ブラジャーよ、さようなら | 60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

50代で介護職を経験し実父と叔母の援助をしながら人生初の60代を生きています。これから『高齢者』と呼ばれるようになる私たちシニア初心者のために日常の自分を通して『シニアの心得』を発信しています。共感していただけると嬉しいです。ご一緒に歳を重ねましょう!

50代でユニクロのバイトを始めた。


ちょうどその頃

『ブラトップ』という

今でこそユニクロの看板商品に上り詰めた

アンダーウェアが新発売された。


私はその商品に

いささか抵抗を感じたが

会社から、

お客様にアピールできるよう

買って試着するように言われた。


なぜ抵抗を感じたか‥


レースのブラジャーを付けているのが

美しく色っぽい女性の条件である

と思っていたため

下着自体にパットがついているような

簡易なものは

ブラを付けるのが面倒になった

オバが着るもの、

というイメージがあった。


授乳中ならいざ知らず

まだ女である以上

ブラトップなんて

私の辞書には無い、

と思っていた。


そのうち

私よりはるかに若い同僚も

試着し始めたので

仕方なく私も買ってみた。


ビキニ


一度着たら

もうブラジャー生活には

戻れなくなった。


そりゃ今でも

レースのブラジャーを付けたい。


でも

私の下着姿なんて

もう誰も見てくれない。


誰にも見せないなら

何を着てても

お構いなしだ。


今思うと

あの時私は

女からオバに移行した。


誰だって歳をとって

色々と億劫になり

楽な方を選んでいく。


そうせざるを得なくなる。


ブラジャーはもはや

私にとって

過去のものとなった。