27日、28日の両日にITFの会場になっている台北世界貿易センター展示ホール1号館の2階で開催される「Phoenix Japan」だ。北海道と東北各県の観光物産展で、物産品の販売、名物料理の試食、伝統工芸品の実演販売が行われるほか、27日にはすぐ隣の台北101ビル広場でさんさ踊りなどの伝統芸能も披露される。ITFの会場を訪れたついでに足を運んで、台湾にいながら北海道と東北を満喫できるようになっている。過去のITFでは見られなかった新たな試みだろう。こちらも楽しみである。





台湾観光市場急速に成長 今年の出国者は一千万人突破の見込み
台湾観光産業の成長は目覚ましく昨年の出国者は908万人に達し、今年度上半期はすでに五百万を超えている。台湾の人口は2300万人で、およそ2.5人に1人は出国している計算だ。日本が昨年1700万人の出国で、およそ7人に1人といわれるから、台湾の旅行熱がうかがえよう。そうした背景には台北国際トラベルフェアなど旅行博の成功がある。毎年メディアに大きく取り上げられることから市民の海外旅行への関心はきわめて高く、同時に台湾の魅力も世界に発信している。


開催情報
期日:2012年10月26日(金曜)-29日(月曜)
会場:台北世界貿易センター展覧館一館(台北市信義路五段5号)
                            三館(台北市松壽路6号)
お問い合わせ:02-2597-9691(台湾観光協会)
オフィシャルサイト:www.taipeiitf.org.tw/

一般参観の時間:
10月26日    正午12時から午後6時
10月27-28日 午前10時から午後6時
10月29日    午前10時から午後7時

入場料金:
大人NT$ 200 (成人および150センチ以上子供)
優待票NT$150 (120-150センチ子供・65歳以上年長者)
愛心票NT$100 (身障者および付き添い1人、要証明書)
※安全のために120センチ以下の子供様の入場はご遠慮ください




週末の台北旅行を楽しむ法則1+2+3>6



週末短期に来台されるお客様に台北市からの新しい提案:1+2+3>6とは・・「「1」枚のチケットで「2」泊し、「3」万円で台北「6」大コースを体験する」というもの。東京から台北松山まで約3時間。松山空港はすでに市街地のなか。二泊三日の台北ツアー。1日たった1万円で、お好みのままに台北風情を満喫できる。台北市ではとくに日本からの旅客を対象に「台北旅行」APP(iOS)を提案している。「台北旅行」APPをダウンロードし、「台北旅行」観光ガイドマップを手に、携帯端末の液晶に表示される路線図のアイコンにクリックすると、AR機能がスタート。写真・映像・中国語レクチャー・最新台北観光情報がゲットできる。


お薦め六大コース
「ミシュラン推薦」:
台北郊外・北投には独特の温泉文化が根付き観光地として長い歴史を保ってきた。このたび《ミシュラングリーンガイド》により三つ星にランクされた。台北市を見下ろす陽明山への足掛かりにもなり、自然に親しむには最適のスポットだ。

「芸術と文化の感動」:
台北市では年間を通じて、ときに伝統的な、ときに現代的なパフォーマンスや展覧会が開催されている。街路樹が美しい中山北路を歩くと「光點台北」に至る。映画や展示を鑑賞したらカフェで心静かに人生を振り返りたい。

「懐かしき歴史」:
台北の町を歩くと多くの老建築に出会うことができる。一つひとつの建物には故事と歴史が秘められていて、我々を時空を超えた世界に運んでくれる。

「開運祈願の旅」:
台湾の人たちにとって、信仰は重要な位置を占めている。人生の岐路に立つとき人々はみな寺廟を訪れ、運命の声に耳を傾ける。そして希望の成就と家庭の平安をお祈りするのである。

「都会モダン風」:
台北のマンハッタンを自称する信義区には、ブティック・ショッピングモール・高級ホテルが密集し、国際観光に大きな潜在力を秘めている。MRT板南線なら台北駅から半時間足らずで、東区と呼ばれるファッション発信基地に到達できる。

「茶の香る歩道)」:
猫空には昔から茶畑が広がり、環境も心地よいところから、市民の憩いの場となってきたが、近年はアクセスもいっそう容易になった。四季を通じて風光明媚で、昼も夜も台北盆地を一望する景観は見事。